傘を持つ女

明日天気になあれ

はたらくことのいみ?

2009年08月27日 | 傘を持つ本人
やっぱり疲れていたみたいで、
今週は吐いたり風邪っぽかったりして、早退してしまった。
具合が悪くなると、他の人に負担がかかって、みんなが調子悪くなる。
私が一番に倒れてどうすんだ?と思いつつ・・・


NPOで働くってどういうこと?
今更だけど(笑)考えさせられる出来事が最近多い。

いろんな人に毎日会って、何か伝えるのが業務のほどんどです。
スタッフ、ボランティア、お客様、NPOの会員、協働している地域の人はもちろん、
研究者、バリバリNPOや社会起業家みたいな人にも会うことがあって
いまは季節柄インターンの大学生、職場体験の中高生・・・

昨日久しぶりに会った方は、
助成金が単年度でしか受けられなかったので、
本来やりたかった活動は縮小して、働き始めたけれど、
「お金のために働く」ことと「やりたい社会的活動」のバランスが難しい。
と言っていました。

私たちの場合、
「お金を稼ぎながら持続的に社会的活動をする」というのが
ある意味目標でもあります。
「お金を稼ぐ」ことに心血を注いでいたら、
「社会的活動」のほうがお留守になるし、
逆だと食っていけないし。

人が多ければどちらにも力を注いでいけるでしょうが、
ミッションを伝えるのが本当に難しい。
特に、さっき挙げたような違った立場の人々に伝えるのは苦業ですね。
時々、旧約聖書のバベルの塔の話を思い出します。
違ったバラバラの言語を話し始める人たち。(笑)

それぞれが違ったことを考えているのは面白い。
若い人が、短い期間で「え、そんなに考えが深くなったの?」って驚かされることもある。
逆にプロジェクトの中心にいる人が、
「うっそー、ボランティアの解釈そんなんだったの~?」
なーんてテンション下がることもあるけど(実は最近。笑)

「そっか、それでもコトは進むワケね」
と逆に精神的にラクになったりすることもあるのでした。

私はそんな渦中にいて、いまちょっとネガティブなので
「自分自身のやりたいことを組織に反映できなくて苦しい。」
「自分のやるべきことが見えているのに、能力が追いつけないのが悔しい。」
「仕事と家庭の両立が困難でつらい。」
・・・でも、人と一緒に働くことはやはり楽しいし
生活をしていく為に働くことと、自己実現のために働くことの
自分の中のバランスを取るのは難しいけど面白い。

夕べは極々内輪スタッフの飲み会でした。
立ち上げ当初は、一日中一緒にいるような近さだったメンバーに
新しい人がどんどん加わり、組織自体もどんどん変容しています。
私も休んだりしていたので、久しぶり(2ヶ月ぶり)にゆっくり話をしたのでした。

怒涛の立ち上げから一年半経って、
本当の意味でのタイヘンさを味わっている。
ある部分は変わらなくて安心するような、
ある部分はどんどん変わっていって面白いような、
少し距離感が変わってきている仲間たちなのでした。

何が疲れるかって

2009年08月23日 | 傘を持つ本人
もうすぐ夏休みが終わり。
2学期制になったおかげで、夏休みがずいぶん短くなった気がする。
気がするんじゃなくて本当に短くなったもんね。

夏休みは給食がないのと、通常より仕事が忙しいのとで、
立ち止まる間もない感じ。
ずいぶん夫Mに助けてもらっていて、
子ども達が大きくなったから、送り迎えがなくなったので
楽になったととは言え、毎日毎日繰り返される次々に疲れがたまること。

決まりきった日常をこなしながら、頭の中で次の予定は?明日の予定は?
といつも考えたり、調整したり。

さらに新しいことを考える作業。
次の仕事の展開をどうするか?
誰に何をしてもらうか?
上手くいかないときは新しい方法は?

苦情や文句やそれぞれ立場の違う人の注文を聞くこと。
何を無視して、何を問題だと認めるか。
これはかなり難しい。
自分の考え方がきちんとまとまっているか?試されるので。
忙しくてほかの事と同時進行していると、
間違った判断してしまいがち。

「そんなことを毎日毎日同時にこなしているんだから、
休みの日は、せめて夕飯作るの免除させてよ~」
↑「今日の夕飯はグラタンが食べたいな~」
と言った息子Hへのお答え。
でも本当は、自分でも料理もやりたいんだよねぇ。
料理していると、頭が冴えてくることが多い。
その気持ちもありつつ
「だめだ、やっぱ疲れた~グラタン作れない~」


今日は、以前保育園でパートしていた時のことを思い出していました。
仕事を終えて、帰るしたくしながら
「毎日同じことの繰り返しって疲れるね」とぼやいていたら、
自分で会社を経営しつつ従業員の給料のために
朝晩保育園でパートしている仲間が言っていました。

「でもね~傘持さん、
上から言われた仕事だけをやってて、時間になったらお終いっていう仕事が、
一番楽なの~
人を使って、自分が何をするか考えながら働くのって、
本当にタイヘンなんだから」

いやほんとうに。よく分かります。いまごろになって。(笑)

足がボー

2009年08月20日 | 傘を持つ本人
仕事が休みの今日は、息子Hと高校の学校見学会に参加しました。
まだ中2だけど、夏休みの宿題で学校見学会に参加しなくてはいけないんだと。
しかも保護者同伴で。

せっかくなので午前と午後、家から近い別々の学校に行ってみました。
東京っていいなぁ~
回りきれないくらい高校がたくさんあるの。
私が育った福岡にも高校がたくさんあるのかもしれないけど、
実際に通える範囲では数校しかなく、選択の範囲が狭い狭い。

そして、見学会自体も趣向が凝らされ、先生の話はとても考えさせられ、
生徒の姿も見られて(というか、生徒が案内してくれたりする)
とっても面白かった。
息子Hも初めて高校を見て、いろいろ考えた様子。
しっかり考えといてね。(笑)

だけど、これを受験まで何回もやるのか~と思うと・・・
なかなかタイヘンそうです。

更に今日は欲張って、帰りの路線の美術館まで行ってしまったので、
足が棒のよう。
なんでか?夏休みのおヨソの美術館は、お客さんがが多く感じる。(笑)
明日は勤務先の美術館でも、きっとお客様がたくさんで
足が棒になるハズ。

少しずつ快復

2009年08月16日 | 傘を持つ本人
先月長期で仕事を休んだ前から、人が一人増えたことと、
私の業務内容が半分以上減ったことで、
随分早く帰れるようになりました。
そのせいか、身体がだいぶ楽になっています。

今日は2年ぶりぐらいに教会の日曜礼拝に出席。
休みの日の時間を自分のことに使えるのも、本当にありがたい。
久しぶりにたくさんの人に会いました。
教会も高齢化なので、若い人が休むと嫌がられますが、
同世代の方から、年配の方々まで温かく迎えていただき嬉しかった。

子ども達の教会学校も、ここ10年ぐらいメンバーが変わらない(笑)こともあり
暫く休んでも昨日まで一緒だったかのような仲良しぶりで
学校以外の居場所と異年齢の仲間を持っていて、
親以外に親身になって育ててくれる人がたくさん居る息子達は
ほんとうに幸せだなぁと思います。

先週から、福岡で幼稚園の先生をしていた頃の同僚や、
支援センターの時の同僚が続けて遊びに来てくれたり、
雑誌に書いたものを読んで、かつての上司が連絡をくれたり。
学生時代の友達が手紙をくれたり、教会の友人達と話をしたり。
おかげで随分とリフレッシュできました。
みんなありがとう。

気分が落ち込むことも少しずつ減ってきたように思います。
仕事量が減ったので、常に何かに追われている状況がなくなった。
身体の状態と心のバランスは、随分関係があるんだと実感しますね。
ただ、モチベーションはかなり下がったまんまです。
こればかりは無理して上げようとしても難しいです。

悲しい

2009年08月06日 | 傘のまわりで
今日は泣き疲れました。
15年来、家族ぐるみでの付き合いの一家のご主人Mさんのお葬式でした。
亡くなる2日前にお見舞いに行ったら、
もうかなりおつらい状況でしたが、意識があり話も出来ました。
明らかにご自身も死を意識しておられた様子でした。
結局その時が最後のお別れとなりました。

残されたご高齢のお母様、奥様、息子達。
特にウチの息子達とは生まれた時から、ずっと友達同士で
一緒に大きくなったような関係だったので、
涙に暮れる姿にかける言葉も無く、無言で背中をさすることしかできませんでした。

特に息子Sは無くなったMさんと世代を超えてウマが合う友人だったので
棺にお花を飾る時は涙をぽろぽろ流してのお別れでした。

具合がわるくなられて検査入院して2ヶ月余。
余りに早すぎる、思いもよらない死。
ご家族にとってもこの事態を受け入れるのにさぞ時間がかかることで
おつらいことと察します。

親として子として何も出来なくても、つらくても苦しくても
ただただ生きていなければ、と思わずにおれませんでした。

私の夏休みの宿題

2009年08月01日 | 傘を持つ本人
こんなに静かな夏休みは我が家史上初!
というのも、長男Hは朝から部活一筋、夕方帰ってきたら塾に直行。
次男Sは朝から学校のプール、昼ごはんを家で食べて夕方まで外遊び。
昼間ほとんど子ども達がいない・・・
ひょっとしたら昨年の夏休みもこんな具合だったのかも?しれないけど、
なにぶん昨年は仕事が忙しくて何も覚えていない。

朝お弁当を作って、とにかくお茶をたくさん沸かしておけば
だいたい夜までなんとかなる。
すごいなぁ~数年前のタイヘンな夏休みとは大違い。
おかげで、思った以上に自分ひとりの時間が過ごせる幸せ。

子どもって「楽しく過ごす」ことが命題みたいな風潮?ありますが、
親がサービスしなくても「楽しく過ごす」ことができる能力が大事かと・・・
暇を上手につぶす能力というか。
昔の子どもは暇が一杯あったので、その能力を鍛えるチャンスがたくさんあったんだけど。

なんにしても、部活とか遊びとか勉強とか、
夢中で迷い無く全力で楽しそうに取り組んでいる息子達を見て
迷ってばかりの私は羨ましくて仕方が無い。

こんなふうに思いがけず時間があっても、
生活のために回りの人のために、あれこれと用事を片付けたり
余計なことを考えたりが最優先。(ま、普通そうなのかもしれないけど)
自分の本分つまり「やりたいこと」を後回しにしているうちに
「やりたいこと」がだんだんわからなくなってくる。

でも、子育てや介護に追われるって事は、
そうゆうことさえ考える暇が無いとも言える。

午前中、大学の後期の科目履修申し込みで「学びたいこと」をまとめました。
こうやって少しずつ自分を取り戻していく。
いや違うかも。
むしろ自分を再び新しく作っていく。←私の夏休みの宿題。