傘を持つ女

明日天気になあれ

気持ちが上がったり下がったり

2009年07月06日 | 傘を持つ本人
1年ぶりぐらいにIちゃん家におしゃべりをしにお邪魔しました。
Iちゃんは、長男Hが幼稚園に通っていた頃のママ友で、
私が専業主婦時代も、夫のうつ病時代も、早朝保育園で働いていた時代も
子ども達のことも、義母の介護のことも全部知る、気を遣わない間柄です。
Iちゃん自身のお母さんの介護も長く険しい道のりです。

互いに子どものことや、親のこと、近況を話しているうちに
大笑いしたり、辛い胸の内が分かって涙ぐんだり。
途中昼ごはんを作って食べて片付けて、計6時間も。(笑)

一言で「介護ってたいへん」とか「子どもの思春期ってむずかしい」なんて
ぺらっと言い合う人もいるけれど、
それぞれの抱えてるものは異質だし、感じ方もいろいろ。

Iちゃんとは、相手との感じ方の違いで自分の気持ちをかき乱されないように
ストレスをもろにかぶらないように、といった突っ込んだ話が真剣に出来る。

「どうして自分は入院しているお母さんに会いにいけない時、
必要以上の罪悪感を感じるんだろう?」
「自分のタイヘンさが人に伝わらない時、自分がハッピーでいられるために、
人に期待しないで要求を伝えるにはどうするか?」
「周りの人に気を遣わないで、自分が本当にやりたいことを大切にするには、
何を捨てるか」

聴いたり話していると、互いの問題点が見えてくる。
Iちゃんが言うには

「きょんちゃんの今の仕事のポジションはホントに向いてないよね。
自分の仕事じゃないことはやっぱり無理してしない方がいい。
人と人の間を取り持ったり、みんながやりやすいように調整したりではなく、
自分がやりたいことはなにか?ということだけを考えるべき。」

本当におっしゃるとおり。(笑)
私もそうだと思います。

ところがそれができない。

そもそも今の仕事に就く前に私がやりたいと思っていたのは、
狭い意味では子育て支援だけれど
広い意味では、何をする上でもファシリテーターのような役割だと思っていました。

傾聴すること、フォローシップを取ること、協調することが得意なので
(今までの職場ではそういった役割ばかりでした。)
どんな場でも応用できそうだと思っていましたが、
実際私に求められていることは、自分でテーマを見つけること、
リーダーシップを発揮すること。
自分があれこれと考えて指示を出したり、積極的に発言すること。

ただ、それは年回りというか、何の仕事をしていても
今の私の年齢なら当然求められることなのです。
だからやるしかないなぁ。と思っていました。

それにはもう少し業務内容を整理しなければ、無理だということがよく分かりました。

また私の問題は、それを一緒にやる人がいないということで、
負担が大きいともいえます。
今の環境にいると傾聴してばかりいては、事が先に進まない。

今日のところの結論としては、
それならば、出来ることだけをやる。に尽きます。
本当はもっとこうしたら・・・というところまで見えるのだけど、
それをやったら、今回のように力が尽きてしまう。
ま、今現在モチベーションがかなり落ちていて
さらに個人や家族のレベルまで負担が及んでいるので、やはり休む以外にはないのでしょう。

ちょっと復帰が不安になってきています。
今日Iちゃんと話をして、少し安定しましたが、
とてもじゃないがコーディネートしたりファシリテートしたりする
心の元気は今は無いです。

2年前、希望に満ちてNPのファシリテーターの資格を取ったことを思い出します。
困難な道だけど、頑張れば出来るような気がしていましたが、
結局、私には全然出来なかったなー、と2年経った今、自信喪失しかなく
虚しさでいっぱい。

ただIちゃんと話をして、傾聴してもらうことでしか
立ち直れないんだな、という実感は確かにあります。
それを再びできるようになるまでどれくらいかかるんだろう。
心にシャッターを下ろさずにいられるようになるには、 
まだまだ時間がかかりそうな気がするなぁ・・・

せっかくIちゃんと話をしたのに
先のことを考えると気持ちが落ちる落ちる。
あと、職場の人や周辺の人に過去に言われた何気ない一言などを思い出して
悲しくなったり、落ち込んだり。

美術館の立ち上げに関わっていると、人からやっかまれたり
文句やクレーム、ちょっとした思い付きなど何でも言う人がいる。
守られるルールも無く、かばってくれる人も無く
一生懸命になって傾聴していたら、疲れ果ててしまった、というのもある。

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