傘を持つ女

明日天気になあれ

アンのゆりかご

2008年09月07日 | 傘を持つ本人
鼻の頭に大きな吹き出物が…
話をする誰も彼も私の鼻を見ているような気がして、結構気になるもの。
本当は気にしているのは自分だけかもしれませんが。

顔にけがをしたり、にきびが出来たりしていつも思い出すのは
「赤毛のアン」で主人公のアンが、虚栄心(この言葉よく出てくるんだよね)から
髪を染めようとして、自慢の鼻を緑色に染めてしまうエピソード。
顔に吹き出物が出来ると、ふと「私っていま調子乗ってない???」と自分で自分を戒める癖が。(笑)

今年は「赤毛のアン」イヤー。
いろんな雑誌で特集されていたり、本が販売されていたり。
今は色々情報があっていいですよね。
私が中学生の時、最初にアンに出会って、プリンスエドワード島を知った時、
なんにも情報が無くて、カナダの小さな島のことをもっと知りたいと思った。
まずしたことは、モンゴメリのほかの著作を探したことと、
中学校の図書室にあった「カナダの地理」かなんかの分厚い本を探したこと。
地理の本の中に一枚だけプリンスエドワード島の写真があって、嬉しかったけど
とっても埃っぽい白茶けた写真で少しがっかり。でも道が本当に赤くて驚いたことを
とてもよく覚えています。

訳者の村岡花子が大好きで、アンの翻訳をしたのが戦後間もないと知った時、
どうやって戦時中に翻訳を続けたんだろう?と思っていました。

このたび村岡の孫(私とほぼ同世代)が書いた「アンのゆりかご」という著書を読んだ。
その辺の詳しいことや、彼女の波乱万丈(?)というのか、豊かな文化人との交流や、クリスチャンとしての生き方がとっても面白く、
私に最初にアンを教えてくれた叔母に、その本を早速贈りました。

ひょっとしたら、キリスト教に入信する下地は、村岡花子にあったのかもしれない。なんて思えた一冊。

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