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2023.10.24(火)徴兵検査

2023-10-25 04:06:27 | 365日
日本には徴兵制度と言うものがあって、1873年(明治6年)から1945年(昭和20年)まで存在した国民皆兵を原則とした兵役制度である。1896年(明治29年)生まれの宮沢賢治は、その当時では満20歳の男子が徴収され、陸軍では2年間、海軍では3年間の軍務につく必要があったもの。20歳に達した成人男子は全員徴兵検査を受けることが義務付けられており、賢治は盛岡高等農林学校の学生だったため徴兵検査は猶予されていたが、卒業後の1918年(大正7年)4月に研究生(在学中は最大25歳まで徴兵検査は延期される)になったものの、あえて徴兵検査を受けたようです。結果は第二乙種合格(抽選で外れた者、いわゆるくじ外れ)で兵役免除に。その頃は日露関係が緊迫しており、賢治はまだ召集されるのではと希望を抱いており、シベリア出兵を意識していたようです。
何故に賢治は出征に前のめりだったのかと言うと、学校を卒業すれば花巻の実家の質屋を継ぐことが既定路線で、家業は賢治にとって誇るべきものではなく、実家に戻りたくない気持ちがあったかもと。また、自分も戦うことに無関心ではいられない感覚があったのではないかと。
ちなみに、徴兵検査対象者は内地の男性で、北海道、小笠原、沖縄居住者は徴兵が免除されていました。太平洋戦争末期には国民義勇隊(防空および空襲被害の復旧などに全国民を動員するために作られた組織で主に 本土決戦 に備えるもの)として15歳から60歳までの男性、17歳から40歳までの女性が対象になったようです。

《今日の血圧》左から高、低、脈拍、計測時刻となります。かっこ書きは先週の高の数値です。
朝:158(149)99 54 4:25 昼:124(137)73 86 13:10 夜:130(136)80 84 19:20

【今日の一枚】元実家に舞い降りた鳥です。人の気配を感じると直ぐに飛び立ちますが、望遠で撮ってみました。
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