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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

最後の一人で忘れ物!

2025年04月01日 12時07分14秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨日は手術数が少なめだったので、使用された器具類が続々と運ばれてくることがなく… 「今のうちにやっておこう」と思った作業を進めながら待機している時間が長かった。そんな感じだったのだが、最後の手術が弊社の閉店時間(というのかな?)までに終わらなかったので、みんな帰ることになり… 私だけが残って滅菌機の終了を待ち、そこから器具類を取り出すという必勝パターン(敗戦処理?)となった。

我が職場には、病院の廊下に接する出入口が“病院関係者も通る洗浄室へ続く大きな自動扉A”“事務所のオートロック式ドアB”“更衣室と滅菌室へ続く一般的な手動式ドアC”の3つがある。最後に帰る時には、AとCを内側から施錠して着替えた後、作業場の中を通って事務所へ戻り、Bから廊下へ出ることになる。

これまでに何度もやってきたことなのだが、昨日は… 廊下へ出た時、更衣室にセキュリティーカードを忘れたことに気が付いた。が、「ま、いっか。明日の出勤時に関係者通用口からは入れないけれど、表玄関が開いているから問題ない」と思って歩き始めたのだが… すぐに「ん? 待てよ。セキュリティーカードがないと、通用口を開けられない。病院から出られないではないか!」と気が付いた。

一瞬「事務室で朝を迎えるか?」と思ったけれど「いや、カードがないと事務室にも入れんがや!」と気が付き、徐々に焦り始める私… 「仕方がない。看護師さんに助けてもらおう」と考え、階段を使って手術室フロアへ上がったのだが、手術室の看護師事務室には誰もいなかったので断念… 他の部署の誰かがタイミングよく退勤してくれれば一緒に出られるのだが、そんな人がいつ来るかなんて分かるはずもなかった。

「あ、そうだ。病院には救急外来の出入口があるはず… きっと、入ってくる人間はチェックされるけれど、出ていく人間はチェックされないだろう。堂々としていれば大丈夫!」と思って救急外来の方へ… 連続する2つの自動ドアがあり、その間の壁に窓口があり、そこから警備員がこちらを見ていたので、私は軽く会釈して無事に通過… 怪盗が変装して現場から立ち去る気分を味わった。(次回は不審な動きを見せて、捕まる気分も味わったらどうだ?)


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