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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

松井の安全確認指導法!?

2012年12月15日 22時29分55秒 | バス運転士

先月の“モニターによる採点シート”が渡されたのだが… 今回は56点、51点、43点だった。2枚目と3枚目は、シートの書き方と筆跡がまったく同じなので、同一人物だと思われる。今回、私を担当した2名の“先生”のチェックは厳しいものだった。と言っても… “ショッカーの首領”の命令に忠実なだけなんだろうけど…

厳しいチェックというのは、例えば「まもなくバス停を通過します」の“まもなく”がなかったから0点だとか、行き先などを言っていても“系統番号”を言っていなかったから0点だとか、バスと擦れ違う時に挙手はしていないけれど“頭を下げていた”とか… 私が子供の頃、もしも! この人たちが担任の“先生”だったらグレてたかもしれないなぁ…

さて、それらについて言いたいことは多々あるけれど… 今日のところは置いといて… その他の“重要項目”として「交差点左折時には、横断歩道の手前で必ず一旦停止して、“(横断)よし!”と呼称すること」がある。そして… まぁ、とりあえず… やってみようと思ったのだが… 出来なかった。

私には、無意識のうちにやっているクセがあり… 今回、初めて気付いたのだが… なんと、交差点の右左折時には“歯を食いしばっていた”のである。もちろん、歯が砕けるほど強くはなく、あくまでも軽くではあるが… 「よし!」と言おうと思った時、その事実に気付いて驚いた。まさか、そこまで不器用だったとは…

なぜ、そうなってしまうのか考えてみると… 私はしっかりと見ているつもりではあるが、常に「本当に大丈夫なのか?」と半信半疑のまま右左折しているので、ついつい力が入ってしまっていると思われる。バスの運転に限らず、テニスでも何でも… 昔から「余計な力が入り過ぎ!」と言われ続けて約半世紀… 今更、治したくても治らないでしょう。

正直なところ、ちょっとショックであったが… 「それだけ真剣に見ている証拠だ」と自分に言い聞かせて納得している。考えてみれば… そもそも「よし!」と呼称する必要はないのである。そんなのは“バスの運転士をやったことがないモニターが、その運転士が安全確認をしているかどうか採点しやすいように”言わせているだけのことである。

本当に安全確認の指導をしたければ、「よし!」と“言ったかどうか”をモニターがチェックするなんてことではなく… 例えば、“視線追尾システム”を利用して、個々の運転士の交差点右左折時の視線の動きを記録してみるのも面白いと思う。それを、指導者と運転士が一緒に見ながら「そこでこっちではなく、先にこっちを確認した方がいいだろう」などと指導するのである。

で、で、で、記録しておいた松井の視線をチェックしていたら… 指導者が「うむ、横断歩道へ向かって歩いてくる女性を確認… こら! 胸元で視線が止まってるぞ!」「あ、今度はミニスカートの女性… 脚に目移りしたな!」「次は、まさかの… お婆ちゃんのうなじに視線集中!?」「おいおい、余計なところばっかり見てないで… ちゃんと安全確認しろ!」なぁ~んて言われてたりしてね。ハハハ…