シネモンドで「1秒先の彼女」観ました。 公式サイト
消失的情人節(My Missing Valentine) 2020年台湾映画 監督:チェン・ユーシェン
シャオチー :リー・ペイユー(パティ・リー)
グアタイ :リウ・グァンティン
ウェンセン :ダンカン・チョウ
台湾では7月7日が七夕情人節(チャイニーズバレンタイン)だそうですよ。
郵便局員シャオチーは子どもの時からなんでもかんでもワンテンポ早い。
かけっこはフライイング、ダンスも合唱もずれている。写真を撮るとシャッター切るときにはいつも目をつぶってしまう。現在アラサー。
もうすぐ7月7日がやってくるのに一緒に過ごす彼もなく、後輩ペイ・ウェンの彼氏自慢がちょっとむかつく。
ある日通りかかった公園で「タイエビダンス?」を踊っているグループを発見。遠巻きに見ながら一緒に踊っていたら終了後講師のウェンセンに声をかけられた。
ウェンセンはシャオチーの職場へ来てくれて、口座開設やら生命保険の契約をするよ、と言ってくれ、時には手作り弁当を届けてくれ、優しさ全開。
バレンタインを一緒に過ごすことになります。
バレンタインの日、イベント会場へいくとウェンセンはいないし、閑散としていてなにかがおかしい。
「バレンタインデーは昨日だった」と知るのですが、消えた1日はどこへ行った???
さて、郵便局に毎日のようにやってくるひとりの青年。バス運転手のグアタイ。
必ずシャオチーの窓口で切手を買って手紙を1通送る。あて先は決まってどこかの私書箱(切手の裏をべろんと舐めて貼るんですけどスポンジとか切手濡らし器とかおいてないのねん、と思いました。)
グアタイは子どもの時からワンテンポ遅い。
じゃんけんすれば「後出しずるい」と言われるし、映画の爆笑シーンもひとり遅れて笑ってる。
なんだかドンくさいヤツなのです。
映画の後半、シャオチーが休暇を取って探し始めた「消えた1日」にグアタイが何かしら関係がある、というのが見えてきて、グアタイの秘密も明かされていきます。
そしてシャオチーが失くした思い出も・・・・。
不思議で可愛くて幸せなラブストーリー。
グアタイがシャオチーを連れて行った海辺の町の風景が本当に美しい。
ダンス講師のウェンセンが「ちょっとアルコ&ピースの平子に似ている・・・・」と思いながら観ていたのですが、途中で
「はっ、この人 ”僕の恋、彼の秘密(17歳的天空)” のダンカン・チョウだわっ!」と気が付いた。
なんかちょい悪風でやたらと調子がいい役なので一瞬わからなかったけど、ダンカンだわ~
はい、「僕の恋、彼の秘密」の台湾版ジャケット。左のカレはトニー・ヤン。
不思議で可愛くてちょっと泣ける映画かも。機会があったらぜひ!オススメです。