イリオモテ旅日記

旅の途中で足止め。引寄せられたか?引寄せたのか?出逢と発見、楽しいと感謝。島で過ごす時間で感じたことを綴ってます!

観察会

2009-08-20 23:57:01 | 島 りく
昼は海 夜は空。

やまねこ学級が主催しているフィールド学習が行われました。

夏の新月の大潮干潮時に開花するウミショウブの花。
実は、夏だけでなく4月位から11月頃まで数は少ないですが、開花はするそうです。
まずは雄花の切り離しから↓

雄花・雌花それぞれ別株となっていて、雄花の場合は海底にカプセルあり
そこに400個ほどの雄花が入っているそうです。
小さな気泡と共に、水面へと切り離される雄花たち。
水面で待ち受けている、雌花の元へとはしります。
(この写真は7月の日記の写真を参考にしてください!)

そして、受粉成功した雌花は翌日には茎がらせん状にとクルクルと曲がるそうです。
彼が持っているのは、2か月前に受粉した果実↓

バネ状に草に巻きついて、流れないようにするためなんだそうです。
海面へと行くためではなく、むしろ海底に近い方へと留まるためとか。
フックの法則。。。引っ張られる力に対応するために。。。賢いですねぇ~~

そして、育った果実の中身↓

10個ほどの種が入っています。マングローブの種とよく似てて
果実の中ですでに発芽した状態まで育つそうです。
2~3か月で果実が割れて種が散布されるそうですが、
その時にはすでに種は光合成ができるようになっています。
中には、果実のまま流されるものもありますが、(遠くへ散布)
割れたものは白い薄皮がついていて、皮が付いているうちは浮力があり流され
皮がなくなると海底へ沈むようになっているそうです(近くへ散布)

開花から受粉、そして種ができて散布するところまで。
ほんとうに、賢い植物だと改めて感心してしまいました~
自然が作り出す不思議には、驚きと感動がいっぱいですよ!!



そして・・・夜は星空観察会。
八重山の星空のすごいこと。改めてこちらも認識できました~~
皆さんが見てる星空。瞬いてますか?
西表での星は、瞬いていないんです。。。そのクエスチョンはまた今度(笑)
何に感動したかって、星空ももちろんですが

はやぶさ 宇宙へ イトカワ そして地球へ

2003年に打ち上げられた小惑星探査衛星はやぶさ 
予定より、3年遅れて来年2010年6月に地球へ帰還予定です。
人間の英知も素晴らしい。。。私たちはどこまで行くことがきるんだろう。。。
広い星空を眺めながら、未知の世界を予感しながら見ていると
いつもより、広くて大きく感じた夜空なのでした。。。

関西出身の講師の方のおかげで、とても楽しくて笑いが多い星空観察会でした~
☆☆子供たちも喜んでいましたよ☆☆