大仏さん。

休みだったので、そして大仏さんの近場に野暮用があったので、ふらふらと散歩に出かけました。
大仏さん。
昨日、美容院で大仏さんの話をしたのもきっかけだったかもしれないが。

大仏さんを見ていたら、ゴロゴロ雷が鳴り始め、ザンザン雨が降りだした。

蓮の鉢があり、葉っぱがニョキニョキしていたので少し興奮したけれど、近付いてみたら、なんだか花の時期はとっくに終わっていたようだった。レンコンを半分に切ったやつが緑になっちゃったみたいなのがニョキニョキしていた。

とっとと退散して昼寝をした。

大仏さんの後姿。

美容院。

美容院に行って来た。

髪を切って白髪を染めて。

いやいや、急に我慢できなくなり、飛び込みで行ったのだ。予約なしで。
いつも急に我慢できなくなる。
つか、髪を切るのに、予約を入れるのは、私のバイオリズムに合わない。
髪はいつでも急に切りたくて我慢できなくなるのだ。
あと、白髪も、急に見て見ぬ振りできなくなる。

閑古鳥の鳴いている美容室。

何年か前に通っていたのだが、どうにも接客が悪くなってきた。

接客の丁寧な、つまり、一人の客に時間のかかる美容師さんは、冷遇されている風だった。
髪を切りに行って、前髪の苦労について話していたら、カットもいいけど縮毛矯正もいいですよ、前髪だけなら前髪に矯正かけて、カットはまあ、矯正の後のサービス的な感じにしましょうか、そしたらカットだけとあんまり料金かわらないし。
と言って矯正かけてもらったら、どうも他の店員がその人に厳しく当たっているようだった。
予約もしていないのに、矯正かけたら、時間が延びるから、そりゃそうでしょうけどね。

前回、急に白髪が我慢できなくなった時に、おそるおそる「予約してないけど大丈夫ですか？」と言って、下手に下手に出ていたのに、無言で染め始められ、カチンと来たけど我慢したよ、と思っていたら、鏡にとてもカチンと来た顔の自分が写ってて、びっくりした。こんなに怒りジワが出ているのか、と。

だからあんまり通わなくなっていたのだ。

ただ、通りがかりに覗いてみたら、だいたい閑古鳥が鳴いている。

我慢できなくなって予約なしで髪を切ってもらったり髪を染めてもらったりするには打ってつけの閑古鳥のなき具合だ。

だからたまに行っていたりもしたよ。

今日も、我慢できなくなったので、何の期待もせずに行きました。

そしたら、なかなか、うまい具合の接客のお兄さんがやってくれました。
少し年齢が高いのですが、さすがの会話のごまかし具合。
占い師になっても、うまいこと喋れるんではないか。
相手(客)の話を生かし。
うまいこと引き出し。
微妙な共通点を生かし。
深くは突っ込まず。言いたくないなら、自然に言わなくていい感じ。
だけど、喋りたいならどうぞ。的な。
喋れば乗っかり。
うまいな、会話。あのお兄さん。

勢いでテンション上がり、髪の毛の話をして、お任せで切ってもらいました。
だいたい気に入ったとは思うんですが、なんか、仕上がりを見ると次課長の井上さんを思い出してニヤニヤが止まらない。

ただ、会話の途中でご近所さんなコトが判明し、最寄のコンビニが同じことも判明し、もしあのお兄さんを見かけても気づかないフリをしてしまうな。

臍を噛んでいます。

あまり縁のない言葉に接した時の返しとして
「ナニそれ。・・・食べ物？」
と言おう言おうと思っているのだけど、いつも忘れる。

「結婚は？」
「ケッコン・・・。ナニそれ。・・・食べ物？」

注意しなければならないのは、私には縁のない高級食材。

「ウニ・・・。ナニそれ。・・・食べ物？」

今日、臍を噛んだ言葉は「ドニチガヤスミ」。