グローバル・タックス研究会 ~Study Group On Global Tax~

貧困のない、公正かつ持続可能なグローバリゼーションのための「グローバル・タックス」を提言する、市民研究グループです。

オスロ国際会議に向けてのプレスリリース

2007-01-02 | 国際連帯税&リーディンググループ国際会議
     


プレスリリース 

2006年12月28日

         開発のための革新的資金源に関するオスロ会議
                  2007年2月開催
           - 国際連帯税の動きが加速しています -

オルタモンド
(特活)世界の医療団
日本リザルツ

「開発のための革新的資金源に関するオスロ会議」(Oslo Conference on Innovative Finance for Development)が、ノルウェー政府主催により来年2月6日、7日に開催されます。ついに9月UNITAID発足という形でスタートを切った国際連帯税について55カ国以上の政府代表、国際機関、NGOが話し合います。主なテーマは、1)航空券による国際連帯税や通貨取引税(CTT)などの革新的資金源についての討論、2)その税の使途先であるUNITAID(ユニットエイド)等の現状と拡大に向けての討論、です。

「開発のための革新的資金源に関するオスロ会議」
日  時 : 2007年2月6日、7日
場  所 : ノルウェーオスロ ラディソンSASプラザ・ホテル 
参  加 : 55カ国の政府代表、国連をはじめとする16の国際機関、NGOなど約40団体

第1回の「開発のための革新的資金源に関する国際会議」は、2006年2月フランス政府主催のもとにパリで開催されました。その後7月ブラジル政府主催によるブラジリア会議、そして今回のオスロ国際会議へと引き継がれています。現在連帯税導入を表明している「連帯税実施国」は20カ国で、これに加えて将来の導入を検討している「開発資金源に関するリーディング・グループ」が45カ国あります。

■開発のための革新的資金源とは、
政府開発援助(ODA)を補完する財源として構想された資金源で、航空券に小額の税をかける国際連帯税や、国際為替取引に課税する通貨取引税など、従来の国家の財源を介さずに直接国際機関へ資金が導入される資金源です。その使途は世界の貧困解消を目指すミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けられることになっています。現在、フランスやブラジルが中心となって進めている航空券に小額の税をかける国際連帯税で集められた資金が、UNITAIDという医薬品購入のための国際機関の主財源として使われています。
  
■UNITAIDとは
 2006年9月にフランス、ブラジル、チリ、ノルウェー、英国の5カ国を創設国とし、クリントン前米国大統領が主宰する財団やWHO(世界保健機構)等の強力なサポートを得て設立されました。UNITAIDは、エイズ・結核・マラリア関係の医薬品を長期に大量に購入することにより、またジェネリック(コピー)薬の供給拡大により医薬品の価格を下げ、途上国の患者感染者に安く治療薬を提供する国際機関です。史上初めて国際連帯税による税収を導入した国際機関として注目を集めています。
        
     オスロ国際会議の詳細については、オルタモンドまで問い合わせください。
     オルタモンドは本会議にノルウェー政府から正式に招待されているNGOです。

     〒110-0015 東京都台東区東上野 1-20-6 丸幸ビル3F
     Tel: 03-3831-4993  Fax: 03-3834-2406





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