グローバル・タックス研究会 ~Study Group On Global Tax~

貧困のない、公正かつ持続可能なグローバリゼーションのための「グローバル・タックス」を提言する、市民研究グループです。

フランスとドイツ、金融取引税を1年前倒し実施を提起か

2011-12-22 | トービン税/通貨取引税/金融取引税
                写真は、フランス国民議会(ブルボン宮殿)

フランスのNGOから、Market News International(本社:ニューヨーク)のウェッブ記事が送られてきました。

それによりますと、フランスとドイツは来年(と言っても来月ですが)の1月23日(のユーロ圏財務相会合)に、ユーロ圏での金融取引税(以下、FTT)につき、それを「2013年には実施できる」ように提案する、とのことです。

ご承知のように、9月28日に欧州委員会はEUと参加国に対し、2014年よりのFTT導入を提案していました。しかし、英国の反対が強いことから、フランスとドイツはEUからではなくユーロ圏からFTT導入を行うこと、その場合2013年から行うこと、という方針を固めたようです。


France, Germany To Present Financial Tax Plan In January
フランスとドイツ、1月に金融税計画を提示

2011年12月14日水曜日

フランスとドイツは、2013年に実施を目標に、1月23日に金融取引に関するユーロゾーン税のために共同提案をすると、フランスのフランソワ・バロワン蔵相は水曜日(12月14日)に言いました。

その目標は課税ベースに関して来年の前半の間に合意に達することで、それは「できるだけ多く」の税収を得るために「できるだけ広い」(課税ベースで)なければなりません、と大臣は下院(国民議会)で発言しました。

来年末までには、新しい税が2013年に「実施中で」あるように、税収の配分に関して合意を得なければなりません、とバロワンは付け加えました。

世界的なレベルでは、G-20諸国の間での金融税に関する議論はメキシコの議長の下でも続く、と彼は言いました。そして、バラク・オバマ米大統領が金融面での貢献について「原則的に」受け入れたことに対して注意を促しました。

「この議論はますます盛んになりつつある」と、彼は言いました。

原文:
https://mninews.deutsche-boerse.com/index.php/france-germany-present-financial-tax-plan-jan-baroin?q=content/france-germany-present-financial-tax-plan-jan-baroin

なお、EUROPOLITCS というウェッブサイトにも同様の記事が載っています。

Financial tax: French-German initiative
http://www.europolitics.info/business-competitiveness/financial-tax-french-german-initiative-art321290-8.html 

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