遅ればせながら浦沢直樹さんの『プルートウ』第4巻を読みました
アトムがあっさりとプルートウに負けて(?)お亡くなりになったようです(??)
展開は原作とは違いますが。ウランたちを助けに行ってプルートウと闘うことになって負けてしまうんですね。
原作ではアトムは10万馬力という設定で、100万馬力のプルートーに当然の帰結として敗北します。
浦沢さんのほうでは、そういう説明は出てきていませんが。
世界最高峰のロボットであるアトムの死は全世界に報道され、今回の主人公ユーロポールのゲジヒトさんもショックを受けていました。
この『プルートウ』では少年ロボット、アトムではなくユーロポールの刑事ロボット「ゲジヒトさん」が主人公。
ゲジヒトさんの消された過去、ロボット3原則を無視して人を殺したロボット、暗殺される科学者たちと何者かに破壊されていくスーパーロボット、良く分からない原因で始まった過去の戦争等々、謎が絡み合って進行します。
この世界、ロボットたちは通信回線で繋がれており、スーパーロボットたちはお互いの異変時にはお互いがデータを送りあっています。
手塚さんの時代には思いもしなかった時代だよなあ。
いや、手塚さんの原作でも通信はし合っていたようにも思いますが・・・・・・。
しかし、よくよく考えてみると、今の時代、もしくはもうちょっと先の時代は、何かアクシデントがない限り、浦沢ワールドの通信事情より進んでいるんじゃないかなあ。
ロボットたちは甲殻機動隊ワールドの人類のようにもっと緊密に繋がっちゃうんじゃないかなあと。
でも、それって面白くないよね。
さらに言えば、その設定では全く違うタイプのストーリーになっちゃいそうです。
浦沢ワールドは手塚ワールドより地球は狭くなっているけど、我々の想像より感覚的には広いようです。
ロボットたちは完全に個として独立していて、お互いの繋がりはそれほど緊密ではなく、いつでも使える通信機を内蔵しているだけという感じです。
私のようなアナログ人間でも想定の範囲内みたいな。
原作では10万馬力のアトムはプルートーに負け、生みの親である天馬博士に改造してもらって再度闘うというストーリーだったと思います。
浦沢アトムも、他のロボットたちと違って破壊されていなかったので復活するのでしょう。
天馬博士も怪しく登場しましたし・・・・。
手塚さんのキャラクターでは間久部六郎みたいに微妙な立ち位置にいる天馬博士。
ロックは完全な悪役にもなるから、ドクターキリコに近いだろうか?
悪い人なのかなんなのか、天才なのは間違いないんだけど、彼の行動原理は正義ともヒューマニズムともかけ離れていて、アトムの前に時々現れては物語を新たな方向に展開させて去っていきます。
主にアトムにとっては良いほうに進むのですが、色々な理由でアトム世界の良心(?)、御茶の水博士を悲しませます。
さて、今回、最後のスーパーロボット、光子エネルギーで動くエプシロンが登場しました。
原作のイプシロンくんは、手塚さんの描くハンサムロボットで、とってもあなたっていい人ね!な善良ロボットくん。
「イプシロンはねえ、手塚さんの描くハンサムロボットだったんだよ」と言うと
たまちゃんのちいちゃいおにいちゃんがすかさず「浦沢のハンサムで描かれてるじゃん」。
エプシロンは浦沢さんのハンサム顔で登場しました。
でも、原作のイプシロンくんは子供を庇って抱きあげようとした両手だけを残して、プルートーに壊されちゃうんだよねえ。
お気に入りだったのに、子供心に悲しかったです。
あの当時から美形好きだったし
プルートウは目だけでなかなか全貌を現さないし。
今回は出てくるのかなあ、と思っていたのでちょっと残念でした。
ロボットは憎しみで人が殺せるか、ということがキーワードのような今回のお話。
さて、浦沢アトムはどういう結末を迎えるのか。
原作どおり悲しい結末なのかなあ。
ところで、アトムは紛うことなくロボット漫画で、原作はロボット同士の戦いが見せ場のひとつだったと思うのですが・・・・・、浦沢直樹さんはそういうのが苦手なのか、そんな場面はスルーされています。
怪獣、ロボット、それに戦闘場面大好きな私には少々物足りない。
もうちょっと頑張ってください浦沢さん。
「浦沢って、自分の力量を知ってるんじゃないの?」
は、たま兄小のセリフでした。
アトムがあっさりとプルートウに負けて(?)お亡くなりになったようです(??)
展開は原作とは違いますが。ウランたちを助けに行ってプルートウと闘うことになって負けてしまうんですね。
原作ではアトムは10万馬力という設定で、100万馬力のプルートーに当然の帰結として敗北します。
浦沢さんのほうでは、そういう説明は出てきていませんが。
世界最高峰のロボットであるアトムの死は全世界に報道され、今回の主人公ユーロポールのゲジヒトさんもショックを受けていました。
この『プルートウ』では少年ロボット、アトムではなくユーロポールの刑事ロボット「ゲジヒトさん」が主人公。
ゲジヒトさんの消された過去、ロボット3原則を無視して人を殺したロボット、暗殺される科学者たちと何者かに破壊されていくスーパーロボット、良く分からない原因で始まった過去の戦争等々、謎が絡み合って進行します。
この世界、ロボットたちは通信回線で繋がれており、スーパーロボットたちはお互いの異変時にはお互いがデータを送りあっています。
手塚さんの時代には思いもしなかった時代だよなあ。
いや、手塚さんの原作でも通信はし合っていたようにも思いますが・・・・・・。
しかし、よくよく考えてみると、今の時代、もしくはもうちょっと先の時代は、何かアクシデントがない限り、浦沢ワールドの通信事情より進んでいるんじゃないかなあ。
ロボットたちは甲殻機動隊ワールドの人類のようにもっと緊密に繋がっちゃうんじゃないかなあと。
でも、それって面白くないよね。
さらに言えば、その設定では全く違うタイプのストーリーになっちゃいそうです。
浦沢ワールドは手塚ワールドより地球は狭くなっているけど、我々の想像より感覚的には広いようです。
ロボットたちは完全に個として独立していて、お互いの繋がりはそれほど緊密ではなく、いつでも使える通信機を内蔵しているだけという感じです。
私のようなアナログ人間でも想定の範囲内みたいな。
原作では10万馬力のアトムはプルートーに負け、生みの親である天馬博士に改造してもらって再度闘うというストーリーだったと思います。
浦沢アトムも、他のロボットたちと違って破壊されていなかったので復活するのでしょう。
天馬博士も怪しく登場しましたし・・・・。
手塚さんのキャラクターでは間久部六郎みたいに微妙な立ち位置にいる天馬博士。
ロックは完全な悪役にもなるから、ドクターキリコに近いだろうか?
悪い人なのかなんなのか、天才なのは間違いないんだけど、彼の行動原理は正義ともヒューマニズムともかけ離れていて、アトムの前に時々現れては物語を新たな方向に展開させて去っていきます。
主にアトムにとっては良いほうに進むのですが、色々な理由でアトム世界の良心(?)、御茶の水博士を悲しませます。
さて、今回、最後のスーパーロボット、光子エネルギーで動くエプシロンが登場しました。
原作のイプシロンくんは、手塚さんの描くハンサムロボットで、とってもあなたっていい人ね!な善良ロボットくん。
「イプシロンはねえ、手塚さんの描くハンサムロボットだったんだよ」と言うと
たまちゃんのちいちゃいおにいちゃんがすかさず「浦沢のハンサムで描かれてるじゃん」。
エプシロンは浦沢さんのハンサム顔で登場しました。
でも、原作のイプシロンくんは子供を庇って抱きあげようとした両手だけを残して、プルートーに壊されちゃうんだよねえ。
お気に入りだったのに、子供心に悲しかったです。
あの当時から美形好きだったし
プルートウは目だけでなかなか全貌を現さないし。
今回は出てくるのかなあ、と思っていたのでちょっと残念でした。
ロボットは憎しみで人が殺せるか、ということがキーワードのような今回のお話。
さて、浦沢アトムはどういう結末を迎えるのか。
原作どおり悲しい結末なのかなあ。
ところで、アトムは紛うことなくロボット漫画で、原作はロボット同士の戦いが見せ場のひとつだったと思うのですが・・・・・、浦沢直樹さんはそういうのが苦手なのか、そんな場面はスルーされています。
怪獣、ロボット、それに戦闘場面大好きな私には少々物足りない。
もうちょっと頑張ってください浦沢さん。
「浦沢って、自分の力量を知ってるんじゃないの?」
は、たま兄小のセリフでした。