今日はめずらしく連投です
24日は義母の月命日でもあり 毎月菩提寺から住職さまに読経に来て頂いてます。
今日がその日だったわけですが
リビングに型出ししようと置きっぱなしにしていた石けんを目にした住職に
「これは 何から作っているの?」と聞かれたのです。
作っているから知っているけれど
作ってなければ知りませんよね(そりゃそう)
知らない方のほうが多いでしょうし、ひとまずざっくりご紹介しようと思います。
ついでに 手づくり石けんと市販の石けんの違いも少し
Q:石けんってそもそも何からできてるの?
答えは 油脂+苛性ソーダ+水 です。
油脂には オリーブオイルやごま油など植物性のものと
牛脂やラード(豚の油)など動物性のものがありますが どちらも使います。
市販の石けんは 安く手に入る牛脂やパーム油などが使われていることが多い
と聞いたことがあります。
手づくり石けんでは オリーブ油や椿油、スイートアーモンド油、
ココナッツ油など いろんな油脂を使いますが 使う油脂によって
できあがりの石けんの使用感が変わります。
いろいろ組み合わせを変えたり、配合量を変えたりして
洗いあがりさっぱり!や しっとり・・・泡立ちがすばらしくよい!
型崩れしにくい! 刺激が少ない・・・などなど肌質に合う石けんを
つくることもできます。
Q:手づくり石けんと市販の石けんの違いは?
既述のように 油脂+苛性ソーダ+水 で作った石けんは
天然の保湿成分といわれるグリセリンを多く含んでいます。
油脂+苛性ソーダ+水=石けん+グリセリン
ただ このグリセリン、水と仲良しで 周りの水分を引き寄せやすい という
性質があるのです。
だから 湿気のあるお風呂場に濡れた状態なんかで置いておくと
周りの水分を吸って 石けんがとろとろに溶けていきます。
「買ったばかりなのに すぐ溶けちゃったじゃないか!」というクレームが
起こりかねないからかどうかは わかりませんが
市販の石けんには 溶け崩れしやすい というのは歓迎されない性質なので
市販のものはこのグリセリンを取り除いて
純石けん分(成分表示で「石けん素地」とあるもの)にしてしまい
商品として長期間変質することのないように
保存料や酸化防止剤などを加えたり 香料や色をつけたり
その他の保湿成分なんかをオプションとして あとから加えられているのです。
※最初の油脂の段階からグリセリンを取り出してから石けんをつくる方法もあります
手づくり石けんの場合は 製造過程で石けんの中に含まれている
グリセリンをそのまま残した形で完成させるので
洗ってもきしきししないほどよいしっとり感が残ります。
デリケートな肌の方は 香料や保存料、酸化防止剤などに
かゆみがでたりしちゃう方も最近はいらっしゃるようですが
手づくりの場合は 材料を自分で選べる というのが最大の魅力かな と思ってます。
好きな香りや色をつけたりデザインに凝ってみたり
使うこと重視でシンプルに徹したり
好きなように作れるのも魅力。
最初は軽い気持ちで作り始めた 手づくり石けん
奥深さにすっかりはまってしまって 気がついたら
今では教室を開くまでになってました
でも 石けん作りは楽しいです。
自分で作った石けんを初めて使うときの感動は何とも言えません。
「販売してほしい」とよく言われますが
残念ながら いまのところ販売はしていません。
(法律的な問題がありますのでね)
使ってみたい!という方は ぜひ教室にいらしてください(←ちゃっかり宣伝)
微力ながら
大牟田・柳川 なかなか実現できずにいるけれど 故郷でもある飯塚 etc.・・・
手づくり石けんの良さを伝えて広めていけたらいいなと思ってます。
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