写真は ふらつきながらも4つ足で歩き 行動が活発になってきたもなか。
サークルから乗り出そうとする姿もときどき見るようになり
・・・きっとまもなくでてきてしまいそうです。次の対策を考えないと。
さて。
最近 親子交代で 週1ペースで動物病院を訪れています。
そのうち「今日はどっち?」と言われてしまいそうな勢いです。
昨日診てもらったのは「小麦」でした。
先日の術後のおへそのあたりが ぽこっとあかーく内出血のようになっており
様子を見ていたのですが、夕方 少し出血したようになってたので
お店の閉店後、オットと一緒に病院へ連れて行ったのでした。
診断の結果は「縫合糸肉芽腫」
簡単に言うと、外科手術を受けたあと、体内に残った手術時の糸を 生体が
「異物」と判断してアレルギーを起こすもの。
縫合跡付近に 炎症が起こったり、しこり(肉芽腫)ができ それが つぶれたり、
破裂したりするもので 術後 数か月~数年後に発覚することがあるのだとか。
ミニチュアダックスが一番発症率が高いとはいえ、
他の犬種でも、まれに起こるのだそう。
小麦の場合は 表面の皮膚に穴が開いて その穴の周囲の皮膚が
少し壊死し始めている という状態でした。
出産のときの帝王切開時に でべそ(臍ヘルニア)を治して
もらったのですが、おそらくこのときに使われた糸が
体内に残る糸で アレルギー反応してしまったんじゃないか?と
考えられる という診断でした。
実は おへそ以外にも 手術跡の付近に 小さなしこりを
数日前に見つけており、先生によると 「これも気になるね」とのことでした。
幸い 小麦は食欲が落ちてるわけでもなく、元気はあるので
いったんは 抗生物質と感染防止の軟膏で数日状態の経過を見て
場合によっては 再手術して体内に残っている糸を取り出しましょう
ということになりました。
出産後、皮膚アレルギーがひどくなったのも
育児ストレス・・ではなく これが原因だったのかもしれません。
体内の免疫が 過剰に反応しちゃってるんですもんね。
手術糸のアレルギー・・・
このリスクについては まったく知りませんでした。
手術に使われる糸にもいろいろあるそうで
数か月後には消えてしまうもの とか ずっと体内に残るままのもの とか
縫合個所に合わせて使い分けられていたりもするそうです。
が、最近は このアレルギー反応が起こるケースも増えているようで
先生に見せてもらった専門書には 糸の種類によって
アレルギーが起きやすい、おきにくい糸というのも
データがでているのだとか。
ネットで検索してみても 避妊や去勢などの外科手術から数年後に
しこりが表面化したり 破裂したり とかで
大変な思いをしているワンちゃんやそのご家族が多いことに
びっくりしました。
もなか(男の子)が産まれたことで
我が家でも 最低限、小麦の避妊 あるいは もなかの去勢 しなくちゃなーと
考えていた矢先のことだったので なおさらショック。
小麦がアレルギー反応を示したってことは もなかにも可能性は大。
今後よーく先生と相談したいと思います。
とりあえずは 小麦の経過観察。
ネットで調べたところによると 体内に残る糸をとってしまうしかない という
ことばかり書かれているので 再手術の可能性は高いのだけど
でも なんとか避けられるなら 全身麻酔とか 再手術とか
小麦に怖い思い、リスクをかかえさせたくない・・・というのが本音ですもんね。
でも こればかりは判断を先生におまかせするしかありません。
小麦にとって一番よい方法を選んでくださると思うので。
避妊・去勢手術はやったほうがいい というのが風潮です。
不幸な命を増やさないこと、病気のリスクを減らすこと 理由はさまざまです。
最終的には 人間の家族の意向にゆだねられるわけですが
こういうケースもあるよ という知識を 頭の片隅に持っていることが
もしかしたら役に立つこともあるかもしれない と思い
ここであえて詳細を書きました。
何らかの外科的手術をしなければいけない場面になったときに
「体内に残らない糸(アレルギー反応の可能性の低い糸)を使うか?」ということを
担当獣医さんに ひとこと確認するだけでも
もしかしたら負わなくてもいいリスクを回避させてあげることが
できるかもしれません。
・・・とここまで書くと 小麦のことを心配されるかもしれませんが
本犬は 今のところ きわめて元気です。
授乳の際に もなかに傷口を押されて たまに「いたっ!」ってなり
授乳を拒むこともありますが それ以外はいたって普通です。
小麦のためにも そろそろ離乳させてあげなくちゃいけませんねー。
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