感染症で新規入院した高齢患者さんのビタミンB1血中濃度

Thiamine Concentrations in Newly Hospitalized Elderly Patients with Infectious Diseases at a Community Hospital in Japan Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 2018 入院時に点滴にビタミン補充をするか、特にビタミンB1について議論が分かれます。高齢者ではビタミンB1血中濃度が下がりやすく、入院中低下することが指摘されておりますが、感染症患者さんでの変化や、日本での状況がはっきりしませんでした。 今回、新規入院患者さんの入院時及び1週間後のビタミンB1血中濃度を測定し、変化を観察いたしました。 結果として入院時のビタミンB1欠乏症の頻度は1%と低いこと、一方で1週間の経過で食事量に関わらず低下を認め、低値群が発生することがわかりました。 . . . 本文を読む