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「介護もトライアスロンも楽しんで」

95歳の母を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年数回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

退院後6ヵ月後の心境

2009年08月31日 14時35分51秒 | 心臓手術その後

今日で退院後6ヶ月が過ぎようとしています。現在の心境としては4ヵ月後の時と同じです。心臓を開いての手術をしたことによる不安な要素はまったく抱いていません。ごく稀に不整脈が現れますが、連日続けて出ることはありませんので心配はしていません。もうほとんど手術をしたことを忘れかけてさえいます。

今月中旬に悪化させた腰の具合ももう殆ど回復したと言って良いと思います。なので今後はフルマラソンに向けたトレーニングに力を入れていかなければならない時期になります。当初の予定では8月28日に35キロの走り込みをする予定でいました。しかし、腰の具合のことを考えると、35キロのLSDは敢えて怪我をしに行くようなものになってしまうので、ここは潔く諦めたのです。その代わり、先日心拍計をくれたトライアスロン仲間のNちゃんと9月10日に湘南海岸まで30キロのLSDを行う予定を立てました。江ノ島までランニングし、その後ビールを飲んでお昼を食べて電車で帰ってくるのです。そして、今後は心拍計があるのでこれを最大限利用して適正な負荷の下でランニング、トレーニングを楽しみたいと考えています。

現在の心境で敢えて追加するとしたならば、このブログを通じて知り合った同じ手術をした方々やこれから手術をされる方々からのメールに出来る限りのアドバイスを送りたいと言うことです。とても深く悩んでおられる方もいらっしゃいます。心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症の手術をされた方々への現時点での私のアドバイスは、手術後は怖がらずにどんどん身体を動かして好きなスポーツを続けましょう。スポーツが苦手な方々へは、ウォーキングでもいいので積極的に身体を動かし、スポーツを楽しみましょう。それが元の元気な心臓に回復させるベストの方法だと思っています。じっとしていては心臓は回復せず衰えていくだけだと思っています。

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手術後初のプールへ

2009年07月16日 13時34分54秒 | 心臓手術その後

今日は仕事が休みです。2日前に思いついたことですが、今日大和スポーツセンターの屋外プールに泳ぎに行ってきました。

朝9時40分ごろにプールに到着。子供達の夏休み前なので、案の定プールの利用者は10人もいませんでした。手術痕が気になるだろうと考えていましたが、そんなことよりも一刻も早く水に入って泳ぎたい気持ちがとても強くなりました。さっさと着替えて、いざプールへ。昨日からうだるような暑さです。プールの水もまったく冷たさを感じません。気持ちの良い水温です。

Img_0695

〔プールはご覧の様にガラガラでした。帰るころにやっと、プールの中に8~10人程度、プールサイドで甲羅干しの人が同数程度になっていました。〕

プールで泳ぐのは10ヶ月振りぐらいでしょうか。久し振りに泳ぐ時はいつもその水の重たさに閉口するのが常です。泳ぎの筋力が衰えていて、一カキ一カキする度に「うっ!水が重い!」となり、また50mも泳ぐと息が上がるのです。暫く泳ぎ続けないと自然な感じで泳ぐことが出来ないのが常でした。

ところが、びっくりしたことに、今日は初めからスイスイと泳げるではありませんか!!!水が重く感じることもなく、またいきなりの泳ぎなのに息が上がることもありませんでした。いやぁ~、これはビックリしたなんてもんではありません!!!!

手術を受けて元気な心臓になったからですか?えっ!?水泳ってこんなに楽なもんだったっけ???

私は30歳を過ぎてからトライアスロンがしたいがために泳ぎ始めた人間です。それまでは顔を水につけないでの平泳ぎで、25mを泳ぐのが精一杯でした。クロールの息継ぎなんてまったくできなかったのです。それがトライアスロンに出るのだ!!と決めてから近所のスポーツクラブで人の泳ぎを見ながら、見よう見真似で泳ぎを覚えた男です。その甲斐があってか、1年半後ぐらいにはクロールで2km以上を泳ぐことが出来、伊豆大島のトライアスロン大会にも参加できる様になりました。しかし、子供のころから泳いでいたのではありませんので、速く泳ぐことはできませんし、水に対しての恐怖心も抜けた訳ではありません。トライアスロンの3種目の中で泳ぎが一番の苦手種目なのです。

ところが今日は、いままでの泳ぎとは違うことを実感してしまいました。何ででしょう!?

トライアスロンの大会に参加していた時はまだ不整脈を感じたり、動悸・息切れを感じてはいませんでしたので、心臓手術をする前と後の違いではない様な気がします。

今日はトライアスロンのための練習ではありません。手術後のリハビリ(手術痕を人前にさらす)を兼ねた息抜きです。初めから力が抜けていました。リラックスした状態の上に、本当に純粋な気持ちで泳ぎたい!と心の底から思って泳いだのです。最近のランニングの量も影響しているのでしょうし、今日の様にゆったりな水泳中の呼吸なら、術後の心臓にとっては屁みたいなものだっだのかもしれませんね。

今日は夕方から子供達とのマラソンの練習会も予定しています。なので、今日は800m程度をゆったりと泳いだだけにしました。また近い内に2km程度を泳ぎに来ようと思います。

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梅雨が明けましたね

2009年07月14日 16時15分34秒 | 心臓手術その後

関東地方も梅雨が明けましたね。いよいよ夏本番です。普通のビールが飲みたいので、気分だけでもと思い、ブログのデザインの絵柄をビールに換えました。

夏といえば水泳ですが、プールに行くことがはばかられる手術痕のその後です。

手術跡にはその後病院でいただいた薬(デルスパート軟膏0.05%)を毎日つけています。赤くケロイド状になったところは変わりませんが、他の部分は結構綺麗になっています。

Img_0689 左の写真は今日のものです。

真ん中より下に3箇所ほど赤くケロイド状になったところがあります。他は比較的綺麗ではないかと思います。

胸毛?無駄毛?が少々生えてきていますが、傷跡にカミソリを当てて剃るのはちとためらわれますので、ムサくてすいませんが、そのままです。

長さが22cmもあるので、目立つのはいたし方ありませんね。赤くなっているところ以外はだんだん色が薄くなってきていますので、徐々にですが目立たなくなっていくのでしょう。

そしてプールですが、大和スポーツセンターの屋外の50mプールは毎年入場者がとても少ないことを思い出しました。小学生は入場できないので、何時行っても利用者は20人以下ではないでしょうか?16日が休みなので様子を見に行きながら思い切って入ってみようかと考えています。

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岡山大学病院のカテーテル治療

2009年06月29日 17時51分19秒 | 心臓手術その後

6月27日の毎日新聞の地方紙に下記記事が掲載されていたようで、今日ネットで見つけました。

心臓外科手術:岡大病院のカテーテル治療、豪のシンポで中継 /岡山
     ◇心房中隔欠損症「怖がらず治療を」
岡山大学病院でこのほど行われた心臓外科手術の模様が、オーストラリアで開かれた国際シンポジウム「心臓カテーテル治療シンポジウム2009」で、衛星回線を通じて中継された。同シンポでは、サウジアラビア、ドイツなど世界7カ国の手術室から手術の模様が中継され、同大病院は国内で初めて中継対象に選ばれた。【坂根真理】

同大は心臓手術で国内トップクラスの実績を誇る。中でもカテーテルと呼ばれる管を使った心臓手術の実績は過去4年間で、全国1000例のうち300例を執刀している。

患者は心臓の右心房と左心房を隔てる壁に穴があいた「心房中隔欠損症」の59歳と78歳の女性。手術は太ももから直径約3ミリのカテーテルを入れて心臓に到達させ、管の先端に取り付けた閉鎖栓で穴を閉じる。中継では、治療過程の細かい技術や手順などが公開された。手術は約2時間で終了した。患者は3日ほどで退院可能という。

手術を担当した循環器疾患集中治療部の赤木禎治准教授は「(開胸手術よりも)カテーテルによる治療の方が患者への負担が軽く、安全性も高い」と話す。心房中隔欠損症の2人は、生まれつき心臓に穴があっても目立った自覚症状はなく、40代を過ぎたころから、動悸(どうき)や呼吸困難などで日常生活に支障をきたすようになったという。

赤木准教授によると、国内には推計約2000人の患者がいるとみられ、世界では約5万人の患者がいるという。赤木准教授は「40歳を過ぎ始めたころから、自覚症状が現れやすい。手術を尻込みする高齢者の患者さんも多いが、放置すれば心不全で死亡する場合もあるので、怖がらずに治療を」と呼びかけている。

私のHPの「医療コーディネーター」のページにも記載いたしましたが、現在日本国内においてAMPLATZER心房中隔欠損症のカテーテル治療を行っている認定病院は19病院あります。中でもここ岡山大学病院の赤木准教授の元で行われたカテーテル治療が国内最多の実績を誇り、また最良の結果を得ているようです。

私の症例からしますと、心房中隔欠損症はその欠損孔を通じて左心房から右心房への血液の逆流が起こります。そして、長い年月の間にこの逆流が原因で右心房の肥大を起こし、その心肥大が三尖弁のいびつに繋がり、更にその結果として三尖弁閉鎖不全を起こしました。三尖弁閉鎖不全症の治療は開胸手術しか方法がありませんので、私のような症状の患者は心房中隔欠損症のカテーテル治療を受けることができません。
 
なので、心房中隔欠損症と分った方は三尖弁閉鎖不全という合併症が出る前に、早めにこのカテーテル治療をされることをお勧めいたします。

岡山大学病院ホームページ http://www.okayama-u.ac.jp/user/cvs/index.html

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手術痕

2009年06月29日 15時16分57秒 | 心臓手術その後

手術後当初は、胸の22cmの手術痕がどうなっていくのか大変気になりました。また、その変化に大変興味もありました。しかし、この傷跡が赤くなったりはしませんでしたし、外来リハビリに通っていて、心電図を取り付ける際にも傷跡については何も言われず、奥山先生の外来診察の時には傷跡は綺麗ですねと言われていました。なので、皮膚科の病院に通って薬を貰うこともせずに、放置していたのです。

先日ふと傷跡を見ますと、下の方のごく一部ですが、赤くぷっくりと膨らんでいる部分がありました。今日、近所の病院(皮膚科専門ではない)に行ってきました。

先生は、「ケロイドになっていますね」と言い、軟膏を付ける様にと処方箋をくれました。薬局に行ってその軟膏を貰う際、「●●さん、お久し振りですね。前回毛虫に刺された時にお出ししたお薬がでていますが、また毛虫に刺されましたか?」と聞いてきた。

「いえ、手術跡がケロイドになっているのでそこに塗る薬です」と応えました。毛虫と一緒かと、私は相手の問いかけにたじろぎましたが、相手も私の応えに一瞬たじろいだのが分ります。

頂いた薬はデルスパート軟膏0.05%、炎症を抑える薬だそうです。取りあえず5g1本使い切ってみるか。

Img_0652

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