アンという名の少女

これは赤毛のアンとはちょっと違うような気がしてきた。

赤毛のアンの設定を借りた、女性の自立の話なのではないか？

自立ももちろん元のテーマではあるだろうけど…　期待していた物語とは違う。

原作やアニメのアンは、もっと自然を愛し家族や生涯の友を愛し、旧弊な人々の中でも明るく生きていく少女だった。

だが、このドラマは、孤児のアンのしつけの無さ、村の差別、男女差別、などが強調され、アンが立ち向かう姿が描かれるけど、アンがやっと家族を持てた喜び、美しい村の情景は今のところほとんどない。

誰もがアンの想像する美しい湖水や桜を見に行きたいと思うプリンスエドワード島は出てこない。

アンという名の（別の）少女なのかもしれない。

もちろん、現実のあの時代は孤児の少女には過酷だったろう。

その成長がどうなるのかは興味はあるが…