どっちかっていうと暇なんですけど

あれこれ話したいことをつれづれに書きます。
ドラマの感想が主になっています。ネタバレ有ですのでご注意下さい。

殺人犯はそこにいる 「ごめんなさいが言えなくてどうするの」

2017-06-02 10:20:26 | 
少し前の本ですが、思いついて読んでみた。
すごいですよ。
もう読みだしたらやめられない。
推理小説よりすごいと思う。

筆者は、桶川ストーカー殺人事件の犯人を警察より先に突き止めた清水潔氏。

桶川ストーカー殺人は、ごく普通の女子大生が凶悪なストーカーに殺された事件。

なぜ清水氏が警察より先に犯人にたどり着いたかと言うと…

実は警察は何もしてなかったから。
被害者からの告訴状も改ざん、ほんとに何もしなかった。
だから被害者はもう絶対自分が殺されると思って遺書も残していた。

清水氏はこの事件に不信を持って調べて行ったら、この警察の怠慢(犯罪だよね)に気づいて、独自に取材して犯人を突き止めたわけだ。

そして、この本に書かれている幼女連続誘拐殺人事件も同じ。
清水氏の「なぜ?」という疑問と、「悪いやつをにがしてはいけない」から始まる。

というのは、素人目で見てもごく狭い範囲で5件の幼女誘拐殺人事件が起こっているのに、警察はそのうちの1件(松田真実ちゃん)だけで菅家さんを逮捕したのだ。

それが、いわゆる足利事件です。

清水氏は5件を連続殺人と見て行くと、どうしても菅家さんが犯人には成り得ない事に行きつく。
ひとつは証拠とされたDNA検査がずさんだったこと、それと、実は犯人の目撃者が複数いたのだ。

清水氏は真犯人に辿りつくのだが、これも警察の事情で真犯人逮捕には至らない。
清水氏が警察に名前も居場所も通告してるのに。

この過程で菅家さんは再審がなり、無実となったわけだが、それを後押しした言葉が心に残ります。

菅家さんが犯人ではないと理解した被害者の松田真実さんが、まだかたくなにそれを認めない警察に言った言葉
「ごめんなさいが言えなくてどうするの」

警察は正しくあるべき、誤っていたら正すことの勇気を持ってもらいたい。
これからも。
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三浦しをん あの家に暮らす四人の女

2017-05-24 01:35:14 | 
本の感想です。

三浦しをんはだいたい読んだ。
どれもおもしろかった。

これもネットの書評では高評価なので期待してたけど…

申し訳ないけど駄作ではないかな。

延々とどうでもいい女の話をあれこれ少女漫画的に書き連ねている感じ。
(小ネタは笑えるが)

どうでもいい感じは確かにこの作者の持ち味でもあるけど、今度ばかりは下らないというかどこにでもある話。
しかも途中から変なファンタジーみたいな語りになってるし。

この手の語り口って時々女性作家にあるよね。
妙にマンガ的な会話で話が展開する。
恩田陸とかも。
夜のピクニックとか本屋大賞だったけど良さが全然わからない。

でもやっぱり三浦しをんは好きな作家だから今後も期待します。
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