「原理講論」の誤謬と正解

原理読みの原理知らずたちへ

「蕩減」の原義

2021年06月21日 | 資料

【1】「蕩減(탕감)」の原義
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(1)韓国語辞書より
  「(負債などの)赦し」
  「負債などを帳消しにしてやること、免除してやること。借金の棒引き。」
    ★ 注:債権者の債務者に対する「赦し」の意味。
        債務者の債権者に対する「償い」の意味ではない。
    ※ 聖書及び原理講論に於いて神を債権者、人を債務者に喩えている。

(2)韓英辞典より
  <名詞>
  「remission(罪の赦し、刑罰の軽減、負債の免除)」
  「forgiveness(赦すこと、容赦、寛大さ、寛容さ)」
  「writing-off debts(負債の帳消し)」
  「cancellation(取り消し)」
  <動詞>
  「remit(罪を赦す、刑罰を軽減する、負債を免除する)」
  「forgive(罪を赦す、負債を免除する)」
  「write-off a debt(負債を帳消しにする)」
  「cancellation(取り消す)」

(3)韓国の銀行員に「蕩減」の意味を聞くと
 「百万円の負債のある人が『私には五十万円しかない』と言えば、『ではその五十万円だけで良い』と言って残りの負債を赦し、帳消しにしてやる、そういう時に使う。」

(4)金東俊神田外大名誉教授(文学博士。NHKハングル講座元講師)2013.12.22 金氏宅にて

質問者:「蕩減」の意味を教えて下さい。

金教授:これは普通の会話でも使っている言葉です。
    だけど普通の大衆は漢字は知らない。これは減らすということです。
    借金の金額を百万円を八十万にしたり、或いは百円のものを九十円にするとか、
    そういうふうに金額を減らすという意味です。
    お金を借りた人が貸してくれた人に「利息を減らして下さい」という時に、「이자 를 탕감주세요(利子を蕩減してください)」。
    貸主が「今まで利子をずっと続けてよく払って来たから今回は〇〇円減らす」と「탕감 하다(蕩減する)」。
    とにかくこれは「減らす」ということです。

質問者:貸した側が「蕩減してあげよう」ということですよね。
    借りた側は「蕩減してください」と言わなければならないですよね。

金教授:そう、そう。

質問者:貸した側が「蕩減する」と言うのであって、借りた側が「蕩減する」という言い方はしないですよね。

金教授:しない、しない。

質問者:韓日辞典には「帳消し」と書いてあります。

金教授:「帳消し」というと百パーセントなくすという意味がありますね。蕩減は百パーセントなくすという意味はなくなる。減額です。
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【2】「蕩減」における「蕩」の字義
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 漢和辞典より
 「蕩」の字義
   1.(動詞)完全になくすること。あらいのぞく。
     はらいのぞく。「掃蕩
   2.ながす。そそぐ。
   3.散る。
   4.うごく。うごかす。うれる。「振蕩」
   5.きざす。物があらわれて動き始める。
  ×6.(形容詞)ほしいまま。みだら。だらしない。…。
    「放蕩」、「遊蕩」
   7.やぶれこわれる。
   8.置く。
   9.ひろい。おおきい。「広蕩」
   10.平らか。
   11.やさしい。てがる。簡単平易。
   12.なみだつ。
   13.うつす。うつる。
   14.とろける。とろかす。(日本だけ)
 「減」の字義
   1.へる。へらす。量が少なくなる。
   2.引き算

 ★従って「蕩減」の字義は「完全になくすかへらすこと」。日本語の「減免」に近い。
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【3】韓国語版聖書に於ける「蕩減」の登場する聖句
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●ネヘミヤ10/31
「聖日にはそれを買わない。また七年ごとに耕作をやめ、すべての負債をゆるす。」
「성일에는 사지 않겠고 제 칠년마다 땅을 쉬게 하고 모든 빚을 탕감(蕩減)하리라 하였고
 →「ゆるす」が「蕩減する」となっている。

●マタイ18/27
「僕の主人はあわれに思って彼をゆるし、その負債を免じてやった」
「그 종의 주인이 불쌍히 여겨 놓아 보내며 그 빚을 탕감(蕩減)하여 주었더니 」
 →「免じて」が「蕩減して」となっている。

●マタイ18/32
「悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。」
「네가 빌기에 내가 네 빚을 전부 탕감(蕩減)하여 주었거늘」
 →「ゆるして」が「蕩減して」となっている。

●ルカ7/42
「ところが、返すことができなかったので、彼はふたり共ゆるしてやった。
このふたりのうちで、どちらが彼を多く愛するだろうか」。
「갚을 것이 없으므로 둘 다 탕감(蕩減)하여 주었으니 둘 중에 누가 저를 더 사랑하겠느냐 ?」
 →「ゆるして」が「蕩減して」となっている。

●ルカ7/43
「シモンが答えて言った。『多くゆるしてもらったほうだと思います。』」
「시몬이 대답하여 가로되 `제 생각에는 많이 탕감(蕩減)함을 받은 자니이다' 」
 →「ゆるして」が「蕩減して」となっている。
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「蕩減」の意味
 =ある債務者が多額の負債を負っているとき、債権者の好意によってその中の一部を返済することをもって全額を清算したと見なすこと。

原理講論には「より小さいものをもって蕩減条件を立てる」方法としてこの文章が載っているが、これは間違い。「蕩減」自体が「減償」を意味する言葉。
韓国では「蕩減」の意味を常識的に知る知識人、クリスチャンが多い反面、国家による漢字廃止の影響で老若男女を問わず知らない人も多い。
著者・劉孝元氏もその知らない側の一人

       「蕩減」文鮮明師による定義
       「蕩減」韓国一般の使い方
       → 漢字廃止で韓国に何が起きたか
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            【INDEX】 


[資料] 韓国語聖書に於ける「ゆるし」の訳

2021年06月20日 | 資料

文鮮明教祖自身が「蕩減」の原義は「ゆるし」と認識していることが判った。
また李相軒氏によって聖書に起源があることも判った。そうなると聖書に於ける「ゆるし」の訳し方は「蕩減」だけではないのに、何故この訳だけが使われるのかという疑問が生じる。

■韓国語聖書に於ける「ゆるし」の訳
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韓国語聖書で罪や負債の「ゆるし」「免除」は、
①「용서(容赦)」(37箇所)
②「면제(免除)」(6箇所)
③「탕감(蕩減)」(5箇所)
と訳されている。

①「용서(容赦)」37箇所

gen:18:24
그 성 중에 의인 오십이 있을지라도 주께서 그 곳을 멸하시고 그 오십 의인을 위하여 용서치 아니하시리이까 ?
たとい、あの町に五十人の正しい者があっても、あなたはなお、その所を滅ぼし、その中にいる五十人の正しい者のためにこれをゆるされないのですか。

gen:18:26
여호와께서 가라사대 내가 만일 소돔 성 중에서 의인 오십을 찾으면 그들을 위하여 온 지경을 용서하리라
主は言われた、「もしソドムで町の中に五十人の正しい者があったら、その人々のためにその所をすべてゆるそう」。

gen:50:17
너희는 이같이 요셉에게 이르라 네 형들이 네게 악을 행하였을지라도 이제 바라건대 그 허물과 죄를 용서하라 하셨다 하라 하셨나니 당신의 아버지의 하나님의 종들의 죄를 이제 용서하소서` 하매 요셉의 그 말을 들을 때에 울었더라
『おまえたちはヨセフに言いなさい、「あなたの兄弟たちはあなたに悪をおこなったが、どうかそのとがと罪をゆるしてやってください」』。今どうかあなたの父の神に仕えるしもべらのとがをゆるしてください」。ヨセフはこの言葉を聞いて泣いた。

exo:10:17
청컨대 나의 죄를 이번만 용서하고 너희 하나님 여호와께 구하여 이 죽음만을 내게서 떠나게 하라'
それで、どうか、もう一度だけ、わたしの罪をゆるしてください。そしてあなたがたの神、主に祈願して、ただ、この死をわたしから離れさせてください」。

exo:34:7
인자를 천대까지 베풀며 악과 과실과 죄를 용서하나 형벌 받을 자는 결단코 면죄하지 않고 아비의 악을 자여손 삼사대까지 보응하리라
いつくしみを千代までも施し、悪と、とがと、罪とをゆるす者、しかし、罰すべき者をば決してゆるさず、父の罪を子に報い、子の子に報いて、三、四代におよぼす者」。

deu:13:10
너는 용서없이 그를 죽이되 죽일 때에 네가 먼저 그에게 손을 대고 후에 뭇 백성이 손을 대라
必ず彼を殺さなければならない。彼を殺すには、あなたがまず彼に手を下し、その後、民がみな手を下さなければならない。

1ki:8:50
주께 범죄한 백성을 용서하시며 주께 범한 그 모든 허물을 사하시고 저희를 사로 잡아 간 자의 앞에서 저희로 불쌍히 여김을 얻게 하사 그 사람들로 저희를 불쌍히 여기게 하옵소서
あなたの民が、あなたに対して犯した罪と、あなたに対して行ったすべてのあやまちをゆるし、彼らを捕えていった者の前で、彼らにあわれみを得させ、その人々が彼らをあわれむようにしてください。

2ch:6:39
주는 계신 곳 하늘에서 저희의 기도와 간구를 들으시고 저희의 일을 돌아보옵시며 주께 득죄한 주의 백성을 용서하옵소서
あなたのすみかである天から、彼らの祈と願いとを聞いて彼らを助け、あなたに向かって罪を犯したあなたの民をおゆるしください。

neh:9:30
그러나 주께서 여러 해 동안 용서하시고 또 선지자로 말미암아 주의 신으로 저희를 경계하시되 저희가 듣지 아니하므로 열방 사람의 손에 붙이시고도
それでもあなたは年久しく彼らを忍び、あなたの預言者たちにより、あなたのみたまをもって彼らを戒められましたが、彼らは耳を傾けなかったので、彼らを国々の民の手に渡されました。

psa:39:14
주는 나를 용서하사 내가 떠나 없어지기 전에 나의 건강을 회복 시키소서
わたしが去って、うせない前に、み顔をそむけて、わたしを喜ばせてください」。

pro:6:34
그 남편이 투기함으로 분노하여 원수를 갚는 날에 용서하지 아니하고
ねたみは、その夫を激しく怒らせるゆえ、恨みを報いるとき、容赦することはない。

pro:19:11
노하기를 더디하는 것이 사람의 슬기요 허물을 용서하는 것이 자기의 영광이니라
悟りは人に怒りを忍ばせる、あやまちをゆるすのは人の誉である。

isa:2:9
천한 자도 절하며 귀한 자도 굴복하오니 그들을 용서하지 마옵소서
こうして人はかがめられ、人々は低くされる。どうか彼らをおゆるしにならぬように。

isa:55:7
악인은 그 길을, 불의한 자는 그 생각을 버리고 여호와께로 돌아오라 그리하면 그가 긍휼히 여기시리라 우리 하나님께로 나아오라 그가 널리 용서하시리라
悪しき者はその道を捨て、正らぬ人はその思いを捨てて、主に帰れ。そうすれば、主は彼にあわれみを施される。われわれの神に帰れ、主は豊かにゆるしを与えられる。

eze:16:63
내가 네게 내 언약을 세워서 너로 나를 여호와인 줄 알게 하리니 [ (Ezekiel 16:64) 이는 내가 네 모든 행한 일을 용서한 후에 너로 기억하고 놀라고 부끄러워서 다시는 입을 열지 못하게 하려 함이니라 나 주 여호와의 말이니라 하셨다 하라 ]
こうしてすべてあなたの行ったことにつき、わたしがあなたをゆるす時、あなたはそれを思い出して恥じ、その恥のゆえに重ねて口を開くことがないと、主なる神は言われる」。

dan:9:19
주여 ! 들으소서 주여 ! 용서하소서 주여 ! 들으시고 행하소서 지체치 마옵소서 나의 하나님이여 주 자신을 위하여 하시옵소서 이는 주의 성과 주의 백성이 주의 이름으로 일컫는 바 됨이니이다
主よ、聞いてください。主よ、ゆるしてください。主よ、み心に留めて、おこなってください。わが神よ、あなたご自身のために、これを延ばさないでください。あなたの町と、あなたの民は、み名をもってとなえられているからです」。

amo:7:8
내게 이르시되 아모스야 네가 무엇을 보느냐 ? 내가 대답하되 다림줄을 내 백성 이스라엘 가운데 베풀고 다시는 용서치 아니하리니
そして主はわたしに言われた、「アモスよ、あなたは何を見るか」。「測りなわ」とわたしが答えると、主はまた言われた、「見よ、わたしは測りなわをわが民イスラエルの中に置く。わたしはもはや彼らを見過しにしない。

amo:8:2
가라사대 아모스야 네가 무엇을 보느냐 ? 내가 가로되 여름 실과 한 광주리니이다 하매 여호와께서 내게 이르시되 내 백성 이스라엘의 끝이 이르렀은즉 내가 다시는 저를 용서치 아니하리니
主は言われた、「アモスよ、あなたは何を見るか」。わたしは「ひとかごの夏のくだもの」と答えた。すると主はわたしに言われた、「わが民イスラエルの終りがきた。わたしは再び彼らを見過しにしない。

mat:6:14
너희가 사람의 과실을 용서하면 너희 천부께서도 너희 과실을 용서하시려니와
もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう。

mat:6:15
너희가 사람의 과실을 용서하지 아니하면 너희 아버지께서도 너희 과실을 용서하지 아니하시리라
もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう。

mat:18:21
그 때에 베드로가 나아와 가로되 주여 형제가 내게 죄를 범하면 몇번이나 용서하여 주리이까 일곱번까지 하오리이까

そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾
mat:18:35
너희가 각각 중심으로 형제를 용서하지 아니하면 내 천부께서도 너희에게 이와 같이 하시리라
あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに

mar:11:25
서서 기도할 때에 아무에게나 혐의가 있거든 용서하라 그리하여야 하늘에 계신 너희 아버지도 너희 허물을 사하여 주시리라' 하셨더라
また立って祈るとき、だれかに対して、何か恨み事があるならば、ゆるしてやりなさい。そうすれば、天にいますあなたがたの父も、あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださるであろう。〔

luk:6:37
비판치 말라 그리하면 너희가 비판을 받지 않을 것이요 정죄하지말라 그리하면 너희가 정죄를 받지 않을 것이요 용서하라 그리하면 너희가 용서를 받을 것이요
人をさばくな。そうすれば、自分もさばかれることがないであろう。また人を罪に定めるな。そうすれば、自分も罪に定められることがないであろう。ゆるしてやれ。そうすれば、自分もゆるされるであろう。

luk:11:4
우리가 우리에게 죄 지은 모든 사람을 용서하오니 우리 죄도 사하여 주옵시고 우리를 시험에 들게 하지 마옵소서 하라'
わたしたちに負債のある者を皆ゆるしますから、わたしたちの罪をもおゆるしください。わたしたちを試みに会わせないでください』」。

luk:14:18
다 일치하게 사양하여 하나는 가로되 나는 밭을 샀으매 불가불 나가 보아야 하겠으니 청컨대 나를 용서하도록 하라 하고
ところが、みんな一様に断りはじめた。最初の人は、『わたしは土地を買いましたので、行って見なければなりません。どうぞ、おゆるしください』と言った。

luk:14:19
또 하나는 가로되 나는 소 다섯겨리를 샀으매 시험하러 가니 청컨대 나를 용서하도록 하라 하고
ほかの人は、『わたしは五対の牛を買いましたので、それをしらべに行くところです。どうぞ、おゆるしください』、

luk:17:3
너희는 스스로 조심하라 만일 네 형제가 죄를 범하거든 경계하고 회개하거든 용서하라
あなたがたは、自分で注意していなさい。もしあなたの兄弟が罪を犯すなら、彼をいさめなさい。そして悔い改めたら、ゆるしてやりなさい。

luk:17:4
만일 하루 일곱 번이라도 네게 죄를 얻고 일곱 번 네게 돌아와 내가 회개하노라 하거든 너는 용서하라' 하시더라
もしあなたに対して一日に七度罪を犯し、そして七度『悔い改めます』と言ってあなたのところへ帰ってくれば、ゆるしてやるがよい」。

2co:2:7
그런즉 너희는 차라리 저를 용서하고 위로할 것이니 저가 너무 많은 근심에 잠길까 두려워하노라
あなたがたはむしろ彼をゆるし、また慰めてやるべきである。そうしないと、その人はますます深い悲しみに沈むかも知れない。

2co:2:10
너희가 무슨 일이든지 뉘게 용서하면 나도 그리하고 내가 만일 용서한 일이 있으면 용서한 그것은 너희를 위하여 그리스도 앞에서 한 것이니
もしあなたがたが、何かのことについて人をゆるすなら、わたしもまたゆるそう。そして、もしわたしが何かのことでゆるしたとすれば、それは、あなたがたのためにキリストのみまえでゆるしたのである。

2co:12:13
내 자신이 너희에게 폐를 끼치지 아니한 일밖에 다른 교회보다 부족하게 한 것이 무엇이
いったい、あなたがたが他の教会よりも劣っている点は何か。ただ、このわたしがあなたがたに負担をかけなかったことだけではないか。この不義は、どうか、ゆるしてもらいたい。

2co:13:2
내가 이미 말하였거니와 지금 떠나 있으나 두번째 대면하였을 때와 같이 전에 죄 지은 자들과 그 남은 모든 사람에게 미리 말하노니 내가 다시 가면 용서하지 아니하리라
わたしは、前に罪を犯した者たちやその他のすべての人々に、二度目に滞在していたとき警告しておいたが、離れている今またあらかじめ言っておく。今度行った時には、決して容赦はしない。

eph:4:32
서로 인자하게 하며 불쌍히 여기며 서로 용서하기를 하나님이 그리스도 안에서 너희를 용서하심과 같이 하라
互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。

col:3:13
누가 뉘게 혐의가 있거든 서로 용납하여 피차 용서하되 주께서 너희를 용서하신 것과 같이 너희도 그리하고
互に忍びあい、もし互に責むべきことがあれば、ゆるし合いなさい。主もあなたがたをゆるして下さったのだから、そのように、あなたがたもゆるし合いなさい。

2pe:2:4
하나님이 범죄한 천사들을 용서치 아니하시고 지옥에 던져 어두운 구덩이에 두어 심판 때까지 지키게 하셨으며
神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、さばきの時まで暗やみの穴に閉じ込めておかれた。

2pe:2:5
옛 세상을 용서치 아니하시고 오직 의를 전파하는 노아와 그 일곱 식구를 보존하시고 경건치 아니한 자들의 세상에 홍수를 내리셨으며
また、古い世界をそのままにしておかないで、その不信仰な世界に洪水をきたらせ、ただ、義の宣伝者ノアたち八人の者だけを保護された。

②「면제(免除)」6箇所

deu:15:1
매 칠년 끝에 면제하라
あなたは七年の終りごとに、ゆるしを行わなければならない。

deu:15:2
면제의 규례는 이러하니라 무릇 그 이웃에게 꾸어준 채주는 그것을 면제하고 그 이웃에게나 그 형제에게 독촉하지 말지니 이 해는 여호와의 면제년이라 칭함이니라
そのゆるしのしかたは次のとおりである。すべてその隣人に貸した貸主はそれをゆるさなければならない。その隣人または兄弟にそれを督促してはならない。主のゆるしが、ふれ示されたからである。

deu:15:3
이방인에게는 네가 독촉하려니와 네 형제에게 꾸인 것은 네 손에서 면제하라
外国人にはそれを督促することができるが、あなたの兄弟に貸した物はゆるさなければならない。

deu:15:9
삼가 너는 마음에 악념을 품지 말라 곧 이르기를 제 칠년 면제년이 가까왔다 하고 네 궁핍한 형제에게 악한 눈을 들고 아무 것도 주지 아니하면 그가 너를 여호와께 호소하리니 네가 죄를 얻을 것이라
あなたは心に邪念を起し、『第七年のゆるしの年が近づいた』と言って、貧しい兄弟に対し、物を惜しんで、何も与えないことのないように慎まなければならない。その人があなたを主に訴えるならば、あなたは罪を得るであろう。

deu:31:10
그들에게 명하여 이르기를 매 칠년 끝 해 곧 정기 면제년의 초막절에
そしてモーセは彼らに命じて言った、「七年の終りごとに、すなわち、ゆるしの年の定めの時になり、かりいおの祭に、

est:2:18
왕이 크게 잔치를 베푸니 이는 에스더를 위한 잔치라 모든 방백과 신복을 향응하고 또 각 도의 세금을 면제하고 왕의 풍부함을 따라 크게 상 주니라
そして王は大いなる酒宴を催して、すべての大臣と侍臣をもてなした。エステルの酒宴がこれである。また諸州に免税を行い、王の大きな度量にしたがって贈り物を与えた。

③「탕감(蕩減)」5箇所

neh:10:32
혹시 이 땅 백성이 안식일에 물화나 식물을 가져다가 팔려 할지라도 우리가 안식일이나 성일에는 사지 않겠고 제 칠년마다 땅을 쉬게 하고 모든 빚을 탕감하리라 하였고 またこの地の民らがたとい品物または穀物を安息日に携えて来て売ろうとしても、われわれは安息日または聖日にはそれを買わない。また七年ごとに耕作をやめ、すべての負債をゆるす。

mat:18:27
그 종의 주인이 불쌍히 여겨 놓아 보내며 그 빚을 탕감하여 주었더니
僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。

mat:18:32
이에 주인이 저를 불러다가 말하되 악한 종아 네가 빌기에 내가 네 빚을 전부 탕감하여 주었거늘
そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。

luk:7:42
갚을 것이 없으므로 둘 다 탕감하여 주었으니 둘 중에 누가 저를 더 사랑하겠느냐 ?'
ところが、返すことができなかったので、彼はふたり共ゆるしてやった。このふたりのうちで、どちらが彼を多く愛するだろうか」。

luk:7:43
시몬이 대답하여 가로되 `제 생각에는 많이 탕감함을 받은 자니이다' 가라사대 `네 판단이 옳다' 하시고
シモンが答えて言った、「多くゆるしてもらったほうだと思います」。イエスが言われた、「あなたの判断は正しい」。
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               【INDEX】 


[資料] 「償い」のキリスト教的英訳

2021年06月20日 | 資料

原理講義の間違い例「蕩減」より
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魚谷俊輔著「統一教会の検証」(光言社)より
 「蕩減とは償い、罪滅ぼしという意味です。」
 「懺悔や罪滅ぼしのための苦行を意味する『penance』」
 
クリサイディス「統一教会の現象学的考察」
 「救済は…『蕩減(indemnity 賠償、賠償金)』によって得られる」
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これは完全な間違い。

また、仮に「つぐない」を英訳する場合、キリスト教に於いて決まった表現がある。
「償い」を「indemnity」と英訳することはキリスト教徒には大変な違和感を与えてしまう。
これは主に「賠償金」「補償金」を意味する保険業界用語。
キリスト教から発生した用語はキリスト教式の言葉使いを知っておくべきである。

 

<現代カトリック事典(エンデルレ書店)より>

償い(つぐない)1 atonement
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贖罪とも言う。

この語は「賠償」という意味をもつ。賠償とは他人の権利を傷つけた者がその損害に対して合法的な要求に応じて補償することである。他人に与えた損害をつぐなうこと。これは与えた損害を上まわる任意の行為である。

この行為が罪の重さと十分につり合ったものであれば、賠償は適切なものである。実際に他人に損害を加えた者以外の者によって本人の代わりに賠償が行われるとき、「代理」賠償(vicarious atonement)と呼ばれる。

キリストはその受難と死によって全人類の罪に対して神に罪の代理賠償を行った。キリストによる償いは神としてのキリストが行ったものであるから適切なものである。

また、キリストによる罪のつぐないは人間の罪という否定的価値よりはるかに偉大な積極的価値をもつので、十分すぎるものである。
(語源は英語 at one 「一度でかたづける、和解する」。)
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償い(つぐない)2 expiation
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ある罪過に対する弁償。償いには、罰を受けることによって、罪ほろぼしの苦行をすることによって、補償または修復をすることによって、行った悪をうめ合わせようとする試みを含む。

(語源はラテン語
ex 「十分に」+ piare 「なだめる」 : expiare 「十分に弁償する」)。
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償い(つぐない)3 reparation
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弁償の行為または事実。悪が行われる以前の、もとの正常で健全な状態にもどすことを意味する。おもに、道徳的悪行によって生じた損失または害を償うことである。罪によって失われた神への愛をいっそう大きい愛でもって埋め合

わせることである。また、不正な手段で奪ったものを元の状態にもどすことであり、利己心によって与えた被害を補償することである。
(語源はラテン語 reparare 「新たに準備する、回復させる」。)
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罪の償い(つぐない) satisfaction
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悪事のつぐない。罪滅ぼし。とくに告白の秘跡において罪を赦されたとき司祭によって命せられた罪のつぐない。本質的には、罪の償いは、告白者が司祭から命せられた罪の償いを果たす決意と実際にこれを行うことにある。

この二つの行為は、告白した罪に対して当然加えられる有限の罪を多少取り除くことである。初代教会の時代から中世にいたるまで、命ぜられる償いは一般にかなり厳しいものであった。それ以降、厳しさは、のちに免償と知られる

ようになったものによって緩和された。
(語源ラテン語 satisfacere : satis「十分に」+ facer「行う」)。
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[参考] 関連用語

贖い(あがない) redemption
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イエズス・キリストによる人類の救い。Redemptionの字義は買いもどすこと、あるいは取りもどすことである。人類は罪によって奴隷の状態にあったという意味で捕虜であった。

悪魔は人間を罪にさそいこんで人間をとりこにしていた、したがって人間は悪魔の捕虜になっていたと言われる。さらに、人類は罪の罰として負債状態にあって、人類は神の正義に従ってその負債を返済する義務があった。

キリストの受難は、人間の罪とその結果として生じた罰という負債をつぐなうために十分なものであり、つぐなって余りのあるものであった。キリストの受難は罪と罰から人類を解放するために支払われた一種の身代金であった。

キリストは代金の支払いによってではなく、自分自身の生命という最高の代価を支払うことによって人類をあがなった。そのためキリストの受難は人類のあがないと呼ばれる。

(語源はラテン語 redemptio 「買いもどすこと、身代金を支払うこと」)。
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             【INDEX】 

 

  



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 [資料] 「赦し」のキリスト教的英訳

2021年06月20日 | 資料

【1】新共同訳聖書辞典

赦し Forgiveness

旧約で「赦す」と訳されたヘブライ語「サーラハ」は、最も深い神学的な意味を持っており、この語は、神が民の罪を赦す場合についてのみ用いられている(出34:9、詩103:3、エレ31:34 他)。

旧約では「赦し」は人間の美徳としてはあまり説かれていない。「目には目を」という同害報復法が規定され(出21:24)、血の復讐が近親者の義務とされていた社会状勢にとどまっていたからである。

そのような中でも、レビ記19:18以下は同胞イスラエルを赦すべことを暗黙に教えており、ヨセフが兄弟たちを赦した物語(創45章)が、模範として記されている。

神は、常にそのように描かれているわけではないが(申29:20、ヨシュ24:19、王下24:4、エレ5:71)、罪を赦される方として描かれている(出34:7、ネヘ9:17、詩86:5、103:3、130:4、イザ55:7、エレ31:34、ダニ9:9、ミカ7:16~)。

罪の赦しの前提条件は、悔い改めである(サム下12:13、王上8:35~、50、代下7:14、エレ36:3)。

新約では、主イエスは他を赦す義務を教えておられるが、それは神によって罪を赦されたという条件と密接に関連させられている(マタ6:15~、ルカ6:37、マコ11:25とコロ3:13を比較参照)。

他を赦すということは無制限の赦しでなくてはならない(マタ18:21~)。主イエスは御自身を十字架につける人々のために、罪の赦しを祈られた(ルカ23:34)。

悔い改めと罪の告白とは、すでに洗礼者ヨハネが宣べ伝えたように(マコ1:4)、罪の赦される条件である(ルカ24:47、使2:38、一ヨハ1:9)。

しかし、聖霊を冒涜する罪は赦されない罪とされている。主イエスは罪を赦す権威を持っておられ(マコ2:10)、主の血は、罪の赦しのために流された(マタ26:28)。

初代教会は主イエスによる罪の赦しの福音(使5:31、13:38、コロ1:14)、特に主の十字架の血による罪の赦しを宣べ伝えた(ロマ3:25、エフェ1:7とヘブル9:22を比較参照)。

 

【2】現代カトリック事典

(1)罪の赦し remission of sin

罪が現実に真に赦されること。大罪が赦された場合、その大罪に付随する永遠の罰は赦されるが、有限の罰は残る。小罪が赦された場合、罪責は取り除かれ、神の恩恵が与えられ、有限の罰は除かれる。


(2)罪の赦し absolution

悔悛の秘跡において、資格と必要な裁治権をもった司祭が、罪とその罪に対する罰を赦す行為。第二バチカン公会議以降の定められた罪の赦しのための定式文は次の通りである。

「恵の父なる神は、御子の死と復活を通してこの世を神と和解させ、罪の赦しのために聖霊をこの世に送ってくださった。教会の勤めを通して神があなたに罪の赦しと平安を与えてくださいますように。私は父と子と聖霊の名によってあなたの罪を赦します」。

これに対して告白者は「アーメン」と応える。この定式文において不可欠な語句は「私はあなたの罪を赦す」である。何世紀にもわたって、教会は罪の赦しのために嘆願形式を使ってきた。たとえば「神があなたの罪を赦して下さるように」という形式である。

しかし、この形式は、実際の意味においては宣言形式であった。このことは、罪の赦しを与える司祭が、自分の断定的判断を表現するために仮定法を使っていたが、実際に罪を赦す裁判官とみなされていたという古くからの伝統が明らかである。

(語源はラテン語のabsolvere「~から解放する、~を赦す、~を赦免する」)。


(3)赦し forgiveness

罪の赦し、容赦。カトリック教会は赦された罪はその人から実際に取り除かれると信じる(ヨハネ20章)。それはただ単にキリストの功績によっておおわれるだけではない。神だけが罪を赦すことができる。神だけが、大罪を犯しそれによって恩恵の状態を失った人に成聖の恩恵を再び与えることができるからである。

神は、完全な痛悔によって心から罪を悔いている者には直接に、あるいは秘跡をとおして間接に、罪を赦す。一義的に罪の赦しのための秘跡は洗礼と悔悛であり、二義的には、ある条件のもとに、塗油の秘跡である。

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「蕩減」を「indemnity」と訳したことによる弊害の例

2021年06月20日 | 資料


▲"Indemnity is a Moon Trap"

以下は「蕩減」を、本来聖書で使われている原義「remission(赦し)」を無視して「indemnity(賠償金)」と訳したために起こった弊害の一つと言えます。


「How Well Do You Know Your Moon
Exposing One of the world's most manipulative cults」より
"Indemnity is a Moon Trap"
http://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/445473395...


※ 以下は上記記事の機械訳
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蕩減(賠償)は文氏のペテン(罠)だ

「私は統一教会信者であったとき蕩減(賠償)によって忍耐を超えて負担を感じ、自由を感じなかった。蕩減(賠償)は無条件の愛に反するので、神に反するものである。

蕩減(賠償)は、「あなた」は死んだ人々の救いも含め、あなたと他の全ての人のために支払われなければならないと説く。蕩減(賠償)は深い無条件の親の愛から惜し気なく与えられる神の無条件の愛と慈悲を全く、そして、完全に無視します。」

彼らを彼ら自身の罪に対する責任と罪の意識の重荷と彼らの先祖の、そして、彼らの国のそれらを感じさせることによって支持者を罠で捕らえるために、文鮮明は蕩減(賠償)の概念を使いました。

文氏は殆どの国が彼を支えることに、彼が割り当てた責任に応えることに失敗したと判断した。文氏によるとキリスト教と多くのグループは失敗したと。

メンバーは誰であろうとも、彼らはいくつかの失敗、または他に対して責任を負います。…


蕩減(賠償)

キリスト教の解説者達は、キリスト教の信仰による救いの教義に反しているとして蕩減(賠償)の概念を批判している。ラジオとテレビ・エヴァンジェリスト・ボブ・ラーソンは言いました。

「『蕩減(賠償)』(それは亡くなった祖先にさえ申し込むことができる)による罪のない完全な文氏の教義は、イエス・キリストを通しての恵みの提供による救済の否定である。」と、キリスト教の歴史家ラス・タッカーは言いました: 「単純な言葉遣いでは、蕩減(賠償)は善行による救済。」
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