「原理講論」の誤解と正解

「原理読み」の「原理知らず」

原理講義の間違い例「ルーシェル」

2024年09月16日 | 検証・解説

■ 8 復帰原理概観 (画像クリックで動画起動)

(40:30~)「成長の途中に於いてルーシェルの誘惑を受けて…」
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★この「ルーシェル」という発音を反対活動家の神学者が揶揄していた。


イザヤ書 14/12
「黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。」
(How art thou fallen from heaven, O Lucifer, son of the morning! how art thou cut down to the ground, which didst weaken the nations!)


■ 浅見定雄著「統一協会=原理運動~その見極めかたと対策~」より
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「『ルーシェルと発音される語は、… 英語のLuciferの「f」の音を勝手に省いて発音したものらしい。弁護人が引き合いに出している韓国語の二つの発音のうち「ルシポ」にはちゃんと『f』 音に当たる『p』音が入っている。もう一つの「ヌーシェル」は「ルーシェル」以上に話にならない」

     → 浅見定雄氏の「堕落論」批判について 

韓国語を少しでも勉強すると、北朝鮮人が「ルシフェル」を発音しようとすると「ルシエル」と訛り、韓国人は「ヌシエル」と訛るということは直ぐ分かる。それを調べもせず下手に批判すると、彼等の発言こそ「民族差別」、今で言う「ヘイトスピーチ」と言われても仕方ないだろう。

しかし教会側も、普通宗教団体が仮に教祖様が日本の東北地方の出身で訛りがあった場合、その御言葉の本に「教祖様の御生誕された『フクスマ(福島)県』、…修行をされた『スンズオカ(静岡)県』…」と教祖の訛りをそのまま記載するだろうか?

英語版原理講論「DIVINE PRINCIPLE」では当初から「Lucifer」と記載しているのだから、日本語版も遅まきながらカトリックに倣って「ルシフェル」か、プロテスタントに倣って「ルシファー」と書き直せば良いだけの話なのだが….

■現代カトリック事典
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「ルシフェル(Lucifer)=
この名はときどきバビロンの王に適用されているが、教会の教夫たちは一般にルシフェルを堕落した天使たちの指導者であるサタンと同一視している。教会の文書においては、ルシフェルは悪魔、堕落前には光の天使であった暗闇の頭領と同義語である。」
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■発音の変化
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Lucifer ルシフェル
 ↓
루시휄 ルシフェル
 ↓ … 北朝鮮的変化Ⅰ
루시헬 ルシヘル
 ↓ … 北朝鮮的変化Ⅱ
루시엘 ルシエル  →  日本で「ルーシェル」となった。
 ↓ … 韓国的発音変化
누시엘 ヌシエル
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■「Lucifer」をGoogle 翻訳 の「音声を聞く」で聞くと…
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  ラテン語  :Luciferum ルチフェルム
  イタリア語 :Lucifero ルーチーフェロ 
  ドイツ語  :Luzifer ルーツィフェア
  スペイン語 :Lucifer ルースィフェル
  フランス語 :Lucifer ルースィフェル
  ポルトガル語:Lúcifer ルースィフェル
  オランダ語 :Lucifer ルースィフェル
  英語    :Lucifer ルーサファー
★北朝鮮語   :루시엘 ルシエル ★
  韓国語   :누시엘 ヌシエル
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         【INDEX】 

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