弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

福島第1原発、特に4号機は非常に危険、米議員警鐘

2012年04月19日 | 福島原発 東日本震災

これは、Wall Street Journal の日本語訳をそのままコピペしたものです。
そのまま読んでいただいた方がいいと思います。

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福島第1原発の状況はどのくらい危険なのか。4月に視察を行った米上院エネルギー委員会の有力メンバー、ロン・ワイデン議員によると、非常に危険だという。

 ワイデン氏は藤崎一郎駐米大使にあてた16日付の書簡で、同原発の原子炉建屋が再び地震や津波に見舞われれば、崩壊し、「当初事故よりも大規模な放射性物質放出」が起こる恐れがあると警鐘を鳴らした。

特に、日本は動きが遅く、危険な核燃料棒を原子炉から取り出していない。米国はスピードアップに向けた支援をすべきだ。ワイデン氏は藤崎氏のほか、スティーブン・チュー・エネルギー長官、ヒラリー・クリントン国務長官、 原子力規制委員会(NRC)のグレゴリー・ヤツコ委員長への書簡でもこう訴えている。

東京電力の広報担当者は書簡についてコメントできないと述べ、同社としては行程表を着実にこなすことしかできないと説明した。外務省はコメントを控えた。

福島第1原発では、昨年3月11日の地震や津波による停電を受け、原子炉3基でメルトダウンが起こった。同3基の核燃料の多くは溶けて圧力容器の下にたまっていると考えられている。悪い状態だが、少なくとも容器が放射性燃料と外の世界を隔てている。

ただ、事故のとき保守のため閉鎖されていた4号機では、核燃料棒はこうした容器の中ではなく、屋上のプールに保管されていた。この「使用済み燃料プール」の水が、燃料棒を低温に保ち、外の世界から遮断しているのだ。しかし、水が漏れたり、地震でプールが崩壊したりすれば、この燃料すべてが外の空気にさらされ、過熱し、大量の放射性物質を放出するだろう。他の原子炉にも使用済み燃料プールはあるが、量は比較的少ない。

東電によると、4号機のプールを分析し、建屋を補強する必要はないとの結論に至ったが、補強を行って安全余裕(耐震強度)を2割高めた。できるだけ早期の燃料棒取り出しに向けて動いているという。すべてが行程表通りに進めば、14年に作業が始まる可能性がある。

ただ、ワイデン氏によると、この日程は使用済み燃料をすべて取り出す作業に最大10年を当てている。同氏によれば、あまりにリスキーな長さだ。

同氏は藤崎氏あての書簡で、「この日程は、また重大な地震関連の事象が起こると考えた場合に、甚大で継続的なリスクをはらんでいる」と警告。「同原発の本当の地震リスクに対する過小評価は深刻であり、未解決のままだ」としている。

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つまり、10年の予定で使用済み燃料を取り出すという計画だが、この間に地震や
津波が起これば事故当時よりもっと重大な放射性物質もれがあるということです。
このところ、毎日のように地震が起こっています。
大いに可能性があります。
しかしながら、政府はこのような情報を正しく国民に伝えていませんし、
東電は危機感もなく、のんびりとただ行程表を進めるというだけのようです。

それで、ネットを調べていますと、ユーチューブでも危険性についての報道がありました。
これはどうやらドイツのテレビ放送のようです。
しかし、発言している日本人の現場でいる人は、安定しているといっているのは
東電と政府が言っていいることであり、現場を知っている人間はそうは思っていないと
はっきりと言っています。


外国では、福島原発が今も如何に危険な状態かについては公知の事実のようです。

福島原発についての安全性についての措置をほったらかしにしたままで、
必要だからというだけで、何の評価もしないままで、原発の再鼓動を民主党は
企んでいます。

あるひとは「集団自殺」だというような恐喝的な言葉を吐き、さらには、
18日の産経新聞によると、「サイレントマジョリティーは発言しないからな!」と
言って強気の姿勢をのぞかせたということです。

これほど国民をばかにした発言はありません。
でも、本心なんでしょう。

そういう政治を許しはいけないと思います。
本当の政治家であれば、「サイレントマジョリティーは発言しない」とわかっていれば
その真意を推し量って、声を出さない普通の人の代弁をすることが使命です。
それを、何もしても言わないから、好き勝手にすればいい、集団自殺だとちょっと
脅してやればいいというような、そういう政治家が許される日本というのは
やはりおかしいです。

民主党という政党は本当にわけのわからない、何をするかわからない政党だと
思います。
そういう人たちが政権について、しかもこういう発言を堂々としていることに
更に身の毛のよだつ思いです。