MANIMANIAのレトロエロゲーカウントダウン

人生の残り時間が半分を切ったというのに若き日に目にしたエロゲーに魂を引かれ続けるイタいおっさんがこなしたゲームを紹介。

「晴れのちおおさわぎ」ゲームディスクをDiskExplorerで見てみる

2011-01-24 21:27:04 | レトロパソコンのお作法
フロッピーディスクのブートセクタ分析の記事に,かかっくんさんからコメントを頂戴しまして,何とその記事の中で私が試みた作業である,D88ファイルをDiskExplorerで開くことはできないというご指摘をいただきました。

ガーン。
顔に縦線を入れつつ,Virtual Floppy Image Converterで,「晴れのちおおさわぎ」AディスクのディスクイメージをD88→BKDSK形式に変換してみました。

まず,D88形式のディスクイメージを開いてみますと,やはりエラー表示。


次に,BKDSK形式のディスクイメージを開いてみます。何か開き方を聞いてきますがよく分からないので言われるままにします。


すると,


何ということでしょう。ブートセクタのデータなんて分析するまでもなく,ディスク内のデータが表示されてしまいました。
嬉しいのに悔しい,ひぃっ,ビクンビクンてところでしょうか。それは下品だろ。

ちなみに,カクテルソフトを初めとするアイデス系ユーザーなら,DOSからフロッピーを読もうとしたときの「かっくん,かっくん」は皆さんご経験のことかと思います。
なので,1枚目のディスクからプロテクト情報が消えたBKDSK形式のイメージを用いてのゲーム起動はできまいと思い,試してみました。



っておい!普通に起動してるし。

いやいや,オープニングは見られるけど,先へ進めないってのもよくあるパターンだし。



・・・どうやら普通にプレイできるみたいです。

何だったんだろう,アイデス系のプロテクトって・・・。

(11/01/26追記・ADVSHELL.COMのプログラムを解析した結果,冒頭部分に置かれた割り込みベクタ設定処理群の中で致命的なディスクエラー発生の割り込み処理を自前のプログラムで乗っ取ることにより,かっこんディスクを普通に読めるディスクとして取り扱っているらしいことが判明しました。MS-DOS上のEXEあるいはCOMファイルの逆アセンブラであるSDASM(こだまさん開発)では,割り込みベクタを乗っ取ったプログラム部分の逆アセンブルが行われなかったため,現在,ちまちま逆ハンドアセンブル中です。でも,かなりの確率で正解の自信ありです。)

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今年もよろしくお願いします。

2011-01-12 21:41:52 | Weblog
祖母が昨年亡くなっていますので,「あけおめ」なしで失礼します。

このところ,ブログタイトルに反して「レトロエロゲー」記事がないので,「もうおまえはレトロエロゲーネタ以外の記事は禁止!」と思われている方もあるかもしれません。ごめんなさい。
などと,配慮してるふりをしつつ,またも近況報告。起動しなくなったパソコンの復旧Howtoも兼ねてるので許してください。

私がこのブログを打っているノートパソコンは,公私ともに使用し,移動を常時ともにし,寝食もほぼともにしてるような仲なのですが,使用開始からもう5年が経っています。昨年液晶バックライトの交換をした他は何のトラブルもなく使っていたのですが,1月7日夜に強制終了したのを最後に,セーフモードですら立ち上がらなくなってしまいました。

やむを得ず,再インストールをしようとしたのですが,リカバリーディスクは行方不明。メーカーでも再発行はしてくれないとのこと。
うーんと唸りながらいろんなソフトのインストールディスクや先代のノートパソコン(2003年発売,ハードディスク死亡後,換装HDDにより復活。)のリカバリーディスクなどを繰っていました。

すると,いつの時点でのものかは分からないものの,また古いバージョンではありますが,Acronis True Imageで作成した,ちゃんと起動していた当時のハードディスクイメージと,同ソフトで作ったブートCDを発見しました。
これでとりあえずHDDに起動していた当時のOSを含むデータはコピーできます。メーカーサイトで見ると,最新のソフトがすごい進化しててびっくりしましたが,私のはバージョン6.0ですので,とっても融通が利きません。ここに困り顔の顔文字を入れたら何十文字も消されてしまいましたので削除。gooの馬鹿。

次は,HDD内に取り残されたデータの救出をしないといけません。
HDDからの起動が無理な以上,他のメディアから起動させてから必要なデータをコピーする必要があります。
起動可能なメディアは,FD,USBメモリ,DVDマルチドライブ。
確か,LINUXではCDブートが可能なはずと思い,記憶をたどって見つけました。
KNOPPIX6.2日本語版から,KNOPPIX6.0.1CD日本語版(LCAT対応) 600MBをダウンロードして,他のパソコンでCD-Rに焼きます。

で,動かないノートパソコンのブートメニューをいじって,DVDドライブからの起動モードに設定します。
このときほど,DVDマルチドライブ付きのノートパソコンにしておいてよかったと思ったことはありません。

そして,ノートパソコンをKNOPPIXのブートイメージを焼いたCD-Rから立ち上げて,Windowsのスタートメニューに相当する場所の何とかmanagerをクリックすると,WindowsのマイコンピュータだかExplorerだかみたいなのが立ち上がります。
HDDの寿命なら猶予はありません。直ちにUSB接続のHDDを繋いで必要なデータをバックアップします。
たまたま前日の夜にProgram Files内にインストールしたソフトの要否をメモしていたので(パソコン内にですが),必要なデータの所在はおおよそ把握していました。
この作業の後にはHDDの内容は消えてしまいますので,必要なデータを見誤ると取り返しがつきません。
まあ仕事で作ったデータはこのパソコン内には残していませんので,どうしても必要なのはメールデータ,未整理のままデスクトップに転がしておいた各種データ,どこかからダウンロードしたデータ各種,プレイデータを含むレトロPCエミュレータとレトロエロゲー,キャプチャ画像,攻略メモ,プログラム解析結果等,ってメールデータ以外はこのブログの存続に関わる重要データじゃないっすか!!!,キーーーッ
などと言っているうちにデータのバックアップが無事に終了しました。

最後は,OSブートを含むHDDイメージの復元です。
今度はAcronis True Imageで作ったブートCDからノートパソコンを立ち上げます。
しかし,なんとバージョン6.0では,USB接続のHDDからはHDDイメージを読んでくれません(最新バージョンに同様の制限があるかは不明)。ウワーン。
嘆いていても仕方がありません。幸い,仕事場ではLANを組んでいますので,ネットワークドライブにHDDイメージをコピーして,イメージからの復元を開始します。
40GのHDDを3G超にまとめたイメージからの復元で,1時間半くらいかかりました。
無事復活です。

ちなみに,Windows XP SP2適用後のイメージから復活させたのですが,その後のWindows UpdateによるSP3の適用には大変に時間がかかりました。
今からWindows XP入りのHDDのバックアップ用イメージを作成される方は,少なくともSP3まで適用した後に作成された方がいいかと思います。

そんなわけで,新年早々の大きなトラブルを乗り越えて,元気に過ごしています。
またパソコンがへたる前に,バックアップして救出した「晴れのちおおさわぎ」のAdvshell.com解析記事をアップしたいと思います。ゲームも進めますが。

では,今年もよろしくお願いします。