MANIMANIAのレトロエロゲーカウントダウン

人生の残り時間が半分を切ったというのに若き日に目にしたエロゲーに魂を引かれ続けるイタいおっさんがこなしたゲームを紹介。

きゃんきゃんバニー('89/08/10・カクテル・ソフト)

2010-01-03 19:06:04 | PC98ソフト SLG
PC98用ゲーム。FD1枚。回想モードなし。

どうしてオレには彼女できないんだろう?と夜空を見上げている主人公の前に,麦わら帽子をかぶったウサ耳少女が現れた。
彼女は,鏡の国から主人公の願いを叶えるためにやってきたと告げて,たくさんの彼女が欲しいという主人公に魔法の手帳を手渡した。主人公はこの手帳に名前の書かれた女の子たちを彼女にすることができるだろうか,つか最後までH画像をみられるだろうか・・・というゲーム。

パッケージ裏面には,「空からまいおりたバニー・エンジェルの協力で,あなたはさすらいのギャンブラーに変身。スロットマシンでかせいだホットマネーをふところに,女の子達にねるとんアタック!」と書かれています。・・・「ねるとん」という言葉に20余年の歳月を感じます。スロットマシンで稼いだ金は自分の体力回復に必要なだけです(98版)。
また,「フェアリーテールの超・美しい画面と,ジャストのムフフを+(カクテル)して生まれた新しいブランド」というカクテル・ソフトのデビュー作です。

キャッチフレーズは,「おいしいアダルト・ナンパ・しみゅれーしょん」。
シミュレーションとか書いてますけど,・・・どこがやねん!という感じです。まあゲームですからね,どうどうどう。
PC-98,PC-88,X68k('90/05/12)で発売されました。

パッケージはこちら。


鏡の国から来たという亜理子。比較用にX68k版のグラフィックも並べてます。以下同じ。ここの3枚目はきゃんきゃんバニーPrimoから。
  

状況説明が終わるとタイトル画面へ。
このバニーさんが出てくるのはこのタイトル画面とエンディング画面(同じ絵)だけです。ウサ耳が共通なので,亜理子なんでしょうね。ここも3枚目はきゃんきゃんバニーPrimoから。
  

CAN CAN BUNNY高田馬場店の店員さん。
スロットで黄色髪バニーを揃えると,脱ぎます。
緑髪バニーを揃えると,98版では脱ぎますが,X68k版では脱ぎ惜しむ代わりに,バニー・チャンス(仮称)に突入し,等間隔にタイミングよく,1,2,3と押すと高確率でスロットの絵が揃います。
後述するとおり,X68k版はアイテムに物を言わせて女性を攻略するので,バニー・チャンスは攻略上不可欠のポイントと言っていいでしょう。
98版ではドクロが揃うと持ち金が減りますが,X68k版では特にペナルティはありません。
  

98版の攻略情報は,ブックマークのChaserのジャンクヤードさんに掲載されてますので,そちらをご参照下さい。
スロットマシーン攻略法のとおりやってみて,見える面では1枚ずらしができていなくても,見えない画面で1枚ずらしができている場合もあるので,スロットのリールが1周するまでスペースキーを押して確認した方がいいこともありますので(もちろんエミュのどこでもセーブ機能を使うことを前提とする話ですが),その点は補足しておきます。

この記事では,X68k版を中心に論じますが,98版の攻略情報を念頭に置きつつ,特に異なる点を書いているので,下の記述だけでなくChaserさんのところの記述も参考にしてください。

ゲームのパッケージ裏面には,「ゲームはスロットマシンからはじまり,ギャグを楽しむアドベンチャーに続いて,プレゼント作戦,Hアイテム攻撃,そして女の子達との会話や過激なHを楽しむシミューレーション(ママ)まで。複数のゲーム・ジャンルの要素を取り入れた,日本で初めてのHソフト。」と書かれてます。
しかし,実際には,「ギャグを楽しむアドベンチャー」なんてものはありません。また,「プレゼント作戦」を取ろうにも,98版では持てるアイテム数が少なく,女の子たちの好みを知るのにも難儀します。幸い,98版の女性たちは頭がゆるく,会話を順調に進めていけば抵抗なく服を脱ぎますので問題はありません。
これに対し,X68k版の女性たちは,会話くらいではなかなか好感度が上がりません。そこで大事なのが,「プレゼント作戦」です。X68k版では,金さえあれば,全アイテムを持って女性宅に上がり込めますので,その効果は絶大です。特に中原唯・・・,可愛いのにバカなんですね。
ちなみに,X68k版に関する限り,食べ物はカロリーのないはずのウーロン茶も含めて,みなさんから嫌がられます。好感度が下がる場合もあります。食べ物は買わないようにしましょう。

以下は,手帳に書かれた女性たち。
タブーと書いてあるのは,会話の内容や見る対象としてです。
Hシーンになってしまえば関係ない・・・はずです。

中原 唯 (X68k版の好きなアイテム アクセサリー類全部,花束,植木,音楽アイテム全部,雑誌類全部とくに少女マンガと女性週刊誌)
 

まず,登場時に着衣画像(1枚目)。


上手に会話を進めて,LOVEゲージを増加させつつ,上着,スカート,ブラジャー,パンティーの4枚を脱がせると,5枚目までの画像が見られます。
こちらが2枚目と3枚目。4枚目以降はうちでは紹介できません・・・(T_T)
 

さらに☆☆☆☆するまで行くと,大きめの6枚目画像(592×400)が見られます。

POWゲージが0になると,どこまで進んでいても問答無用で自室に戻されます。女の子の家に行く前にはビタミン剤でPOWゲージをフルにしておきましょう。
なお,各脱衣画像には,LOVEゲージを増加させるスポットがあるので,LOVEゲージをフルにするまでは手を抜かずに増加させておきましょう。

森村美貴 (X68k版の好きなアイテム ネックレス,ぬいぐるみ,植木,少年マンガ,ファッション誌,男性週刊誌
X68k版のタブー 脚,バスト)
 

河井麻里奈 (X68k版の好きなアイテム ネックレス,ぬいぐるみ,植木,少女マンガ,女性週刊誌
X68k版のタブー 脚,バスト)
 

上着を脱がせると,グラフィック上はなぜかスカートまで脱いでしまう河井さん。左から1枚目(着衣),2枚目(上着なし),3枚目(スカートなし)。
3枚目に使うべき原画をうっかり2枚書いてしまったんでしょうか。
  
X68k版では,2枚目と3枚目を入れ替えてますが,問題の解決にはなってません(-_-;)

白鳥 香 (X68k版の好きなアイテム 指輪,ぬいぐるみ,髪飾り,植木,少女マンガ,女性週刊誌
X68k版のタブー 脚,バスト)
 

渡辺麻美 (X68k版の好きなアイテム ネックレス,ぬいぐるみ,髪飾り,ドライフラワー,レコード,少女マンガ,女性週刊誌
X68k版のタブー バスト)
 

X68k版では,目的達成時にHCGの画面が4画面分スクロールして,大画面でHCGを拝めます。もっともこれはやや考え落ちで,HCGを左上,右上,左下,右下と4等分したところを思い浮かべてください。
中原さんだと,左上-開脚した右脚,左下-開脚した左脚,右上-顔と胸,右下-左肩と枕という展開になってしまいます。渡辺さんは,左上-顔と右肩,左下-右腕と胸,右上-左肩と尻,右下-左腕,腹と左脚という展開です。
どんなに大きく見せてもらっても,これでは用をなしません・・・。
この4画面スクロール画面を抜けたら1画面に全部収まったHCGが見られますけどね。そんなことなら4画面スクロール要らんでしょ・・・。

スペック的には200ライン(98)→400ライン(X68k)と向上した本作でしたが,上に並べたキャラ絵を見てもらっても分かるとおり,残念ながらX68k版のグラフィックにはなぜかリビドーへの訴えかけが足りない・・・。
そんなわけで98版を再評価することになりました。
エンドのスタッフロールにはいずれにも川口匡史氏の名前がありますが,X68k版では林家パー氏の名前が加わっているところが興味深いです。

ゲームとして面白いかというと微妙ですが,あのころの絵が好きな人にはこたえられない作品だと思いますので,グッと来た方はプレイされてもいいかと。
局部描写は98版は描画線なしのグラデーションなのに対し,X68k版はつるりん系を原則としつつ,河井さんだけ色トレス系の線引きがあります。ってわけわかんね。

98版には,おまけとして,ミュージックモードがあります。
使い方は,買い物に行って,商品を選び,確認の(Y/N)が表示されているときに,テンキーで数字を押すというもの。

本作のWindows用リメイクの,きゃんきゃんバニーPrimoも積みゲー内から発見されましたが,これとの比較はやるかもしれないし,やらないかもしれない。そんな感じ。

テクノポリス(徳間書店・'89/08号,'89/10号)に紹介記事があり,テクノポリスの'89/10号に98版スロットマシーン攻略法(上記のChaserさんのところに載ってる話)が掲載されていました。
また,,美少女ソフト大研究(大陸書房・'90/12)にも紹介記事がありますが,X68k版のグラフィックで紹介されてるので萎えーです。

以下,自分用メモ
切り取り範囲
(48,04)-(488,316)
(08,00)-(600,400)

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2 コメント

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Unknown (ただの98好き)
2010-01-03 22:32:50
初めまして
記事と関係なくて恐縮ですがディスカバリー閉鎖してしまってたのですね……
RED(全然売れなかったらしいですが)に思い入れがあったので残念です
JOKERⅡのエンディング曲が好きだったので、いつかは記事に取り上げていただけたら幸いです
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確かに残念です (MANIMANIA)
2010-01-05 19:26:15
ただの98好き 様
初めまして。
コメントありがとうございます。

もはやかつてのディスカバリーブランドではありませんでしたが,やはりなくなってしまう寂しさはあります。
どんなに中身が変わろうともその名前が引き継がれている限り,何かの機会に目にすることもありえたわけですが,もうディスカバリーというブランドから新しいゲームが発売されることは動かない事実ですもんね。残念です。

REDは,しかとみよさんのキャラクターに惹かれて,以前に序盤だけプレイしてみましたが,魅力的な女性キャラが出てくるまでに脱落してしまいました。
折りを見て再挑戦したいところです。

JOKERですか。先日,きゃんきゃんバニーのパッケージが見当たらず,98ゲーム入り段ボールを片っ端から開けていたときに1,2ともありましたので,こちらも遠からずプレイしたいと思います。

積みゲーが多すぎて,いつ書くことになるか分かりませんが,気長にお待ちいただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
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