最後の一葉

あの壁、最後の一枚の蔦の葉を見て。ああジョンジー、あれがベーアマンさんの傑作なのよ。

油彩№44 「静物」 (30日目)

2010年11月13日 22時54分01秒 | 油彩画(静物)
 この絵をジッと見ていて、一つひとつのモチーフがバラバラで、どれもが主張しあっていて、全体的なまとまりがない。モチーフの数が多すぎる。色数が多すぎる。
 また、長い間描いているのでマチエールが重厚なのはいいが、シャープな切れ味に欠ける。
 下半分も直さないといけないが、今日はとりあえず上半分をダンボールの切れ端でダーッと塗った。筆やペインティングナイフでは間に合わない。何しろ、古キャンでデコボコなので、真っ平にしたい。
 一つひとつのモチーフを一生懸命描いているうちに、対象物がバラバラになって絵になっていないことに気がつかなかった。袋小路にはまっていた。
 結局のところ、この絵は色相・色数をまとめたうえで、「もつとシンプルに。表現は複雑に」が課題。それと絵に大らかさがなくて余裕がない。レコードの向きを斜めにしてみよう。
 今日のところはこの辺で。
 明日はカルチャー教室の日なのだが、モデルさんの都合が悪いということなので、皆で大原美術館に行くことになった。大原美術館は何度か来ているが、もう20年振りくらい。楽しみ。
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