
山本甲士 著 小学館文庫 2020年 2月3日 16刷
大手の不動産会社に勤めていた主人公が50歳目前にリストラされ、次の職場も見つからないまま家族ともぎくしゃくし心も壊れそうになっていながら、サバイバル能力?で、自然の中にある食材を見つけたり、川釣りで魚を手に入れたり。
それを加工して「ひなた弁当」という弁当屋を始めてとんとん拍子にうまくいく、というお話。
主人公の芦溝良郎が、上司に騙されて出向を受け入れるあたりの話はいらいらする。
なんでそんなにバカなの?? そんなだからリストラ要員になるんじゃないの!とお尻を蹴っ飛ばしたいぐらいだった(笑)
父の勤めていた会社も大幅な人員整理を行ったことがある。
幸い・・・というのか、父はリストラされる側ではなく誰を切るか、、、選ぶ側だったけれど、いま思うとあの頃の父はすごく悩んで暗かった気がする。
切られる方は勿論だが、切る方にまわる側も喜んではいられない。
そんな事を思い出しつつ、良郎がこの先どうなっていくのか心配だった。
ある日、公園でドングリを拾いそれが米以前から食べられていた食材だと思い至ってからが、彼の運命を分ける。
道端や川べりで自生している食べられる野草を取ってきては、調理する。
そのうち、川釣りをしていた人とも知り合って釣りも学び、それら川魚をまた調理して弁当にすることを思いつく。
弁当作りは、大手不動産会社に勤めていた頃買っていた小さな弁当屋を使わせてもらったり、野草を採っていた時に知り合った品のいい男性が、実は不動産会社の筆頭株主だったり。
川釣りを覚えた時に出会った青年にまた釣りを教えることで彼を救い、彼の父親が勤め先の新聞社で良郎の事を記事にして、弁当の売り上げがぐんぐん伸びたり。
弁当を作り、売りだしてからの良郎の奮闘ぶりがすごすぎて、まぁちょっと、、、うまく行きすぎ感もあるけれど、世の中、長い目で見れば何が良くて何が悪いのか分からなくなる。
読後感はとても良かった。
大手の不動産会社に勤めていた主人公が50歳目前にリストラされ、次の職場も見つからないまま家族ともぎくしゃくし心も壊れそうになっていながら、サバイバル能力?で、自然の中にある食材を見つけたり、川釣りで魚を手に入れたり。
それを加工して「ひなた弁当」という弁当屋を始めてとんとん拍子にうまくいく、というお話。
主人公の芦溝良郎が、上司に騙されて出向を受け入れるあたりの話はいらいらする。
なんでそんなにバカなの?? そんなだからリストラ要員になるんじゃないの!とお尻を蹴っ飛ばしたいぐらいだった(笑)
父の勤めていた会社も大幅な人員整理を行ったことがある。
幸い・・・というのか、父はリストラされる側ではなく誰を切るか、、、選ぶ側だったけれど、いま思うとあの頃の父はすごく悩んで暗かった気がする。
切られる方は勿論だが、切る方にまわる側も喜んではいられない。
そんな事を思い出しつつ、良郎がこの先どうなっていくのか心配だった。
ある日、公園でドングリを拾いそれが米以前から食べられていた食材だと思い至ってからが、彼の運命を分ける。
道端や川べりで自生している食べられる野草を取ってきては、調理する。
そのうち、川釣りをしていた人とも知り合って釣りも学び、それら川魚をまた調理して弁当にすることを思いつく。
弁当作りは、大手不動産会社に勤めていた頃買っていた小さな弁当屋を使わせてもらったり、野草を採っていた時に知り合った品のいい男性が、実は不動産会社の筆頭株主だったり。
川釣りを覚えた時に出会った青年にまた釣りを教えることで彼を救い、彼の父親が勤め先の新聞社で良郎の事を記事にして、弁当の売り上げがぐんぐん伸びたり。
弁当を作り、売りだしてからの良郎の奮闘ぶりがすごすぎて、まぁちょっと、、、うまく行きすぎ感もあるけれど、世の中、長い目で見れば何が良くて何が悪いのか分からなくなる。
読後感はとても良かった。
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