
『京都寺町三条のホームズ 4』
望月 麻衣 著 双葉文庫 2016年4月17日 第1刷
サインを貰ったから書くわけじゃないけれど、だんだん良くなる・・・なんとやらで(笑) 最初のころから思うとミステリーっぽくなってきたと思う。
ただ、家頭(ホームズ)清貴くんが、いけずな(ところもある)京男子という設定なんだけど、ちっともいけずに感じないのは、なぜ?(笑)
京都のほんとの底意地の悪いいけずさから思ったら・・・ああ、京都の人怒らないでね・・・清貴くんのいけずなんて、ちっともいけずやあらへんで。と思う。

『妖庵夜話 グッドナイトベイビー』
榎田ユウ 著 角川ホラー文庫 平成28年4月25日 初版
このシリーズも5作目。 だんだんと青目甲斐児がスケールアップしてるなぁ。
時間を行ったり来たりする書き方ってあんまり好きじゃないけれど、この作品では効果的。
さいごの、、、オチともいえる部分でちょっと唸るね。
あ、そうきます??って感じ。
自分でもたま~にこれが京おんなの「いけず」かも?
なんて思う時があります。
言葉で説明は難しいけど
「表面は穏やかに丁寧に優しく・・・でも本音は違うところやし~・・・あんた気づきよし!」って感じかな?
イヒッ♪
因みに京おんなのイケズより京男のイケズの方が怖いって言いますけど???
兄はメッチャ優しくてええ人やったし微塵も感じなかったな~!
私は京男のイケズに出合ったことがないので分かりませんが、京女のイケズは分かります(笑)
やっぱり長い間都だったところで、本音を口にするとなにかと不都合があった期間が長かったので知らず知らず身に着いた生活の知恵なのかな?って。
この小説の清貴くんは、埼玉から引っ越してきたJKの葵ちゃんにはイケズ、と感じるようなんですが、全然、それはイケズの域に達していない、と私は思います(笑)
イケズって、おちゃこさんが書いてはるように、その場ですぐにイケズってわかるようではイケズじゃないでしょ?