イケメン好き

左胸の痛みでしばらく行ってなかったトレーニングルームに、今日こそは行こうと
朝から準備万端ととのえて、午後一で出かけたら・・・休みやった(泣)


　　　　　　　　　　ジンセイ　コンナモノサ！


　　・・・仕方がないから？　この間書きそびれた博物館の事・・・

前回の《国宝絵巻物展》が、あまりの人出と、それに対処しきれていないスタッフの対応のまずさに、頭の中で、プチ、プチ断線する音の聞こえていた私だから、今回も・・・警戒していた。　　暑いときに私を怒らすな！

ところが、今回は・・・うって変わってすごく良かった。人の入り具合も、展示方法も、方向性も、単調にならないようにメリハリのつけ方も。
そして、勿論、展示されている全てのものの＜本物の力＞も。

美術館で芸術的な側面を汲み、博物館で学術的な側面を汲み取る、なんていう
高尚な思いは、私にはない。

ただ・・・好きなのだ。やや薄暗い室内に、展示された、数々の書・画・刀剣・衣装・仏像・・・。凛として、本物の迫力が伝わってくる。

時を越え、時に負けずに生き残っている、本物の迫力。せいぜい生きて１００年の
人間なんて・・・・たいした事ないな・・・と、思う。
せっかく、本物を間近に見られる京都に住んでいるのだもの、機会があればせっせと足を運びたい。力を身体で感じたい。

ちょっと、上等な暇つぶしとして。

ゆっくりと見終わって、出口近くになったとき、ポスターや、地下鉄の中吊り広告にも大きく印刷されている《源頼朝》の肖像画が、ついにどこにも見当たらなかったことにおののく・・・ドコデ　ミオトシタ？
私の知る限り、日本の肖像画史上、彼に勝る男前はいない。　　結局、８日からの会期後半に展示されることが分かったのだが、博物館よ、２回越さそうとするのは
あざとくないか？！

「頼朝に逢えなかった」と話した友人に、「あんたのイケメン狂いは鎌倉時代まで遡るか」と言われた。

　　　　　　　否定は・・・・できない。