goo blog サービス終了のお知らせ 

菜の花畑を一緒につくりませんか?

群馬県内の菜の花畑づくり、廃食油回収、バイオディーゼル燃料など菜の花プロジェクトにかかわる情報を発信していきます。

イオン交換樹脂を固体培養とした新規なバイオディーゼル燃料製造技術の開発に世界で初めて成功

2005-12-05 | バイオディーゼル燃料
東北大学大学院工学研究科化学工学専攻の研究グループ(米本年邦教授、北川尚美助教授ら)は、一般的な水処理に利用されているイオン交換樹脂を固体触媒として油脂とアルコールとのエステル交換反応(50°C、大気圧下)を行い、再生可能な軽油代替燃料であるバイオディーゼル油を製造することに世界で初めて成功した。現在、バイオディーゼル油の製造には均相アルカリ触媒が用いられているが、(1)アルカリが混入した副生成物が生じるためその処理が必要、(2)アルカリとのケン化反応を生じるため原料の酸価を低くする処理が必要、などが製造コスト高や環境負荷の点で大きな問題となっている。本技術は、触媒の生成物への混入がなく、ケン化反応も生じないという特徴を有するためこれまでの問題点を一挙に解決可能とするもので、低コスト化を実現できかつ廃棄物ゼロエミッションの環境調和型製造技術として注目されている。

詳細は下記HP
http://www.eng.tohoku.ac.jp/php/eng/press/press-20051013.php

ディーゼルのベンツ(東京モーターショー)

2005-11-06 | バイオディーゼル燃料
papyさんから東京モーターショーの写真をいただきましたのでアップします。

デイーゼルを積んだベンツのスポーツカー


ホンダの水素を使った燃料電池車(赤いのは水素タンク)


水素供給システム


燃料電池車は電気モーターを各車輪に付けるので
ミッションや伝導用シャフトがいらなくなるばかりか、コンピューターでかなり複雑
な動きが出来そうです。


油のエンジンのような爆発音がなく、しずかで、排気管から
出るのは水です。時代は着実に変わっています。

使い古しのてんぷら油と貝殻でディーゼル燃料を製造

2005-10-10 | バイオディーゼル燃料
10/9の毎日新聞に貝殻を触媒にして、てんぷら油をディーゼル燃料化する製法が開発されたという記事が掲載されました。
貝殻のカルシウムやメタノールの代わりにエチルアルコールやエタノールなら、お酒や消毒液と同じなので安全のような気がします。

<ディーゼル燃料>てんぷら油からの製法開発 同志社大など [ 10月09日 03時00分 毎日新聞より]

 使い古しのてんぷら油からディーゼルエンジン用の燃料を作り出す新しい方法を、同志社大や独立行政法人・産業技術総合研究所などが共同開発した。劇薬の水酸化ナトリウムを使う従来法に比べ安全で、燃料1リットル当たりの製造コストも2~3割安い40~50円に抑えられるという。

 石灰岩や貝殻に含まれる炭酸カルシウムから作る酸化カルシウムを触媒にする。油とメチルアルコールを酸化カルシウム入りの容器に注いで1~2時間加熱すると、上澄みに燃料が分離する。

 劇薬の水酸化ナトリウムを使うこれまでの方法だと、廃液は強いアルカリ性になり、処理には大量の水と塩酸が必要だった。このため、燃料の製造コストも1リットル60円前後と高額になっていた。

 てんぷら油など植物油から作るディーゼル燃料は「バイオディーゼル燃料」と呼ばれる。その燃焼で出る二酸化炭素(CO2)は光合成によって植物に再び取り込まれるため、大気中のCO2濃度を増やさないとみなして良いとされる。地球温暖化対策として、国内外で利用が広がっている。

 酸化カルシウムは空気中の水やCO2と簡単に結合し、反応効率が悪くなる欠点があった。文部科学省の補助金を受けた同大などは、窒素ガス中で炭酸カルシウムを加熱して酸化カルシウムを作り、すぐに金属製容器に入れて保管する方式を開発、水やCO2の付着を防ぐことに成功した。

 同大先端科学技術研究センターの高津淑人・特別研究員は「スーパーなどに酸化カルシウムの入った容器を置き、そこに使用済みの油を持ち寄ってバイオ燃料を作る仕組みを広めたい」と話してい

BDF施設見学

2005-10-01 | バイオディーゼル燃料
先日BDF製造施設の見学をしました。
100リットルの廃油に苛性ソーダ、メタノールを入れ分離させ
希塩酸、硫酸マグネシウムを使って中和しながら、水20リットルをつかって4回洗浄すると80リットルのBDFができるとのことでした。所要時間は5時間です。
結構環境負荷があるなあと感じました。
エンジンを改造し、廃油をダイレクトにいれるSVO仕様車の可能性も重要になってくるかもしれませんね

次はプラスチックゴミリサイクル施設と廃油石けん製造施設の見学を予定しています。

灯台下暗し

2005-08-31 | バイオディーゼル燃料
なんと高崎市の剣崎町でBDFを扱う有限会社があるという情報をいただきました。
電話して、見学をお願いしてみようと思います。
もし別けていただけるなら、夫のハイラックスに入れることができたら…
面白くなりそうです。
抵抗したら、騙して入れちゃおうかな!
ちょっと ワクワクしてきました

前橋市の清掃車1台はこのBDFを利用しているそうです。
8/24上毛新聞より


8/28朝日新聞 群馬版より

長野県庁近くのBDF(てんぷら油のディーゼル燃料)販売スタンド

2005-07-25 | バイオディーゼル燃料
高崎駅で5分遅刻で新幹線に乗り遅れました。次の新幹線はは1時間後でした。
長野駅に着き、飯田行き高速バスの接続が大変悪く、2時間近く待つことになりました。
それで、長野県庁近くのBDF(てんぷら油のディーゼル燃料)を販売しているガソリンスタンドを探してみました。県庁近くの3つのスタンドに聞いてみると、なんと駅に一番近く、長野市市民公益活動センター(もんぜんぷら座)の隣のスタンドでした。しかし過去に販売していましたが、現在は会社の方針で取り扱っていないということでした。残念!

手づくりバイオディーゼル燃料セミナーのご案内

2005-07-09 | バイオディーゼル燃料
自分で油から燃料を手づくりしてみませんか?
世界中のバイオディーゼラーたちが参照し、アメリカやヨーロッパの品質基準
に合格したことのある手づくりバイオディーゼル燃料の作り方をセミナーやワ
ークショップで紹介しています。

次回セミナーのご案内:
日時: 2005年8月21日(日曜日) 午後2時~5時
場所: 京都府・丹波町のプロジェクト本部
定員: 約12名(溢れてしまった人は次回にお願いします)
申し込み:8月18日(木曜日)までに
midori@journeytoforever.org へメー
ルください。折り返し、詳細についてご連絡します。

※団体向け特別セミナーの設定、もしくは出張講演も可能です。
※応用編のワークショップも開催しています。

<セミナー内容>(基本編 約3時間)
1.プレゼン: バイオディーゼル燃料の紹介、作り方の概要(約1時間)
2.デモ: バイオディーゼル作りの化学反応の仕組み
     滴定 - 廃油からの燃料づくりのポイント
     手づくり燃料製造器の機能説明と燃料づくりの実演(約40分)
3.現場見学: 廃食用油からバイオディーゼル燃料を手づくりする工程
紹介(約40分)
4.質疑応答(約40分)

ジャーニー・トゥ・フォーエバー」の手づくりバイオディーゼル燃料について

バイオディーゼル燃料は環境と健康、エンジンにも嬉しい再生可能なバイオ燃
料です。しかも地域内で入手可能な植物油や動物脂肪を原料に、家庭や小さな作業場で身近な道具を使って手づくりすることができます。

私たちが1999年に初めてバイオディーゼル燃料を作ったときは、ごく初歩的な
作り方しか一般に紹介されていませんでした。そこで「ジャーニー・トゥ・フ
ォーエバー」はインターネット上に「バイオ燃料メーリングリスト」と「バイ
オ燃料ビジネスメーリングリスト」を開設。世界中から参加した2,800人以上
(2004年8月現在)の草の根バイオディーゼラーや専門家、学術者、企業家た
ちと、誰もがどこでも特別な設備がなくてもバイオ燃料を手づくりできる方法
を一緒に開発してきました。私たちが紹介している手法で作ったバイオディー
ゼル燃料はアメリカやヨーロッパ諸国の品質基準を軽くクリアしており、世界
でもトップの作り方として個人的燃料づくりや商業的生産に参照されていま
す。

原材料は植物油や動物油脂とメタノール、苛性ソーダなどだけ。道具はその辺 の物を使って、手づくりバイオディーゼル燃料を作ってみませんか?

セミナー申し込み・問い合わせは<
midori@journeytoforever.org>まで。
*資料代と活動支援として、一般の方にはセミナーにき5,000円をお願
いしています。
*セミナーへのお子様やお連れの方の同行はご遠慮ください。



てんぷら油で走る車が実体験できるワークショップのご案内

2005-07-09 | バイオディーゼル燃料

ビーグッドカフェ安曇野 夏のワークショップ! 7/16-18 参加者募集!

Vol.16 テーマ 「パーマカルチャーとエネルギー
            持続可能なエネルギーを使ってみよう」

パーマカルチャーを主軸にした実体験型ワークショップ。

日本人と同じ暮らしを世界中の人たちがすると地球が2.5コ必要です。
有限な環境の中で私たちはどう生きたらいいのか。
化石燃料ではない持続可能なエネルギーが今注目されています。
バイオマスといわれる再生産可能な植物エネルギーやソフトエネルギー、
自転車発電や廃油のランタン、蜜蝋キャンドルづくり、
天ぷら油で走る車の製作にチャレンジしてみます。
キャンドルナイトのオルゴールコンサートや手回しオルガンを聞きながら、
電気を消して夢の世界にタイムスリップしましょう。
そして初夏の安曇野の自然を堪能しましょう。

[ 講師 ]
 和田竹彦(W.O.I. 広報担当)
 染谷ゆみ(株式会社ユーズ代表取締役)
 山田貴宏(パーマカルチャーセンター・ジャパン、建築家)
 四井真治(農業コンサルタント そいるデザイン)
 臼井健二(シャロムコミュニティー代表)
  
 モーニング・ヨガ/臼井朋子(シャロムコミュニティー)
 オルゴールコンサート/臼井則孔(オルゴールDJ)
 DJ/谷崎テトラ(構成作家、ミュージシャン)
 ナビゲーター/杉本晴美(自然案内人)

7月16日(土)
13:00-14:00 受付(※穂高駅からの送迎は廃天ぷら油で走る車で行います) 

13:30-14:00 パーマカルチャーとエネルギー1
          自転車発電によるビデオ上映「パーマカルチャー」
14:00-15:00 オリエンテーション
15:00-16:00 パーマカルチャーとエネルギー2/臼井健二
          「舎爐夢のパーマカルチャー的実践例を見学」
16:00-17:00 パーマカルチャーとエネルギー3/四井真治
                   「パーマカルチャーの基本」
17:00-20:00 温泉、夕食
20:00-21:00 自己紹介オープンマイク

7月17日(日)
06:00-07:00 モーニング・グリーンウォーク&モーニング・ヨガ
07:00-08:00 パーマカルチャーとエネルギー4
          「ワークショップ
          ~近くに生えているハーブを利用してドレッシングを作る~」

08:00-09:30 朝食
09:30-11:00 パーマカルチャーとエネルギー5/四井真治、臼井健二
          「農業実習-1~畑とエネルギー~」
11:00-12:30 パーマカルチャーとエネルギー6/和田竹彦、染谷ゆみ
          「ストレート・ベジタブル・オイル ディーゼル システム

          ~天ぷら油で走る車を作る~」
                      「生態系のリサイクル屋 染谷商店の取り組み
12:30-13:30 ハッピーオーガニックランチ
13:30-14:30 シエスタ・タイム(お昼寝・自由時間)
14:30-17:00 パーマカルチャーとエネルギー7
                      「ワークショップ
          ~廃油ランプ作りと蜜蝋を使ったキャンドル作り~」
17:00-20:00 温泉、夕食(廃油ランプと蜜蝋キャンドルのキャンドルナイト)

          オルゴールコンサート/臼井則孔(オルゴールDJ)
20:00-21:00 パーマカルチャーとエネルギー8/山田貴宏
          「パッシブソーラー~建築的な工夫による太陽熱利用~」


7月18日(月・祝)
06:00-07:00 モーニング・グリーンウォーク&モーニング・ヨガ
07:00-08:00 パーマカルチャーとエネルギー9/四井真治、臼井健二
          「農業実習-2~畑とエネルギー~」
08:00-09:30 朝食
09:30-10:00 SVOディーゼル システム自動車完成披露     
10:00-12:00 パーマカルチャーとエネルギー10
          「デザインワーク~持続可能なエネルギー~」
12:00-13:30 ハッピーオーガニックランチ
13:30-14:30 エンディングセッション

[ 日時 ] 7月16日13:30 - 18日14:30
[ 会場 ] 舎爐夢(シャロム)ヒュッテ 
 〒399‐8301 長野県南安曇郡穂高町有明7958
 Tel/Fax 0263-83-3838
shalom@ultraman.gr.jp
 交通手段> http://www.ultraman.gr.jp/ ̄shalom/
[ 参加費 ] 2泊3日¥10,000
 食事と宿泊費は別途料金。/各回40名限定/必需品=軍手、農作業に相応しい靴、帽子 
*定員40名。オーバーになりお断りすることが多々有ります。早めにご予約
くださいませ。
[ 申込み ] メールにて。<
azumino@begoodcafe.com>
[ 問合せ ] Tel/Fax 0263-83-3838 090-1769-1598

宿泊のご案内:舎爐夢(シャロム)ヒュッテイベント特別価格
レギュラー宿泊◇¥5,000 (26 名)
シュラフ持参泊◇¥1,500 (20 名)ドミトリー男女別相部屋
テント持参泊 ◇¥1,000 (10 名)

夕食 ¥1,200
朝食 ¥800
昼食 ¥1,000
*労働力の提供でコミュニティ通貨PEACE がもらえます。

◇パーマカルチャーとは、豪州ビル・モリソン氏らが提唱する、人間にとっての恒久的持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系のこと。

 語そのものは、パーマネント(永久の)とアグリカルチャー(農業)の合成語であるが、同時にパーマネントとカルチャー(文化)の合成語でもある。



おまつりの発電器にバイオディーゼルを

2005-06-22 | バイオディーゼル燃料
京都大学の西部講堂で開かれた「太陽と月のまつり」というイベントの野外ステージと屋台村で使う電力を発電する発電器を回すために、手づくりバイオディーゼル200リットルが「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」より提供されました。

バイオディーゼルの副産物から作ったせっけんも会場で使われました。

展示では植物油そのまま利用して1ヶ月経過した、エルスベット装着のタウンエースが出展されました。出展にあたり丹波から京都市まで3往復し、高速も含めて快適に走ったそうです。
立て看板を見て「すごっ」「マジ~!」と立ち止まった人に、てんぷら油の排ガスを吸ってもらいました。
関心の高い人が多かく、反応は上々のようでした。(biofueljpメーリングリストより)

BDFは車だけではなく、畑を耕すトラクターや発電機でも利用しながら、PRしていくといいんですね。
群馬でもpapyさんのパジェロやspicaさんのハイラックスが展示できる日が来たり、また発電機にBDFをつかって屋台ができたら面白いですね。




地方自治体が関っているバイオディーゼル燃料利用の取り組み

2005-06-15 | バイオディーゼル燃料
長野県 長野市、松本市、上田市などで廃食用油の回収及び菜種植物の栽培などを開始。給食センター車、農業用機械、観光施設などで活用。
新潟県上越市 廃食油からつくられたバイオディーゼルが、市の公用車と上越市環境衛生公社のゴミ収集車で使用されている。
千葉県 菜の花の栽培、菜種油の食用としての利用、廃食用油を回収し、せっけんやバイオディーゼルとして加工、利用をめざす「菜の花エコプロジェクト」を開始し、2004年は4.3haで収穫。
静岡県トラック協会 静岡県大東町他で栽培された菜種を原料にしたディーゼルトラック用バイオディーゼル燃料利用実験を進めている。2004年の浜名湖花博でもデモストレーションバスが稼動。
滋賀県 近江鉄道(彦根市)と江若交通(大津市)が2004年10月から、共同でBDFを使った「びわこ横断エコバス」を運行。
滋賀県新旭町 住民主体の「菜の花エコライフネットワーク」が「菜の花→菜種油→廃食油→燃料化」という循環型リサイクルシステム構築を目指し、活動中。
滋賀県愛東町 BDF精製施設ともみ殻や木くずからくん炭を作る炭化施設などを備えた循環型拠点施設「愛東エコプラザ・菜の花館」を2005年1月に開館。
京都市 廃食用油を回収しバイオディーゼル燃料を製造。ゴミ収集車や、市営バスの燃料として活用中。
広島県大朝町 NPO法人INE OASA(いーね おおあさ)を中心に空き農地を活用した菜の花の栽培、廃食油の回収等によってバイオディーゼル燃料を製造し、スクールバス、町営バスなどに利用している。
香川県善通寺市 学校給食に使用する食用油から出てくる廃食油を燃料化プラントで燃料に精製し、ゴミ収集車を稼働させている。
鹿児島県曽於郡 曽於郡にある8つの町から委託を受けてゴミの回収をしている「そおリサイクルセンター」が廃食油回収も実施している。廃食油燃料をゴミの回収車などに使用。