自然エネルギー施設見学会に参加してきました。
田口発電所 水力発電 6000キロワット
坂東橋下流から県庁北までの広瀬川約10kmの間に、「田口発電所」、「関根発電所」、「小出発電所」、「柳原発電所」の四つの発電所があります。
田口発電所は最上流にあり、最大使用水量58.2立方メートル/s、有効落差12.4m、最大出力6,000kwの低落差・大流量の発電所です。
理論出力=有効落差×水量/秒×9.8
黒四ダムのような大規模ダムのイメージとは全く異なり、平地を流れる農業用水のわずかな落差を利用して発電していました。
吉岡風力発電所 風力発電 300キロワット
雷が落ちて故障したり、風が吹かないで発電しなかったりで、稼働率は10%程度にしかならないそうです。採算がとれるのは20%なのでなかなか厳しい状況です。
出力=空気密度/㎥×受風面積×(風の速度)の3乗×風車総合効率
風速が5メートルの時の発電力1を1とすると、4メートルの時では5/4の3乗なので0.512で半分になってしまいます。
また風速が2倍の10メートルでは8倍の出力が期待されます。
天狗岩発電所 水路式小水力発電 【最大出力】540kW
農業用の天狗岩用水路に設けた小水力の発電所です。
新機種として開発された屋外型の一体型水車発電機を4台設けました。
かんがい期は10.4立方メートル/sで4台稼働、それ以外の時期は2.66立方メートル/sで1台稼働としています。運転は流量に応じた台数制御をしています。
黒崎養豚プラント バイオガス利用発電
豚1000頭、糞尿は分離し、糞2100キログラム/日、尿15㎥/日
糞尿は別処理 設備投資1億円
武井養豚プラント バイオガス利用発電
豚500頭、糞尿2600キログラム/日で5キロワットの発電 設備投資1億円
糞尿は分離しない
バイオガス発電は設備投資が高額です。
糞尿処理と発電のための施設面積は豚を飼う豚舎面積と同じくらい、もしくはそれ以上の面積が必要でした。
臭いの問題は未解決のように感じました。
水力発電と風力発電は群馬県企業局、バイオガスは明電舎が行っています。
次回は市民出資の範囲でできる小規模水力発電の見学です。
青森県の市民風車や長野県飯田市の太陽光発電のようなものなのでしょうか?
楽しみです。
田口発電所 水力発電 6000キロワット
坂東橋下流から県庁北までの広瀬川約10kmの間に、「田口発電所」、「関根発電所」、「小出発電所」、「柳原発電所」の四つの発電所があります。
田口発電所は最上流にあり、最大使用水量58.2立方メートル/s、有効落差12.4m、最大出力6,000kwの低落差・大流量の発電所です。
理論出力=有効落差×水量/秒×9.8
黒四ダムのような大規模ダムのイメージとは全く異なり、平地を流れる農業用水のわずかな落差を利用して発電していました。
吉岡風力発電所 風力発電 300キロワット
雷が落ちて故障したり、風が吹かないで発電しなかったりで、稼働率は10%程度にしかならないそうです。採算がとれるのは20%なのでなかなか厳しい状況です。
出力=空気密度/㎥×受風面積×(風の速度)の3乗×風車総合効率
風速が5メートルの時の発電力1を1とすると、4メートルの時では5/4の3乗なので0.512で半分になってしまいます。
また風速が2倍の10メートルでは8倍の出力が期待されます。
天狗岩発電所 水路式小水力発電 【最大出力】540kW
農業用の天狗岩用水路に設けた小水力の発電所です。
新機種として開発された屋外型の一体型水車発電機を4台設けました。
かんがい期は10.4立方メートル/sで4台稼働、それ以外の時期は2.66立方メートル/sで1台稼働としています。運転は流量に応じた台数制御をしています。
黒崎養豚プラント バイオガス利用発電
豚1000頭、糞尿は分離し、糞2100キログラム/日、尿15㎥/日
糞尿は別処理 設備投資1億円
武井養豚プラント バイオガス利用発電
豚500頭、糞尿2600キログラム/日で5キロワットの発電 設備投資1億円
糞尿は分離しない
バイオガス発電は設備投資が高額です。
糞尿処理と発電のための施設面積は豚を飼う豚舎面積と同じくらい、もしくはそれ以上の面積が必要でした。
臭いの問題は未解決のように感じました。
水力発電と風力発電は群馬県企業局、バイオガスは明電舎が行っています。
次回は市民出資の範囲でできる小規模水力発電の見学です。
青森県の市民風車や長野県飯田市の太陽光発電のようなものなのでしょうか?
楽しみです。