菜の花畑を一緒につくりませんか?

群馬県内の菜の花畑づくり、廃食油回収、バイオディーゼル燃料など菜の花プロジェクトにかかわる情報を発信していきます。

自然エネルギー施設見学会に参加してきました。

2006-07-29 | 菜の花イベント情報
自然エネルギー施設見学会に参加してきました。

田口発電所 水力発電 6000キロワット
坂東橋下流から県庁北までの広瀬川約10kmの間に、「田口発電所」、「関根発電所」、「小出発電所」、「柳原発電所」の四つの発電所があります。
田口発電所は最上流にあり、最大使用水量58.2立方メートル/s、有効落差12.4m、最大出力6,000kwの低落差・大流量の発電所です。
理論出力=有効落差×水量/秒×9.8
黒四ダムのような大規模ダムのイメージとは全く異なり、平地を流れる農業用水のわずかな落差を利用して発電していました。

吉岡風力発電所 風力発電 300キロワット
雷が落ちて故障したり、風が吹かないで発電しなかったりで、稼働率は10%程度にしかならないそうです。採算がとれるのは20%なのでなかなか厳しい状況です。
出力=空気密度/㎥×受風面積×(風の速度)の3乗×風車総合効率
風速が5メートルの時の発電力1を1とすると、4メートルの時では5/4の3乗なので0.512で半分になってしまいます。
また風速が2倍の10メートルでは8倍の出力が期待されます。

天狗岩発電所 水路式小水力発電 【最大出力】540kW
農業用の天狗岩用水路に設けた小水力の発電所です。
新機種として開発された屋外型の一体型水車発電機を4台設けました。
かんがい期は10.4立方メートル/sで4台稼働、それ以外の時期は2.66立方メートル/sで1台稼働としています。運転は流量に応じた台数制御をしています。

黒崎養豚プラント バイオガス利用発電
豚1000頭、糞尿は分離し、糞2100キログラム/日、尿15㎥/日
糞尿は別処理 設備投資1億円

武井養豚プラント バイオガス利用発電
豚500頭、糞尿2600キログラム/日で5キロワットの発電 設備投資1億円
糞尿は分離しない

バイオガス発電は設備投資が高額です。
糞尿処理と発電のための施設面積は豚を飼う豚舎面積と同じくらい、もしくはそれ以上の面積が必要でした。
臭いの問題は未解決のように感じました。

水力発電と風力発電は群馬県企業局、バイオガスは明電舎が行っています。
次回は市民出資の範囲でできる小規模水力発電の見学です。
青森県の市民風車長野県飯田市の太陽光発電のようなものなのでしょうか?
楽しみです。

てんぷら油の燃料でパリダカに挑戦!!

2006-07-24 | バイオディーゼル燃料
papyさんからいただいた情報です。
引用 大阪産業大学HPより
大阪産業大学と大阪トヨタ自動車(株)、(株)レボインターナショナル、TeamUkyoの4組織が中心となり、2007年1月のユーロミルホー・ダカールラリー(通称:パリダカラリー)に参戦することになりました。そのマシンのデータ収集と調整を兼ねて2006年8月6日から12日にかけてタイ国で開催されるアジアクロスカントリーラリーに出場します。ドライバーは元F1ドライバーで本学客員教授の片山右京氏です。
地球環境問題を念頭においたこのプロジェクトは廃植物油(天ぷら油)をリサイクルしたバイオフューエルを燃料とするディーゼルエンジン車です。
100%のバイオフューエルを燃料として自動車競技に出場するのは世界でも始めてのことです。化石燃料を使わないため、硫黄酸化物の排出は、ほとんどありません。自動車競技を通じて環境問題を訴えることを目的に2009年までの3年間参戦する予定です 。

環境にはディーゼル

2006-07-15 | バイオディーゼル燃料
自動車メーカーのホンダが環境カーとして新型ディーゼルエンジン搭載の車の販売を3年以内に始めるようです。
これは窒素酸化物を削減できる触媒技術の開発に成功したためのようです。
これでディーゼルエンジンのマイナス面はなくなり、燃費がよく二酸化炭素の排出量が少ないというプラス面が際だってくるのではないでしょうか?
ヨーロッパでのディーゼル乗用車販売比率の伸びは、1998年に比べ2005年では2倍になっています。

このような動きは三菱自動車でもあるようで、2010年の量産化を目指しています。

朝日新聞 2006.7.14 経済12面より

菜の花情報交換会の報告

2006-07-14 | 菜の花イベント情報
この一年間で県内の菜の花畑づくりをしている人々やバイオディーゼル燃料を製造しているNPO法人とつながりができました。
6月17日 14:00 県庁昭和庁舎22会議室で情報交換会を行いました。
梅雨の合間の好天でしたので、菜種の収穫作業で、出席できない方もいらっしゃいましたが、今年度から太田市で菜の花プロジェクト推進モデル事業を始める太田市地球環境を守る会さんにも遠方よりご参加いただきました。


情報提供者は
★菜の花プロジェクトを目指して
男井戸川遊水池予定地活用実行委員会
中之条菜の花プロジェクト推進モデル事業
前橋市北西地区環境アドバイザー


★バイオディーゼル燃料製造の現状と課題
環境リサイクルサポート

★菜の花プロジェクト推進モデル事業について
群馬県蚕糸園芸課

★デモンストレーション
バイオディーゼル車の排気ガスのにおいを嗅いでみよう(環境リサイクルサポート)
菜種の搾油を見てみよう(自然エネルギーを考える会群馬 高階ミチ)

ご参加頂きました皆様、お世話になりました。