菜の花畑を一緒につくりませんか?

群馬県内の菜の花畑づくり、廃食油回収、バイオディーゼル燃料など菜の花プロジェクトにかかわる情報を発信していきます。

菜の花サミット in 甘楽

2010-11-28 | 菜の花イベント情報
平成22年11月27日13:30より甘楽町のら・ら・かんらに於いて
群馬県主催、環境カウンセラーズぐんま主管の地域環境学習推進事業が開催されました。

バイオマスを中心とした地域エネルギーの利用をテーマとして、
県内の菜の花プロジェクト、廃食用油事業の関係者が集まり、その推進、普及、活動の継続について
パネルディスカッションを行いました。

第1部では群馬県企画部科学技術振興室長の上石洋一さんの
「群馬県におけるバイオマスの利活用について」の講演会が行われました。


小水力発電、1日あたり1万トンも排出される家畜排せつ物、
間伐材などの木質系バイオマス、年間15万リットルも排出される廃食用油
の県内利活用状況が写真、データで紹介されました。

地域エネルギーはこの他太陽光、風力、地熱などもあるが、
大切なのは人的なエネルギーであり、
両者の総合力が地域エネルギーであると講演されました。

地域の特徴を活かして再生可能なエネルギーを中心とした低炭素社会づくりに向かって
地域の人たちが行動することだと思いました。

第2部は
まず菜の花くらぶから2005年から活発になってきた群馬県内の花プロジェクト取り組み状況の経緯、
助成金から事業を開始した団体の助成金終了後の事業展開、
あたらしい人材を仲間に入れていく方法などに課題がみられることが報告されました。


猿ヶ京ネットワークは観光と菜の花プロジェクトを連携させた取り組み

鼻高町をきれいにする会は旧住民と新住民との交流、
地元小学児童に向けた、ソバ、馬鈴薯、さつま芋等を加えた、農業体験受入と食について考える場の提供
菜の花だけではなく、秋のコスモスまつりとの年2回の花祭りの状況
多角的な要素を加えながら事業継続をしている状況が報告されました。

板鼻グリーンネットからは、企業ボランティアの受け入れ、地元中学生の環境学習との連携により
新たな人材を受け入れている状況

菜の花プロジェクトin甘楽からは
作付面積が0.8haから3haに増えていること
耕運機や軽トラックなどを購入したこと、
年間労働の半分を菜の花畑づくりをしているキーパーソンの存在
定年退職者の協力、有機農業に関心のある人、安心安全な食材を求めるひととの交流ができてきていること
1トンを超える菜種油をボランティア協力した人に分配し(10%)、残りを販売し、経費を捻出できるよう
経営している状況
県内の廃食用油を処理できるよう、環境リサイクルサポートとBDF工場を藤岡市に建設が具体的に進んでいること
が報告されました。

甘楽町職員からは甘楽町ではこの他に
ソバのオーナー制度、甘楽ふるさと農園のしくみで都市と農村の交流がはかられていることが紹介されました。

参加者も交えたディスカッションでは、
連作障害問題
小規模な取り組みで収穫した菜種を大規模のところと一緒に搾油してもらうような連携づくり
プランター1個から、農地の一部、一人1アール程度の簡単に始められる小さな取組も新たな人材づくりという視点では大切
関係者で情報交換できるネットワークは大切
などの意見がでました。

甘楽町には高崎から上信電鉄が走っています。

切符は磁気製のものが多くなってしまいましたが、昔ながらの厚い紙のものでした。




電車の天井には銀河鉄道999のイラストがありました。


上州福島駅は木造です。右側の自転車は無料で貸し出ししています。会場まで借りることができました。

線路は民家の庭や畑の中をしっかりした柵で囲われることもなく、敷かれています。
子供が線路の中に入り走っていたため、警笛をならし、停車し、運転手が降りて子供を注意するというアクシデントがありました。