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KANZLERAMTオタクの日々

ドイツのテクノレーベルKANZLERAMTをこよなく愛する男の日々の独り言。

ホントなら凄ぇな…。

2006-06-18 22:42:18 | テクノ・音楽
某所で得た情報なんだけど、WIREの前日(9月1日)、
ALEXANDER KOWALSKIとJORIS VOORNが
WOMBでシークレットパーティ的なものをやるのだとか。

これ、もし本当だとしたらマジ凄い。

ノリ的にはWIRE前夜祭みたいな感じなんだろうけど、
でもむしろ僕的にはこっちの方が本祭になってしまいそう。

WIREではどうせ、
30分そこそこのライブセットで終わっちゃうだろうけど、
こっちならもっと長いセットでやってくれるかもしれないし。

ヘタするとJORISとのコラボで何かやってくれるかもしれない。

ヤバイ…ヤバ過ぎる。

KANZLERAMT VOL.6。

2006-06-09 15:17:44 | テクノ・音楽
ネット通販で頼んでた、
KANZLERAMTの最新コンピレーション[KANZLERAMT VOL.6]。

昨日届いたのだけれど、あまりに良くって、
ずっと延々リピートで聴きまくってる始末。

 

#01.JOEL MULL - Reminder/Original
#02.SOLID GOLD PLAYAZ - Alone/Life Underground Mix
#03.OFFSHORE FUNK - Mega bit me
  /Spirit Catcher Way Of Life Mix
#04.JOEL MULL - Reminder/
  Medley from hix-,osf-&rayconstructed Mix
#05.RAY KAJIOKA - Heat
#06.ALEXANDER KOWALSKI&JORIS VOORN - She's Worth It
#07&08.OFFSHORE FUNK - Offshoot
  /Medley from discoabstechermix von Peter Kruder
  &Diego's Corporal Flashback Mix
#09.OFFSHORE FUNK - Mega bit me/Ian O'Brien Mix
#10.RAY KAJIOKA - Steam
#11.PAUL MAC - Jump Rope
#12.RAY KAJIOKA - Fresh
#13.DIEGO - /Pillow Rocker

以上全13トラック収録。
今回も、前作のコンピレーション同様、
HEIKO総帥直々によるミックス仕立て。

JOEL MULLの壮大な雰囲気のトラックでスタートして、
序盤はSOLID GOLD PLAYAZやOFFSHORE FUNKなんかの
ここ最近このレーベルお得意の
渋めデトロイティッシュな選曲でじっくり聴かせる。

中盤、ALEXANDER KOWALSKI・JORIS VOORN共作の
[She's Worth It]でグッと盛り上げておいて、
そこにOFFSHORE FUNK[Offshoot]リミックスなんて
ちょっとジャジーな変わり目トラックを
2曲続けてメドレーにして変化をつけてみたり。

終盤になるとBPMもかなりあがって、
流麗で硬質なドイツテクノ全開でラストまで突っ走る!!
と言った感じ。

遅めのBPMからスタートしたのが
中盤から徐々に盛り上げて最後はアゲアゲなフロアトラックで
盛り上げて終わる、と言った構成は前作を踏まえたものだけど、
でも今回は収録トラックが前作にも増して
バラエティに富んでいるなぁ、と。

それらを何の違和感も無く、
一枚のミックスに纏め上げてしまうHEIKO総帥の
構成力には本当にただただ感心。

だって、[Offshoot]のDIEGOリミックスみたいな
ジャズ風味で大人っぽいトラックと、
PAUL MACのブチ壊れたキ○ガイミニマルとが
一枚のミックスに入ってるなんて、普通はあり得ないよ。

曲の混ぜ方も、音を入れる部分・切る部分など
よく考えてあって、
それぞれの曲の良さを充分以上に引き出している。
さすがにレーベルオーナーだけあって、
自分のレーベルのトラックを研究尽くしてるなぁ、と。

個人的には、途中までの緩い展開も好きだけれど、
10曲目からの最終盤の流れが本当に秀逸かと。
ハイテンションで走り抜ける、この疾走感がホントたまらない。

RAY KAJIOKAの綺麗目ミニマルも、
PAUL MACの壊れミニマルも凄くハマってて格好いい。

何より、ラストのDIEGOの[Pillow Rocker]。
DIEGOらしい、テンション高い綺麗系ハードトラック。
彼自身の数年前の名曲[Hi Jacker]を思い出させる、
ベースラインが印象的なテクノで、
そこに絡むシンセのメロディも、SEの入り方も、
ハイハットの鳴りも、リズムも、
その全てが文句無しにカッコイイ。
ブレイクからの意外な展開には正直、度肝を抜かれた。

これは稀に見る神トラックだと思うよ。ホントに。

ホントかよ!?

2006-05-11 15:41:01 | テクノ・音楽
某所より、今年のWIRE出演者の情報を
フライング気味に手に入れたのですが、
まあ例年通り代わり映えしないメンツだなぁ~
なんて思っていたらそこに1人とんでもない人物の名が!!





ALEXANDER KOWALSKI。





ついに、ついに…ついにコワルスキー先生参戦とな!!??





キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!!





やばいです。物凄くやばいです。
WIREはもう、今年も端から行かない気でいましたけど、
でももしこれが本当ならば行かないワケにはいかないです。
ええ。もう行くしかないですとも!!

ただ…この情報が真かどうかがイマイチ分からないところ。
未だに公式サイト見ても何も載ってないし、
正直まだ何とも言えないです。

まあ今の段階では本当にそう決まっていたとしてもこの先、
何らかの理由で結局キャンセル、
とかそういうコトもあり得なくは無いですしね。

事実彼にはDOUBLE Xとしての来日を直前キャンセルって言う、
前歴もありますし。


とりあえずはもうしばらく、様子を見て考えようかと思います。

握りつぶしたトライ・エックス。

2006-05-11 00:18:42 | テクノ・音楽
YMO後期の歌謡曲アルバム[浮気な僕ら]を先日、
ふと思い出した様に取り出して聴いてみたのだけれど、
3曲目の[FOCUS]。
これがやけに気に入ってしまって、
一昨日位からずっとこの1曲だけを延々リピートして
聴いてしまっている始末。

YMO後期の歌謡曲路線の中にあって、
この曲だけが何か雰囲気が違う。そんな気がする。

日本語の歌詞は[浮気な~]に収録の他の曲と同じく、
他愛も無い内容のもので、
哲学的で難解な、[BGM][TECHNODELIC]のいわゆる
中期YMO路線のそれとは較べるべくも無いのだけれど、
でも曲の雰囲気そのものは歌謡曲のフォーマットに則りつつも、
[浮気な~]の他の曲よりはむしろ、
[BGM]の音に近い様な気さえもする。

何と言うか、「重い」のだ。
曲調自体がマイナーコード主体で暗めと言うのは勿論なのだが、
でもそんな表面的な部分とは別に「重い」。

一つは、リズムが重いと言うのもあるんだろうなぁ。
[浮気な~]の他の曲が軽めの曲調に合わせて、
ドラムの音も極力軽めに仕上げてあるのに対して、
[FOCUS]のドラムの音はなんかやたら重くて、
それもまた中期YMOの音を思い起こさせる。

あと、よくよく聴くとこの曲って凄いミニマルだと思う。
歌が入っていて、
勿論歌のパートにはしっかりしたメロディが乗っかってるので
一見分かり難いのだけれど、
でもじっくり聴くとかなりミニマル。

歌の部分を無視して、バックに流れる音だけを聴いていると、
延々同じコード・同じメロディの繰り返しなのがよく分かる。

[TECHNODELIC]の[階段]あたりを、
歌謡曲のフォーマットにムリヤリ乗せ変えて、
少しだけポップに創り変えてしまった。
そんな感じの曲にも思える。

どっちにしろ、実はYMOの「隠れた名曲」なんじゃないか、
と個人的には思う。
まあ、あまりこの曲を好きって人もいなさそうだけど…。

ディスクレビュー_2006年5月2日。

2006-05-02 15:48:14 | テクノ・音楽
今更なんだけれど、テクネジアのニューアルバム[POPSODA]。



前作の傑作アルバム[FUTURE MIX]は、
全編中国語ラジオショー仕立ての構成に
オリエンタルなアジア音階丸出しとかなりマニアックな創りで、
それが独特のアングラ感を醸し出していて良かった。

それから早5年。

その間に彼らの音も刻々と変化していて、
事実、ここ最近リリースされたトラックはどれも、
彼らの昔の曲が持っていた独特の「アジアらしさ」は消え、
普通の「カッコいい」テクノと言う印象だった。

そこへリリースされた今回の新作。

やはりそれは彼らの最近の音の傾向を受け継ぎ、
前作の様なアングラさは影を潜め、
全編通してアッサリと聴けるものに仕上がっている。

それに対しては賛否両論あると思うのだけれど、
でも僕はこのアルバム、本心から傑作だと思うのだ。

昔の様なマニアックさが無くなってしまったのは
確かに少し寂しいけど、でも音としては素直にカッコいい、
レベルの高い音を創っていると思う。

今作はDJ RUSHやらJORIS VOORNやらJOHN THOMASやらと
他アーティストとのコラボレーション曲も多く、それが結果として
彼ら独自のアジアンテイストを薄めてしまっているのかもしれない。

のだけれど、それは勿論完全に消えうせてしまった訳では無く、
例えば#1の出だしのパーカッションの音だったり、
#3のブレイクで広がる空間的なシンセだったり、
随所に「らしさ」は溢れている。

一聴、ベタなトランス風味のフロアトラックに思える#7とかも、
コード進行とかよくよく聴いてみるといかにもテクネジア風味。

結果、ありがちなテクノアルバムの様でいて、その実、
やっぱり彼らにしか創れない独特の世界が出来ていると思うのだ。

1stでその世界観の特異さを見せ付けておき、
2ndでは間口を広げてより広い層へもその音をアピールする。
と言うことなんじゃないだろうか。

などと色々書いてみたのだけれど、個人的にはとりあえず、
ここ最近の彼らのトラックの中で一番好きな、
[FINAL QUADRANT]が物凄くカッコいいアレンジで入っていたので
もうそれだけで大満足。だったりもする。

あと、歌モノが1曲入っていたのだけれど、それを聴いて再確認。
シャールの歌声はやっぱり高橋幸宏にソックリだ。

ディスクレビュー_2006年4月20日。

2006-04-20 22:41:39 | テクノ・音楽
久々にディスクレビュー。
ネット通販で取り寄せたJOHANNES HEILのニューアルバム(CD)。

 

ちなみにKANZLERAMTでなくKLANGからのリリースと言うことで
音はかなり変態性の強い暗黒エレクトロ。

最初聴いた感想としては、う~ん…
やっぱり個人的にエレクトロってちょっと苦手だなぁ、
と言ったところ。

特にこういうドス黒いエレクトロって言うのは、
なんかちょっと馴染めない。

JOHANNES御大の暗黒的な世界観そのものは好きなんだけど、
でもそれはミニマルのフォーマットで表現されている場合
(例えばKANZLERAMTからの過去の名曲[PARANOID DANCER]
しかり[I LOVE TO BEAT YOU CAUSE I HATE YOU]しかり)
のみで、エレクトロになってしまうとなぜか受け入れ難い。
様な気がする。

つまり、個人的にエレクトロが根本的に好きではない。
ただそれだけなんだと思う。

と思っていたのだけれど、何度か聴き込むうちに
「これはこれでアリなのかも」とか思えてきたから不思議。

アルバム全体を通して聴けば、
変態的なサウンドだけじゃなくて#6[RESCUE ME]の様に、
最近の彼の路線を思わせる綺麗目な音も入っていて、
バラエティに富んでいるので、それが繰り返し聴ける要因かも。
そして繰り返し聴くうちに次第に、なんとなくなんだけれど、
その音の「良さ」もじっくりと分かってくる感じ。

自分にとっては、最初とっつきにくくても、
何度も味わううちに「味が出てくる」そんな1枚かと。
そう言うイミでは中期YMOのアルバムと似たもんがあるなぁ。

アルバムラストに入っている[THE 1ST]。
このトラックはかなり凄い。
ストリングスの音が何層にも重なりあう、
まるでクラシックを思わせる様な荘厳なエレクトロニカ。
こういう、ちょっと「あり得ない」モノを創ってしまえるのが
この人の凄いところ。

大興奮!!

2006-03-29 10:27:00 | テクノ・音楽
まだ先の話なんだけど、
5月にKANZLERAMTのニューコンピレーションが出るみたいです。

どうやら今回も前回のコンピと同様、
HEIKO総帥直々のミックス仕立てになる模様。

で、トラックリストは以下の通り。

01 - Joel Mull - Reminder (original) (ka127)
02 - Solid Gold Playaz - Alone (Life Underground Mix) (ka125)
03 - Offshore Funk - Mega bit me
   (Spirit Catcher Way Of Life Mix) (ka124)
04 - Joel Mull - Reminder
   (medley from HLX-, OSF- & rayconstructed mix) (ka127)
05 - Ray Kajioka - Heat (ka126)
06 - Alexander Kowalski & Joris Voorn – She´s Worth It (ka121)
07/08 - Offshore Funk - Offshoot
   (medley from Discoabstechermix von Peter Kruder (ka129)*
   & Diego´s Corporal Flashback Mix (ka124)
09 - Offshore Funk - Mega bit me (Ian O'Brien Mix) (ka124)
10 - Ray Kajioka - Steam (ka126)
11 - Paul Mac - Jump Rope (ka122)
12 - Ray Kajioka - Fresh (ka126)
13 - Diego - tba (ka130)*

こん中でも、まだ曲名すら決まっていない、
ラストのDIEGOのトラックが気になります。

で、サンプル音源も聴けるので聴いてみたところ、
どうやらこのDIEGOのトラック。

少し前にDIEGOさん本人のサイトで聴けた、
彼のライブ音源に入ってた
かなりドかっこいいトラックだったことが判明!!

ライブ音源の3曲目だかに入ってて、
全然知らない曲なんだけれどめちゃカッコ良くて、
一体なんだろうこのトラックって思ってたんだけど、
どうやらまだ未発表の新作だったのね…。

何はともあれ、5月の発売が待ち遠しい!!

BLUE MOON BLUE。

2006-03-22 01:03:50 | テクノ・音楽
つい先日出たばかりの、
高橋幸宏のニューアルバム[BLUE MOON BLUE]。
もの凄くイイです。

 

全体としては、生音を多用した歌モノエレクトロニカ。
つまり、スケッチショウの影響がかなり色濃く感じられる作品。

なんだけど、スケッチショウと言ってももちろん、
1stの[AUDIO SPONGE]じゃあない。
あれはエレクトロニカと言うよりはむしろ、
YMOの流れを汲む正統派テクノポップですし。

かと言って、2ndの[LOOPHOLE]ほどに
叙情的かつ感傷的でしんみりしちゃってるワケでもない。

その間のミニアルバム[TRONIKA]。
あれと共通する雰囲気が漂っている1枚、です。

穏やかで優しく、じんわりと心に広がってくる感じ。
聴いてると、心の底から暖かくなってくる気がします。

なんか…冬っぽい音。
それももちろん寒さの中でこごえてるんじゃなくって、
冬の最中で外は寒いんだけれど、
温かい部屋でぬくぬくぽかぽかと、
幸せに浸ってる感じ、なんですよね。

と言いつつ、
リリース日は暦の上では完全に「春」なんですが(笑)

でもそう言えば春っぽいと言えば春っぽい気も…。

春なら春で、温かい日差しの中で歩いている感じ。
どちらにせよ、とにかく「暖かい」アルバムなんです。

収録曲は12曲。
どれかが特に目立って凄いとかじゃなくって、
全体として流れで聴くのがいい感じ。

ちなみに7曲目の[STILL WALKING TO THE BEAT]。
これは昔の高橋幸宏の曲を知ってる人ならば、
思わずニヤリとしちゃう曲かも。

80年代の幸宏さんの曲で、
[WALKING TO THE BEAT]って曲があるんだけれど、
恐らくこれのアレンジかと。
大人っぽい、ジャズ風味の曲に仕上がってるんだけど、
でも途中でまんま原曲のメロディが入ってたりもするし。

元ネタの[WALKING TO THE BEAT]自体も、
物凄いカッコイイ曲でオススメなんですけどね。

それにしてもやっぱり幸宏さんはかっこいい。
僕もあんなおじさんになりたい。
心底そう思います。

最近のハマり音楽。

2006-03-05 01:13:22 | テクノ・音楽
なんかふと久々に、
[サガ・フロンティア]の音楽聴きたいなぁと思って
ネットでとりあえずT260G編ラスボスの曲落としてみたら
凄く良くってハマってしまってこればっか聴いてる始末。

RPGのラスボスによくありがちな、
暗~い、重い曲調なんじゃなくって、なんか凄く軽いノリ。

て言うかこれ、テクノなんですよね。
イトケン先生が創った「なんちゃって」テクノ。

だけど、ただの「なんちゃって」じゃない。
独特のベースラインの生み出すノリ。
ピコピコしたメロディライン。
ストリングスの上音のかぶせ方。
4つ打ちのリズムとハイハットの鳴らせ方。
そして、同じフレーズの繰り返しの様で、
微妙に表情が変わっていく曲の構成。

聴けば聴くほどに、かなりテクノしてます。

実際、この曲創る為にイトケン先生、
YMOやら電気やら色々聴きまくったらしいし。

軽めの、楽しい感じの、ちょいミニマルなテクノ。

なんか他の曲も聴きたくなってきてしまった…。
こないだ実家帰った時、
サントラ持ち帰ってこれば良かったなぁ。

と言いつつ、今日たった今聴いてるのは、
久々にスケッチショウの[AUDIO SPONGE]。

これ、数年前に北海道へ旅行に行ったことがあるんだけど、
その前後の時期で買ったせいか、
聴いてると必ず北海道のこと思い出すんですよね。

[Do You Want To Marry Me]聴いて
なぜだか北海道の広大な牧草地の風景が頭に蘇ってきたり。

でも、別に旅行中に聴いてたってワケじゃないんですけどね。
不思議。

あとは最近ヘヴィローテなのが、
高橋幸宏の[ニウロマンティック]。
これは名盤ですわ。
ロマンティックな曲調と、
中期YMOの重さとが絶妙にマッチした独特のテクノ感。

と言うかやっぱり僕は幸宏さんが好きみたい。
YMOの中で彼がイチバンですよ。やっぱ。

ディスクレビュー2006年1月26日

2006-01-25 23:32:53 | テクノ・音楽
こないだ渋谷タワレコでゲットした2枚のCDを。

・FUSE PRESENTS/JORIS VOORN

 

なんとあのJORIS VOORN初(恐らく)のミックスCD。
綺麗な上音のゆったりしたトラックから始まり、
いかにも「彼らしい」繊細かつ流麗な音の世界が
紡ぎ上げられていくミックス。
それは去年の夏にクラブで直に体験した彼のDJプレイを
まざまざと思い起こさせます。
ノリだけではなくじっくりと聴かせるミックス。
ただ、欲を言えばもう一つ「盛り上がり」に欠けるのが少し残念。
て言うかやっぱり[INCIDENT]入れて欲しかったなぁ。
ベタだけどさ。

・UNEQUAL ARTS/SENDER BERLIN

 

個人的にかなり好きなアーティスト[SENDER BERLIN]の
ニューアルバム。
全体的にはKANZLERAMTなんかとも共通する、
デトロイトの影響を受けた硬質ドイツテクノで展開していく
いかにも「彼ららしい」音の創り。
前作の[GESTERN HEUTE MORGEN]の
延長線上にある音なんだけど、
でもその中で#1や#12みたく
流麗なメロディのアンビエントなトラックがあったり、
#7みたいな一風変わった歌モノがあったりと、
前作に較べてかなりバラエティに富んだ創り。
聴き込むほどに深い味が出てきて楽しめそうな1枚です。
ちなみにこれ、片面CD・もう片面はDVDと言う
変わった造りのディスク。
DVDの映像観ると彼らの親日家っぷりが見えて
ちょっと親近感が沸いてきちゃったり。
あと結構な電車オタクなのかもこの人達。