校内では、今日から金曜日まで、全学年1学期期末考査を行っています。
今朝、朝の挨拶を正門前で行っていますと、登校してくる生徒達が、教科書や問題集を覚えながら、大根坂をあがってきました。「試験頑張ってください」と声をかけると、「はい、ありがとうございます」とかえしてくれた生徒が多く、うれしく思いましたよ。
試験の様子を見に行きますと、皆真剣に、試験に取り組んでいました。
さて、以下の写真の「鏡」を皆さん、ご存じでしょうか。
本校の正面玄関にあります「鏡」です。「明治のピアノ」と柱を挟んだ反対側にあります。
鏡の上の方に、左から読むと
「場道弓校學女等高訪諏」とあります。
これって、戦前のものです。もちろん、右から読むのです。
「諏訪高等女學校弓道場」と読めます。
裏面に、縦書きで「記念 第二十九回卒業生」とあります。
昭和12年(1937年)3月に卒業した、144名の卒業記念品です。
本校弓道部の歴史につきましては、またの機会に執筆します。
こうした「お宝」が、本校の正面玄関に、昨日の校長日記で紹介した「明治のピアノ」とともにおいてあるところも、我が諏訪二葉高校の歴史の重みというんでしょか、伝統というんでしょうか、そうしたものを感じます。
同窓会つながりで、さらに別の話題です。
昼をはさみ、標記の会議が諏訪市内で行われました。私にもお声がかかり、出かけてきました。
歴代の同窓会長さんと現同窓会長さん・副会長さんがお集まりになっていました。
本校の同窓会本部役員は、2年ごとに改選されることになっています。よって、10年間で考えますと、あわせて5人の同窓会長さん及び15人の副会長さんを選出することになります。
この会議、今まで勤務した学校にはありませんでしたので、初めての経験です。役員改選期の年に行うそうです。よって2年に1回の開催の会議です。
今年度のここまでの学校の状況についてお話をして、さらに、私から皆さんにお諮りしたい案件もありました。
かつて、校長職は、「人事と環境整備」が大事であると伺ったことがあり、そのことを話しますと、「同窓会との関係もお願いします」と、間髪入れず、ある元会長さんが話してくださいました。「はっと」思いました。これからは、必ずそのことも付け加えて話そうと思いました。
また、昨日の「明治のピアノ」関連記事が、「長野日報」と「毎日新聞」に掲載されましたので、そのことにも触れました。皆さん、新聞をお読みになっていてご存じでした。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=31662
元会長さんたちが、自己紹介してくださいましたが、それぞれの会長時代に、それぞれの課題があり、学校に協力していただきながら、その課題を粘り強く解決された話に、いたく感激しました。詳細は書きませんが……。
お諮りした事案につきましても、より前向きな解決策をお示しいただき、感謝しています。
今回も、「校長先生は、弟のようなもの」と、ある元会長さんがおっしゃり、「しっかりやるようにと激励」され、会場を後にしました。
いつも思うのですが、ほんと、母校の諏訪高等女学校並びに諏訪二葉高等学校に対する同窓生の母校愛をびんびん感じながら、ありがたいことと思いつつ、私も諏訪二葉高校のために、「粉骨砕身」、身も心を尽くそうと思った次第です。
昨日の後援会総会でも、本校の同窓生の方が何人かいらっしゃり、母校に対する熱い思いを伺ってきましたので、さらにその思いが強くなりました。
帰校して、職員会に臨みました。
二葉祭関連の議事等、議題も多く、今日も長い時間かかりました。
正面玄関前に出現した、二葉祭カウントダウン掲示
(6月24日撮影)