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歩かない旅人

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憲法学者ってどうして胡散臭いのでしょう。

2015-10-29 12:07:19 | 産経新聞を読んで

 

  

いつものように、産経新聞に時に応じて阿比留記者がコラムを書きます。常にタイムリーな記事を書きますが。今回は村山談話にかかわる、憲法学者について書かれています。

 太鼓持ち学者と呼ばれる、曲学阿世の徒と称されると言うより、半分軽蔑されている学者と称する一群が、この日本にも多く救っています。一種の利得集団とも言えます。

 

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【阿比留瑠比の極言御免】 2015.10.29

  

 

村山元首相の憲法ご都合主義 自衛隊は違憲→合憲→違憲状態

 

 先の国会では、野党の多くが集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更はけしからんと騒いでいたが、政党の憲法観なんてけっこういいかげんなものである。7月9日付の当欄では、当初は憲法9条を「一個の空文」と否定していた共産党について触れたので、今回は社民党(旧社会党)の事例を指摘したい。

 自民、社会、さきがけの自社さ政権で首相に就いた社会党の村山富市氏は平成6年7月の衆院本会議で、それまで自衛隊は憲法違反としてきた党の憲法解釈をひっくり返し、自衛隊は合憲だと明言した。村山氏はこのときの反響について、日経新聞18日付電子版でこう振り返っている。

 「憲法学者だって批判した者がおる。『自衛隊合憲だなんて風上にも置けん政治家だ』と、こっぴどく批判されることもある。だけどそういう憲法学者も今はあまり言わない。もう半分認めちゃったからね」

  「弾力的に幅を持った形で考えていくことがなければ、政党の活動にはならない。学者の集団で議論だけで勉強するならいいが政党なのだから」

議論と現実を区別

 たとえ憲法学者から批判されようとも、学者の議論と現実とをきちんと区別して政権を運営しようとした跡がうかがえる。村山氏は著書、『そうじゃのう…』の中では、憲法9条と自衛隊の存在の矛盾に関してこう指摘している。

 「矛盾をはらんでいる現状を政治がどう受けとめるかと考えた場合、『自衛隊が憲法違反だ』と言って、論外という扱いをしたんじゃ政治にならない」

 興味深いのは、自衛隊合憲を打ち出した村山氏も首相時代に、国会でたびたび追及を受けていたことである。村山氏の答弁は、ときに開き直っているかのようにもみえる。

 例えば平成7年1月の衆院予算委員会で、自身の憲法解釈は憲法学者の多数意見とは異なり、いいかげんだと質問された際には、こんな答えを返している。

  「憲法学者がどういう解釈をしているかについては、おそらく学者によっていろいろ議論はあると思う。今あなたが言ったことを一方的に私が受けることはできない」

 「私の解釈から方針を変えたんですよ。自衛隊に対する政策を変えた」

 村山氏はこの答弁の真意について、『元内閣総理大臣 村山富市の証言録』でこう説明している。

 「あなたの信奉する憲法学者の言い分を押しつけたって無理ですよ。僕には僕の支持する憲法学者がいるんで、見解が違うのはあり得ることで、当然じゃないですか」

学者に寄りかかる

 なるほど、もともとさまざまな矛盾を抱え込んだ政治の世界では、多数派の学者が何を言おうと、己が正しいと判断したことを政治家としての責任で突き進めるしかないということだろう。納得できる話だ。

 ところが、その村山氏は国会で安全保障関連法を審議中の今年7月、国会前での抗議集会に参加してこう声を上げていた。

  「憲法学者の大多数がこの法案を『憲法が認めない、憲法が反対している』と言っているにもかかわらず、公然と国会の中で審議されている。まず憲法を守るべきだ。それが国会議員の役割だ」

 いつのまにか憲法学者に寄りかかっている。社民党もその後、「自衛隊は違憲状態」との立場に戻った。国会は、一部で退行現象を起こしている気がする。(論説委員兼政治部編集委員)

 

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 今日は、短く自分のコメントは差し控えます。しかしこの分に対しては賛成の意を表しています。



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