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類人猿から人へ物真似学習が主流に

2009-06-08 20:43:19 | Weblog
今日の心理学概論では、古典的条件づけなどの超シンプルな学習手続きのあと発見されたものをいくつか紹介しました。

道具的条件づけ、オペラント条件づけと呼ばれる、報酬によって強化される学習手続き。

ペットの飼育の基本に使われる、アメと罰によるしつけ法でもあります。

今では、行動療法として、あるいは生活習慣の改善を目的とした行動変容の基本手続きとして社会にうけとめられています。


洞察による学習。

この写真のような類人猿・霊長類など高次の脳機能を生かして、問題解決を図るように新たな環境での適応行動を修得していきます。

ケーラーはチンパンジーをもちいた洞察学習を研究しました。

ことばも覚え、絵文字で人と会話もする霊長類すらうまれてきています。


観察による学習

バンドゥーラの社会的模倣学習は、観察者の対象=代理(モデル)が報酬をもらう行動を真似するようになるという仕掛け。代理強化と呼ばれています。

人間の大人は、多くの場合、モノマネによって新しい行動を獲得しますね。

ミラー細胞がモノマネを実現する脳内実体だとわかれば、モノマネによる学習が成人の学習では基本的であることも理解できますね。

みなさん、恥ずかしがらず、人の真似をしてください。

たばこを吸わないでいると健康に長生きできる。そんな人のまねをするといいですね。

でも、決して、池田小学校事件や秋葉原事件の真似だけはしないでください。

6月8日におもう、心配ごとでした。

2009/6/8記


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