福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

10月21日 神戸 神戸学院大学

2013-10-22 23:51:48 | 日記
昨日の神戸学院大学での講演会について、
   同大学の学生さんからご報告をいただきましたので紹介します。

   

講演会は神戸学院大学の神戸ポートアイランドキャンパスで行われました。
収容人数200人ほどの教室で行われました。神戸学院の学生以外に一般の方々も多く参加していました。

講演会は2部構成で行われました。

第1部ではアメリカから招いた、冤罪被害者のカーティス マッカーティさんと
フェルナンド バミューデズさんからお話を聴きました。
冤罪で逮捕されるまでの流れ、冤罪被害者の刑務所での生活など
経験した人でしかわからない生の声を聴くことができました。

第2部では西コネチカット州立大学准教授のジョージ ケインさん、
福岡事件最新請求運動を支援する会代表の古川龍樹さん、甲南大学法学部准教授の笹倉香奈さんのお三方から、
なぜ冤罪が生まれるのか、死刑は必要なのか、ということについてのお話を聴きました。
ジョージさんは警察官でありながらも、なぜ死刑廃止という立場をとるのか、
なぜ死刑がなくならないのかについてお話をしていただきました。
古川さんは福岡事件について、再審特例法案についてお話をしていただきました。
笹倉さんはアメリカのイノセンスプロジェクトの活動、それがアメリカに及ぼした影響についてお話をしていただきました。

講演のあとはパネルディスカッションがあり、参加者とパネラーが意見を交換していました。


僕、個人の感想を載せます。

アメリカの冤罪被害者のカーティスさん、フェルナンドさんの話はとても印象的でした。
講演前はお二人とも笑顔で僕らと談笑をしていたのですが、講演が始まると顔つきが変わりました。
カーティスさんは涙ぐむ場面もありました。それぐらい辛い経験だったのだと感じました。
実際には僕なんかが想像する以上に辛く苦しい経験だったと思います。
改めて死刑の恐ろしさを痛感させられました。

2部のお三方の話からはやはり死刑を我々が知らないことが1番の原因だと思いました。
また古川さんが、私たちが死刑を知りたいと思っていないことにも問題があるとおっしゃっており、
確かにどこか他人事としか考えていないところがあるのではないだろうかとも考えさせられました。

アメリカの冤罪被害者の方にお話を聞けるという経験はとても貴重なものでした。
これからも再審運動に協力して行きたいと思います。

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