少し遅くなってしまいましたが、東京での会の報告をいただきましたのでご紹介します。
(写真は使いまわしです。当日の臨場感をお楽しみください。)
10月26日(土)に福岡事件全国キャンペーンの東京集会が行われました。
当日は午前中に街頭ビラ配りが行われる予定でしたが、あいにくの雨。
というわけで昼食をゆっくりと食べてから準備に取り掛かることになりました。
さて肝心の集会の内容ですが、プログラムは2部構成となっており、
第1部では福岡事件/再審運動の概要が収められたビデオが上映され、
次いで宮本弘典教授(関東学院大学)より我々が今一番注目している再審特例法案について講演していただきました。
休憩を挟んで第2部では、アメリカからのゲスト3名と世界的に有名な写真家であるトシ・カザマさんに講演していただきました。
アメリカからのゲストのうち、フェルナンド・バミューデズさんとカーティス・マッカーティさんは
有罪判決を受け在獄中に再審無罪が確定したという経歴の持ち主であり、
それぞれ自分が何故冤罪に巻き込まれたのかということや在獄中での体験、
そして冤罪がいかに自分たちの人生を狂わせたかについて講演していただきました。
ジョージ ケインさんは西コネチカット州立大学の教授であると同時に
リッジフィールドのPolice Commission(警察を監督する委員会)の役員でもあり、
その立場からアメリカでの刑事司法の動向について講演していただきました。
最後にトシ・カザマさんからは自身が写真に収めた死刑場の話や、
自分と交流のあった死刑囚の話など非常に貴重なお話しを聞くことができました。
非常に多彩な顔ぶれで、かつ濃密な集会の内容を
ここまで簡略化してご紹介するのも気が引けますが、以上が当日の集会の内容紹介となります。
最後に集会に参加して私の感想も少し述べてみたいと思います。
私が今回一番印象に残ったことは、トシ・カザマさんや他の講演者の方が、
お話されながら感情が高ぶり涙ぐむ場面に出会ったことでした。
死刑や冤罪を許されない不正義であるとか、無実の罪で処刑された西さんの無念と言葉では理解していても、
私にはそこまで感情移入したことはないだろうというのが正直な話です。
やはり頭でわかることと心で分かることには差があるなというのが強く感じさせられました。
そして、その差をつくるものはなんなのだろうか?知識の問題なのだろうか?人生経験の差なのだろうか?
私にはまだわかりません。やはり、いろいろな意味で「勉強不足」なのだとは思いますが・・・。
制度的な話ではなく、感情的な話で恐縮ですが、けれどそこもとても大事なことだと思いました。
その意味でも大変勉強になった集会です。
そして自分が学んだことをいかに再審運動にフィードバックしていけるか?
考えたいことややりたいことは山積みで何から手をつけていいかわからないくらいですが、これからも頑張っていきたいです。
鈴木
(写真は使いまわしです。当日の臨場感をお楽しみください。)
10月26日(土)に福岡事件全国キャンペーンの東京集会が行われました。
当日は午前中に街頭ビラ配りが行われる予定でしたが、あいにくの雨。
というわけで昼食をゆっくりと食べてから準備に取り掛かることになりました。
さて肝心の集会の内容ですが、プログラムは2部構成となっており、
第1部では福岡事件/再審運動の概要が収められたビデオが上映され、
次いで宮本弘典教授(関東学院大学)より我々が今一番注目している再審特例法案について講演していただきました。
休憩を挟んで第2部では、アメリカからのゲスト3名と世界的に有名な写真家であるトシ・カザマさんに講演していただきました。
アメリカからのゲストのうち、フェルナンド・バミューデズさんとカーティス・マッカーティさんは
有罪判決を受け在獄中に再審無罪が確定したという経歴の持ち主であり、
それぞれ自分が何故冤罪に巻き込まれたのかということや在獄中での体験、
そして冤罪がいかに自分たちの人生を狂わせたかについて講演していただきました。
ジョージ ケインさんは西コネチカット州立大学の教授であると同時に
リッジフィールドのPolice Commission(警察を監督する委員会)の役員でもあり、
その立場からアメリカでの刑事司法の動向について講演していただきました。
最後にトシ・カザマさんからは自身が写真に収めた死刑場の話や、
自分と交流のあった死刑囚の話など非常に貴重なお話しを聞くことができました。
非常に多彩な顔ぶれで、かつ濃密な集会の内容を
ここまで簡略化してご紹介するのも気が引けますが、以上が当日の集会の内容紹介となります。
最後に集会に参加して私の感想も少し述べてみたいと思います。
私が今回一番印象に残ったことは、トシ・カザマさんや他の講演者の方が、
お話されながら感情が高ぶり涙ぐむ場面に出会ったことでした。
死刑や冤罪を許されない不正義であるとか、無実の罪で処刑された西さんの無念と言葉では理解していても、
私にはそこまで感情移入したことはないだろうというのが正直な話です。
やはり頭でわかることと心で分かることには差があるなというのが強く感じさせられました。
そして、その差をつくるものはなんなのだろうか?知識の問題なのだろうか?人生経験の差なのだろうか?
私にはまだわかりません。やはり、いろいろな意味で「勉強不足」なのだとは思いますが・・・。
制度的な話ではなく、感情的な話で恐縮ですが、けれどそこもとても大事なことだと思いました。
その意味でも大変勉強になった集会です。
そして自分が学んだことをいかに再審運動にフィードバックしていけるか?
考えたいことややりたいことは山積みで何から手をつけていいかわからないくらいですが、これからも頑張っていきたいです。
鈴木