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[脳&食育]DIET講座(177) 「食の安全対策」~ 「魚介類」~安心な魚の見分け方

2010年08月03日 | 食育とダイエット

環境ホルモンの一種である猛毒の「ダイオキシン類」の人体への取り込みは、
食物経由が約98パーセントです。
その内、約86パーセントは魚介類からです。

魚介類からの比率が高いのは、海が汚染されているからです。
海の汚染原因は、農業・工業・生活の廃水です。

すなわち、私たち自身が汚染させている犯人です。
その当人が海から復讐を受けていると認識すべきです。
決して、魚や貝などが悪いのではありません。

a.回遊魚(赤身魚→マグロ=汚染度:0.30pg/g)
広い海を季節によって移動しているので、汚染度は低い。
但し、地中海の一部のクロマグロが高い濃度で汚染されている。
(大トロ:23.87pg/g、中トロ:15.65pg/g) 2004年水産庁調査

b.近海魚(白身魚→スズキ=汚染度:8.0pg/g)
河川からの有害化学物質(水銀、農薬類、廃棄液、生活排水など)の
排出や船底塗料や漁網に使われている有機スズで近海が汚染されている。
特に、人口密集地、工業地帯の近海ほど汚染度が高い。

c.養殖魚(ハマチ、ブリ、マダイ、ヒラメ、クルマエビ 、ウナギなど)
狭い生けすの中で大量に養殖するために、病気予防の抗菌性物質(抗生物質など)
が使われている。最近はワクチンが使用されている。
養殖魚は化学物質による汚染のほか、海中のプランクトンを餌にしていなので、
天然のブリなどに多く含まれている「EPA」や「DHA」の有益成分は少ない。

以上の通り、近海魚や養殖魚は回数多く続けて食べないことです。
それらを食べるときには、「下こしらえ」「調理方法」に工夫が必要です。
次回から「50品目以上」を目標に
「安全に食べる知恵」についてブログの後半に追記します。
男性の方は、奥様へ情報を差し上げてください。

なお、有害化学物資による「汚染度調査」による「評価」「対策」については、
現在発売中の普及CD版「食育・ダイエット」プログラムの
「特別企画」に組み込んでいます。

お申込みは~DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室

[脳&食育]DIET講座(176) 「食の安全対策」~遺伝子組み換え作物・食品の問題点

2010年08月02日 | 食育とダイエット

市場には、大豆製品をはじめ遺伝子組み換え食品があふれています。

米国産の大豆の約92パーセント、トウモロコシの約80パーセントは
組み換え作物です。 (2008年・米国農務省)

消費者には判別できないのが現状です。
その原因は「表示義務」の規制の仕方、すなわち、政治の問題です。

遺伝子組み換えの
「表示義務なし」の食品の主な物は以下の通りです。

○醤油 ○大豆油 ○コーンフレーク ○コーン油 ○菜種油、
○マッシュポテト ○ジャガイモ加工冷凍・缶詰製品など

ファーストフード店やファミリーレストランなどの「フライドポテト」は、
加工されて輸入されたものが多く使用されていますが表示義務がありません。
それらの食品は、1996年9月に厚生省(厚労省)が「安全」と判断し、
米国から多く輸入されています。

「遺伝子組み換え使用」と表示義務の食品は、
○高オレイン酸大豆とその大豆油、それらの製品

「遺伝子組み換え使用」または
「遺伝子組み換え不分別」と表示する食品は、
○豆腐 ○納豆 ○みそなどその他の食品

すでに日本でも某県において遺伝子組み換え作物が試作されています。
消費者としての対抗策は、それらの食材・作物を「買わない」ことです。

政府が安全と言っても、EU並みに厳しい対処が必要です。
「買わない→売れない→仕入れしない→生産しない→市場から消える」
実際はこのような単純なものではありませんが、努力は必要です。

開発時から遺伝子組み換え作物による
自然環境への影響が懸念されていました。

自然はその摂理によって生態系が守られています。
その生態系がそれらの改造生物によって乱される危険性があるのです。
当初から懸念されていた生態系への影響が
我が国においてすでに現実となっているのです。

「三重県内の国道沿いに生えていたアブラナ科の雑草に似た食物から、
特定の除草剤が効かないよう組み換えされた菜種の遺伝子が検出された。
輸入した遺伝子組み換え菜種が輸送中にこぼれ落ち、雑草のイヌガラシと
野外で交雑した可能性が高く、人為的につくられた遺伝子が近縁の植物を
通じて生態系にさらに拡散する懸念がある。」
(2010/07/03西日本新聞朝刊より抜粋引用)

この報道は、種を超えて組み換えた改造生物の遺伝子が野生植物に拡散し、
生態系を乱す可能性を示唆しています。人間の力では阻止できません。
当初から警告されていた恐ろしい事態が静かに進行しているのです。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室