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自然治癒力を弱める酸化した油

2011年05月30日 | 自然治癒力
[脳/食育/自然治癒力/DIET]講座(248)


脂質は脳と体に必須の物質ですが、
酸化すると毒性の強い物質に変化します。
特に「多価不飽和脂肪酸」のオメガ6脂肪酸(リノール酸)は、
酸素だけでなく、熱、光にも弱く酸化しやすいのです。
酸素に反応すると危険な化合物が生じます。

酸化した油(酸化脂肪)の有毒性は、
活性酸素(フリーラジカル)が関わっています。
活性酸素は極めて反応性の高い分子であり、
連鎖的・爆発的に化学反応を促進させて、
細胞膜やDNAを損傷させます。

すなわち、ガン、動脈損傷、炎症、変性疾患を促進し、
脳や体の細胞や組織の老化を早めます。


◆調理済みの「古い油」、酸化した「茶色の油」は、
 自然治癒力を弱める油です。

一度高温になった油の再利用は、
自然治癒力を弱める原因になりますので、
使用しないのが賢明です。
油料理の際、一度で使い切る量で調理し、
捨ててください。使用済みの油は「もったいない」と思わないことです。

また、ポテトチップ・メーカーやレストラン、ファーストフード店など
外食産業で繰り返し長時間使われている油は、
酸化し茶色に変色します。

それらの変色した油で調理された食品や料理を食べていると、
毒性化合物が血中に入り、
「酸化ストレスが生じ、動脈内壁に直接的な機能低下が起こっている」
と指摘されています。

「トンカツ」「串カツ」「コロッケ」など調理されている油を見ていると、
黒茶色の油で揚げられています。
コロモをかりっとさせるために、
飽和脂肪酸の塊のラード(白い脂身)が混ぜられているケースがあります。
それらの店の調理人は、気化した粒子を吸い込んでおり、
心筋梗塞、脳梗塞に罹る可能性が高いのではないかと推測します。

良心的な「天ぷら料理」などの店の油は、
薄黄色の透明な色をしています。


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