我が家ではアップルパイが好きなので
りんごの紅玉が手に入ると、沢山フィリング用に煮て冷凍しておく
あとは、冷凍のパイシートがあれば、思い立った時にすぐ焼ける
風邪は引いていたけど、食べたい食べたいアップルパイ
とうとう、クマさんにパイシートを伸ばしてもらって
アップルパイが完成した
へへへ っと、ひと切れ、小さいのを食べたけど
いかんせん、風邪のせいで味がしない
せっかく作ったのにぃ~
パイは、クマさんと母のお腹に少しずつ消えていった
冷蔵庫に入れると美味しくなくなるので、
ラップをかけて廊下の階段の上に置いておいた
パイが1/3くらいに減ったころ
かあちゃんの風邪も少しは良くなり、
ひと切れくらい、いただこうかと、コーヒーを淹れたところ
階段にあるはずのパイが消えた
???
ここで、クマさんと言いあい、どなり(?)あい
どこに置いた?
いつもの廊下に置いた
ないじゃん
最後に食べたのは誰だ?
私は食べていない
んじゃ、僕?
二人で再度廊下を探索して、ふと気がついた
まさか
まさか
もう寝ている母の部屋に行ってみたが、テーブル周辺にはない
もしかして、と、冷蔵庫を覗いてみたけど、やはりない
やっぱり、クマさんが呆けたかと、むっつりしたら、気がついた
冷蔵庫の横にあるシンクの隣に、見覚えのある皿が干してある
それも、ラップもついたそのまんま……
1/3のパイ、全部母一人で食べたんか?
結局、今回のパイ、母ちゃんは、ひと切れしか食べられんかった…