ある小春日和の日の出来事

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仕事柄いろんな企業の立派なオフィスビルを訪問するのですが、
私は玩具メーカーやお菓子メーカーを訪ねるのが大好き。
受付エントランスには、
たくさんのキャラクター玩具や美味しそうなお菓子が並んでいて
待ち時間にそれらをじっくり眺めるのがとっても楽しい。
う～わ～い！いっぱい！いっぱーい！ってなもんです。

駒形のバンダイビルなんて、アンパンマンはいるし、
ガンダムはいるし、たまごっちやシナモン、プリキュアなどなど、
遊園地のようなのような賑やかさ。
エレベーターなんてキャラクターの声で喋るんだよん。
扉が閉まると「アムロ、行きまーす！」、
フロアに到着すると「到着だ！（by仮面ライダー）」といった具合。
「アムロ、行きまーす！」が響き渡るエレベーターの中で
大のオトナ達が無表情にフロアサインを見つめている様は
かなりシュールで面白い。

有名企業ともなると、受付嬢もとっても綺麗で華やか。
「女の子はやっぱり、こうじゃなくっちゃねっ」と
思わずニンマリしちゃう美人さん達が、
「いらっしゃませ」とにこやかに迎えてくれるのも嬉しい。
女性だって美人は好きなのだよ。

今日はそんな楽しい
某玩具メーカー（注：バンダイじゃないよ）への訪問日。
初めての訪問だったので、ちょっと緊張しつつ、
それでもショーケースに並んでいる魅力的なオモチャ達を
しっかりチラ見しながら受付に向かいました。

受付嬢が２名スタンバってました。
仮に受付嬢ÅとＢとしましょう。
もちろん二人ともとっても可愛い。

受付嬢Ａは受付嬢Ｂよりちょっと先輩な感じ。
しっかり者のお姉さんタイプ。水野真紀風。

受付嬢Ｂはいかにも新人さんといった初々しさ。
こちらは海老ちゃんＯＬといった感じ。

受付嬢Ａは、
他の訪問者に接客のお手本のような美しい応対をしていたので、
私は受付嬢Ｂに、記入した「訪問者カード」を渡しました。
それを受け取った受付嬢Ｂは、
「お預かりいたします。それでは少々お待ち・・・・」と
最後まで言い終わらないうちに、

くちゅんっ

と、可愛いクシャミをしたんだな。
そして慌てて、
「し、失礼いたしましたっ」って言ったの。
受付嬢Ｂの顔には、紛れもなく「恥じらい」の表情が浮かんでおりました。

恥じらい。

くーっ！無いね、無いね、今のあたしには！
恥じらいを　忘れ続けて　十余年
母さん。僕のあの「恥じらい」。何処へ行ったのでしょうね（野生の証明）
おててで頬を押さえて「恥じらい」。な～む～

感激した私は思わず、
「かわいー」と声に出して言ってしまいました。

顔を赤くして益々恥らう受付嬢Ｂ。
「ほんまやねぇ」とニヤける訪問者達。

良いモンみたね～と、
受付カウンター全体がピンク色の淡い空気に包まれました。

ただひとり、受付嬢Ａだけを除いて。

・・・・・。

こっわーい！

教訓：女性の前で別の女性を褒めてはならない

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この話を友人にしたところ、
「お前は、オヤジかっ！」と言われました
だってぇ～、可愛いかったんだもん。
・・・反省。

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現在118位。一度下がると中々上がらないね～。34位まで行ったのにぃ！