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唯物論者黒川敦彦氏のベーシックインカム論は国を亡ぼす毒になる

2023-01-26 00:37:50 | 政治
唯物論者というのは、政治思想的に見ると、基本的に正と邪が入れ替わるようです
このNHK党幹事長の唯物論者と思われる黒川敦彦氏もまた、その例にもれないようです


ひょんなことからこの黒川氏について興味を持ち、この人の政治志向について調べていくうち、三橋貴明さんの動画に行きつきました
この動画を見ていると、司会の三橋さんもまた、「MMTを認めたうえで、各自が自由にやればいいんじゃないですか?」と言っています
私は、そんな彼の哲学性の欠如について、影響力が大きいがゆえにこそ危ういものを感じます
前々から言ってきたことですが、三橋さんの残念なところは、ご自身の学問に、「人間学」が根本的に不足しているところです
この三橋さんと黒川さんの対談を見ていると、お二人とも宗教的素養が欠けている方々なので、議論が本当に薄っぺらく感じるんですよね
お二人とも、マックスウェーバーの思想を勉強したことは、おそらくないんでしょう

ベーシックインカムという考え方の根底には、人間を単なる歯車のようにとらえている節があるんですよね
人間は歯車のようなものだから、政府がお金を配ればそのお金を使って買い物をする。そうすると需要が増えるから、景気が良くなる
まあ、そんな風に考えているんでしょうが、政府がお金を配るというのは、基本的に資本主義の精神に反するんですよね
政府がお金を配るというのは、基本的に「社会主義の精神」なんですよ
資本主義の精神は、基本的に「自分の所得は自分で稼ぐ」であり、「働かざる者食うべからず」なんです
そして、「社会の一員として、モラルをもって自らの義務を果たす」ということが、資本主義の基盤となる倫理観なのです

ベーシックインカムというのは、基本的に国が給料を保障するという事であり、個人の労働の義務を放棄させる考え方なのです
もっと言えば、「社会主義の精神」というのはこういう事です
「個人の所得に対して責任を持つのは国家」、「子供を教育する義務を負うのは国家」、「高齢者の生活を保障する義務を負うのは国家」
個人は自分たちのために使うお金も含めて誰にも何の責任を持たない。。。ということです。。。これが社会主義の精神です
MMTが無限の通貨発行をもし認めるのならそういうことになります
でも、どれだけ通貨を発行したとしても、国民が価値を創造しない限り、通貨は希薄化する、つまり価値が下がる一方なんですね

ここで一方の資本主義の精神の代表といえる、ザ・ファクトの意見を聞いてみましょう


アーノルド・トインビーという社会学者の分析によると
「文明が興隆するときは、かならず同時に宗教が繁栄する」という法則性があると言います
これは資本主義は宗教的倫理観の裏付けがあるところに生まれる、と主張するマックスウェーバーの分析と同じものです
文明や文化の栄枯盛衰は、宗教的倫理観の興隆とともに起き、宗教的倫理観の衰退とともに廃れるのです
つまり、国民がモラルを失い、勤勉に働き他の人の役に立つこと善とする倫理観を失うと、国は廃れ滅びていくのです
上の動画の中で鈴木教授が言っているように、社会福祉はモラルを高くするのではなく、むしろ個人のモラルを失わせるものです

宗教を小馬鹿にするなかれ
宗教的真理を無視するならば、人間は勤勉に、誠実に生き、他の人に親切にする根拠を失います
道徳や倫理観の根底にあるのは宗教的な真理だからです
天国・地獄というのは厳然としてあり、人間はあの世(四次元以降)とこの世(三次元)を転生輪廻している存在である
正しい、神の心に適った生き方をすれば天国に帰り、神の心に反する生き方をすれば地獄での反省が待っている
これが単純ですが、宗教的真理です
この単純な真理を知らないで、単に社会福祉的な政策が正しいと思うなら、それは皮相な見方です
何が正しくて何が間違っているのか?それを分けるのが、これからの学問の重要なポイントになっていくことでしょう

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