安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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日本復興に必要な考え方とは

2021-02-16 00:35:21 | 政治
きょう、日経平均株価が30000円を超えた、というニュースをメディアが報じていました
株の専門家と称する人が出てきて解説するには
どうやらワクチン効果を期待して株価が上昇している、との見方があるようです
ただ、この株価が実体経済を反映していないという見方は根強いようで、バブルではないかという意見もあります

私自身はどう見ているか?と言いますと、私は素人ではありますが
これはやはり「投資バブル」であろうと思います
今は証券会社がスマホ決済の株取引をドンドン取り入れて宣伝しているわけで
貯蓄がてら、積み立てのようにして少しずつ株を購入することが流行っているのではないかと思います
つまり、コロナ禍で外に出ることを控えている今、今まで株を購入したことがなかった人たちが新規参入し
手持ちのお金を投資に回しているのではないか?と思います
つまり、この状態は実体経済を反映しているわけでも、ワクチンへの期待でもなく
ただ、余ったお金の流れている方向が、株であり他の投資案件である、ということなのではないでしょうか?
つまり、将来への不安が、積み立て代わりに一般投資家に投資をさせている可能性もあるわけです
アメリカでも、このような状態がいま起こっているようです

私はこの株価を見ていて感じることがあります
それは、「どうにか、楽してお金を増やす方法はないか?」と、多くの人が考えているのではないか?
つまりこれは、勤勉の精神とは真逆の、楽して儲ける方向に、世間が流れていきつつあるのではないか?
と感じるのです
本業で稼げないから、マネーゲームに興じ始めている。。。これは凄く悪い状況のように私は思います

話は変わりますが、私は、日本経済が弱くなった原因のひとつが
この株主の権利が拡大していることにあるのではないか?と思っています
銀行が弱くなって、株主の権限が強くなったことで、日本企業の経営が、相対的に弱くなったと思うのです
実は、いま私が執筆中の電子書籍にも書いていることですが
日本経済を強くするためには、銀行の復活が是非とも必要なのです
皆様は、「会社は誰のもの?」という問いに、答えることができるでしょうか?
「会社は株主のもの」、そうお答えになられた皆様、正解です。。。確かに正解なんですが。。。
ただ、私が言いたいのはですね
株主が会社の持ち主である。。。本当にそれだけでいいのか?ということなんです
ここが今回の日記の中核論点です
例えば、会社にはお金を貸している銀行さんがいます。売掛金を持っている取引先もいます。
それだけじゃないです。。。開発に携わってきた研究者、営業、現場労働者、全ての人がその会社を育ててきたのです
なのに、株主だけがその会社の持ち主だって?。。。それおかしくありませんか?
会社には付加価値というものがあります。看板とかのれんというものがあります
その付加価値を作ってきたのが、従業員であり取引先であり、バンカー(銀行員)でもあります
つまり、私が言っているのは、「今の制度上における株主の権限が大きすぎる」、ということなのです

結論を言ってしまうと、日本経済を強くしたければ、株主の権限を弱くし、銀行の長期貸しを奨励すべきです
つまり、長期的視野に立って企業を育てる銀行が必要なんです
「株さえ持てばその会社を自由にできる」この考え方の中からは、マネーゲーム的な利益主義しか出てきませんよ
もっと長期的視野に立って、会社を育てるという目が必要なんです
日本には長期信用銀行のような銀行が是非とも必要です
マネーゲームに目がくらんで、株式上場で手っ取り早く資金調達するのが昨今の流行りですが
それでは本当の企業が育たない。。。短期的利益だけでは国家戦略は成り立たない
ここを知る必要があります

実体経済が悪くても株価だけが高騰する。。。こんなのはいずれバブル崩壊を招きます
誰もがマネーゲームに興じるような風潮ではダメだと、誰かが言わなければならない
銀行の復活が必要です。。。株主の意向による短期利益の要求に屈することなく
腰を据えた長期的視野の経営が必要です。。。努力精進型の経営がいま、求められています

今日はそんなことを考えていました

それではまた、With Savior!!

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