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前回の日記で本当に言いたかったこと

2023-09-02 02:57:25 | 政治
前回の日記では、「全員参加の政治というだけでは、本当の民主主義にはならない」ということを述べました
その通りだと思います
ただ、前回の日記では、「足りないものがある」とは言いましたけれども、何が足りないのか?については触れていませんでした
これについては私は、折に触れ、機会があるたびに繰り返し述べておかなければならない、と思う事があります

私は、民主主義について考えるとき、一番に思い浮かべるのが、毒盃をあおって死んだ、ギリシャのソクラテスです
プラトンが語らせているソクラテスの数々の言葉は、よくよく読めば、そのいずれもが、当時の社会常識に対するアンチテーゼになっていることが分かるでしょう
いわば、ソクラテスに議論を持ちかけてくる登場人物たちは、極端な考え方の持ち主もいることはいますが
おおむね、当時は常識とされた考え方の持ち主たちであり
今の民主主義の立場から言うと、「常識的で正しい」、と認定されそうな人たちばかりなのです
いわば「多数派」という意見です
その意見の中には、功利主義といいますか、「利益を求める事こそ正しいことなのだ」みたいな主張をする人もいて
そういうのを読んでいると、今のアメリカ的な功利主義的民主主義も、ギリシャの時代にすでにあった考え方なのだという事が分かります
その中で、ソクラテスが追及したのは常に「イデアの世界の視点から見た正しさ」。。。つまり、神の目から見た普遍的な正しさでした

ソクラテスは、そうやって数多くの人々と議論を交わし、最終的に、相手に議論で打ち勝ってしまうため
多くの人たちからの恨みを買い、結果的に、「社会的な騒乱を引き起こした」みたいな罪によって訴えられ、投獄され
当時の法律によって有罪判決を受け、毒盃をあおって死ぬことになりました
当時のギリシャはれっきとした民主主義社会であり、本来は言論の自由が認められていたはず。。。なのですが
それでも、社会の多数が「有罪」と言えば、それは罪となり、法律によって裁かれることになったわけです
「ソクラテスの弁明」は、ソクラテスが支援者たちに長々と語る内容をおさめたもので、ダラダラと語っていて主張が分かりにくいのですが
結論から言えば、多数決の民主主義の危険性。。。つまり、衆愚政治の危険性を語ったものになっているわけです
皮肉なことに、この多数決による民主主義が、全体主義の呼び水にもなる。。。ということを明らかにした内容でもあります

ここで一つ動画をご紹介します

この解説をしている畠山元太郎さん、派手さはなく、常識的な話し方なので、及川幸久さんのような派手さはないのですが
一つだけ、他の人の言わない大切なことを主張して下さっています
その一つが、「どちらかの国を選ばなければならない時は、より信仰心のある国を選べ」というものです
これ。。。。ものすごく大事な視点なんですよ。。。それが分かるでしょうか?
つまり、「アメリカと中国のどちらかを選ぶのならば、迷わずアメリカを選べ」、と言っているんです
確かに、バイデン大統領は最低の大統領ですし、もう国もボロボロなわけですが
それでも、BRICSの誘惑に負けて中国についてはいけない、ということです。。。これは当然のことです
ロシアは本来、ロシア正教の盛んな信仰心ある国なわけで、この国を無神論国家中国とくっつけてしまったのは、アメリカ外交最大の失敗であり間違いなのです
もちろん、大統領がトランプであれば、こんな間違いを犯すことはなく、アメリカがこれほど急激に衰退することはなかったでしょう
結局、ロシアを中国や北朝鮮と近づけてしまったアメリカ。。。そして、ロシアとアメリカの仲介役をやるべきであった日本もまた
外交を間違えてしまった。。。ということです
そこで畠山元太郎氏の最後の言葉が大事なのです。。。「価値観の外交」。。。これが大事なことなのだと、私は思います

今をときめく世界情勢ユーチューバー、カズ石田さんこと石田和靖さんですが
そういう意味で言えば、若干中東びいきが強すぎて、中国を本当の意味での危険因子と認識できていないところが気になります
価値観外交。。。これ、物凄く大切なことで、これを外したら、外交方針を間違えると私は思います
要するに、「どっちかにつけ」ということではなく、「信仰心のある国民が多い国々と連携し、無神論国家を包囲せよ」
ということなんです。。。。そういう「価値観」を大事にする外交を展開しなさいという事ですね
これ。。。。私が言いたいことのズバリそのままなんですよ
民主主義に一番大事なものは「信仰」です。。。宗教心が一番大事なんですよ
この価値観が欠けてしまったら、民主主義は衆愚政治に方向転換していきます。。。そういうことなんです

これを本日の結論としたいと思います。。。それではまた
コメント
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