25日の日経平均終値は、前週末比650円安の2万977円で今年最大の下げ幅だ。
世界景気の減速懸念と、円高の進行が要因で企業収益悪化する中・・この先は、
値上げ実施と消費増税・・円高不況と物価上昇が同時に起こる最悪の事態になるかも・・
世界経済への懸念に加え、円高の進行が株安に拍車を掛け、今月初句1ドル・112円台で、
昨日は約1ヶ月振りに一時109円70銭まで円高進行で、さらに円高になる可能性だ。
欧米は金融緩和に舵を切り、利上げをやめ年内の利下げもささやかれている・・・・
再選を控えたトランプ大統領が、日本に対し円高圧力を強めてくるだろう。
2国間交渉で為替条項を強く要求し、年内100円割れは十分ありと(経済の井上学氏の弁)。
1円の円高でトヨタは400億円、日産やホンダは100億円、キャノンは50億円の・・・
利益が吹っ飛ぶといわれている・・円安の恩恵を受けてきた輸出企業が、
総崩れになれば、輸出頼みの日本経済は一気に冷え込むが一方で輸入品の価格下げで、
消費者にはメリットがあるはずだが、今回は各社が発表した値上げが実施される。
牛乳・ヨーグルト・コカ・コーラ(4月)ポテトチップス・食用油・ベットボトル飲料(5月)
即席麺・映画鑑賞(6月)と続き、原油も1バレル-60ドル近く上昇し、折角の円高も、
値上げ実施と物価安には至らず、秋の消費増税が襲いかかる・・・・・
世論調査では消費増税に際して「家計の見直し」が57.2%だったが、見直す項目の最多は・・
「食費」の59.4%で、2位の「外食・旅行などの娯楽費」は39.5%を大きく上回った。
娯楽は節約済みで、見直す余地なしで、「食費」に切り込まざるを得ないのかもしれない。
1ドル80円だった民主党政権の時は円高不況といわれたが、円高で物価が安かった為・・
暮らしやすかった・・・だが円高不況でありながら物価の上昇により・・
踏んだり蹴ったりの事態になりそうだと(井上学氏の弁)・・・・・
2019年度予算が101兆4564億円と18年度予算の(97兆7128億円)を3兆7437億円を
上回る過去最大を更新したが・・・戦後最長の景気拡大どころか史上最悪の景気後退だ