言葉には、使って役に立つ言葉と、使うとかえってマイナスの効果を生じる
言葉がある・・【バカ】とか【最低】などの言葉は、良い場面で使われないし
使った人間が得することもあまりない…そこへ行くと【ありがとう】という言葉は、
使い勝手が言い、いくら使ってもかまわない良い言葉である。
子供に言葉を教えるなら、まずこの言葉からであろう・・NHKが行ったランキングで、
日本人の好きな言葉で【ありがとう】が一位の地位を占めた・・
人に何かしてもらって、嬉しい時、私たちはごく自然な気持ちで【ありがとう】と言う。
日本人はありがとうを少し使い過ぎの感があるが言って損するわけではない。
方言のありがとうもいい言葉だ・・青森のアリガド-ゴン・岩手のアリガドガンス。
埼玉のアリガトナ・関西地方のオオキニもいい。みんなそれなりの味わいがある。
薄ぺらな考え方ではないが【ありがとう】は感謝の言葉、感動の言葉だ・・・
感謝や感動は心の動きで、理屈でどうこう言う話ではない。
歌人の斎藤茂吉が言っている・・・
【人間は良い物の前では、まず感動したような面持ちをするがいい】
これは覚えておいていい忠告だと思う。いいものは自分にとってプラスであり、
自分の為になるものを粗末に扱うなということだろう。
【ありがとう】は人の気持ちを良い方へと導いてくれる魔法の言葉かも知れない。