アルミホイールのバレル研磨日記

アルミホイールの研磨状況などの紹介

コムスターホイールのポリッシュ仕上げ

2020-04-14 07:31:20 | ホイール研磨
 ついにわが社の近所でも感染者が出ました。
 距離にして1~2Kmの生活圏エリアで、数日前に神奈川や東京に行っていたようです。
だんだんと身近に迫ってきましたね。感染重症化すると最後は一人で・・・。
そう考えると状況が重大と思えてきますよね。娘が都内にいますので心中穏やかではありませんが早く収まってもらいたいと願うばかりです。

 最近、問い合わせでも何件か来てますコムスターホイールの磨きを行いましたので報告しておきます。このコムスターホイールはホンダが考え出した軽量アルミホイールの製法で、プレス技術を駆使して作り上げたホイールで鋳造一体化より軽量です。
ただこのホイールはリベットでカシメられ分解は二度とできないし、デザインは単調でスポーティーさは無いですね。

 3P構造でセンターハブは鋳造の塗装品、スポークとリムはプレス品と転造品でどちらもアルマイト仕上げで、磨く部分はスポークとリム部分。

 作業工程はまずアルマイトを剥離したのちに、スポークとリムをバフ掛けしその後バレル研磨します。アルマイトは硬くて磨きに時間がかかってしまいますので剥離したほうがいいです。



コムスターホイール



板金とカシメで心出しとバランスを可能にしていたとは、当時のホンダの生産技術力は非常に高いレベルです。



アルマイト剥離後リムのみを半自動バフ研磨機で鏡面仕上げしました。



スポーク部分をハンドバフ仕上げ中



スポークとリムのバフ研磨が終わり



バフ汚れを洗浄中



バレル研磨中



完成です。
お客様のほうで塗装します。



キャストホイールもバフ研磨



バレル研磨



完成です。


以上