緻密な計算が 苦手だったから
ソロバンは スケボー代わりにした
奥まで覗き込む眼鏡で
見定めたくない存在まで
認めなくてはならぬ未来を
連想したくはなかったから
ガラガラと 五月蠅い音に 惑わされて
ピコピコサンダル時代を 思い起こした
実際 自らの姿が 見えていた訳ではなかったので
其れは 妄想に 終わった
終わり行く時間までの
カウントダウンを 始めよう
誰かが呟いた瞬間 歓声が上がった
旗印は 良く見えぬ位が 丁度良い
完成してしまった パズルの活用法など
飾る以外には 思い付かないだろう
意外な結末が 私達には
待ち受けている筈だ
穴を開けた悪魔が 微笑むならば
待ちくたびれる前に 木刀を構えよう
火柱なんて 怖くない
こっちには 無数の池が有る
どんな焔だって かき消してみせるさ
消して 燃え上がりはしない
再燃の約束などは 有り得ないのだから
何処まで見渡せるか 実験してみたくて
覗き込んだファインダーが 涙で歪む
雫一つに茶化された事を
未だ 認めたくはなくて
頭を振る
被りものをして
熱中症対策なんだと
言い訳をして
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ミュウ 209.210号 完成♪
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