のたくたと 皿に寝そべる きなこもち
ひよる・ワタクシ つぎは・アナタが
*
正月と言えば 餅
何をどうして合わせるかは 「家庭」次第
その「過程」次第では 次第に支台は覚束ない
とばかりに 仏頂面のアナタが言った
「ちょっと 餅が べったりしすぎじゃない?」
お湯をくぐらすからね
こんなもんでしょう?
「いや、実家では こんなじゃなかった」
あらそうですか
では次回はアナタに塗して貰いまひょっ
アナタ きなこたん 大好きだけんね
アタイ きなこミルクドリンク 今イチ 好かんけんね
という言葉ごと ひよって飲み込むワタクシメ
その「次回」が満を持して きな粉ふりかけて やって来た
そうやな カモはネギしょって来るんやけえ
「餅」は きな粉をふりかけても
「持ち」が良く 決して崩れず いつもニコニコ
「もちもち」していないとネっ。 餅だけに。
なんて言葉も ゆっくりと飲み込む
逸ると駄目だ。 喉が詰まってしまうけんね
そんでもって完成した
ワタシの振りかけご飯ならぬ
アナタの振りかけ餅ってば ぷっくりとしている
そうね 湯にかけてない部分があるけん
これなら私にもできるけえ なんて事は 云わない
要は好みの問題なのだ
私は ベタベタずくても きな粉みっしり派だし
貴方は ぷっくり頬の女の子が 好きだって事なんでしょう
ハフハフしながら食む夕べ
うん、うんまいナ
*
崩れ過ぎ 剥がれ餃子に フライパン
相性の良さ 心次第か
*
狂気の沙汰は金次第とは良く言ったものですが
料理の出来は気分次第の部分が往々にしてありんす。
空腹で「機嫌」が悪くなる私の気分には「期限」ありて
急いで駆け抜けると こんな事になりんす。(言い訳その1)
いつものように フライパンと餃子の逢瀬タイム
いや 久方ぶりで 乙姫様も ビックリンコ
多分 そんな感じで 見詰めていると
あらヤダ 覗き見しちゃあイヤンとばかりに
袖で口元を隠す乙女ばりに 餃子の皮が剥がれやがった
否 フライパンと離れ難かったという事に しておこうか
昔から 餃子は手作りする物だと 知らずに育った
ニンニクやニラが苦手な母だから 既製品を焼いていたのね
そこまでしても 無理して調理してくれた「心持ち」には「乾杯」
ここまで来ても 上手に作れぬ我の「心意気」には「完敗」 なんてふう
所謂「水も油も不要です」冷凍食品風味のアレだ。
強火過ぎたか・・・いや、と 言い訳の台詞を思い付く
「どうやら フライパンが古くなったみたいやわあ」
私のバロメーターは 本当は違う
目玉焼きが焦げるようになったら フライパンの買い替え時
という 不文律がある(何のこっちゃ)
「俺は安いのを何度もじゃなくて高いのを買えば良いと思う」
そんな台詞に胡坐をかいて ティファールとか買っちゃったから
いつか「やっぱり駄目だったやん!」って後悔する羽目になるゾ
と自分の未来をほぼほぼ確定要素と見做しつつ控えめに笑えば
フライパンが カーン!と 小気味良く揺れるのだろう
浅型は一張羅 深型はホームセンターのオリジナルにして
同時進行で様子を見ることにしたのダ
まぁ 使用頻度は不平等だけん 比べ物にはなるまひ?
横目でチラと見やる視線が気に掛かるが
手に入れてしまった物には餌をやらねばなるまひ、と
野菜や肉をしこたま入れて
振る作業に枚挙に暇乞いなのダ
*
彩りは 別々なれば 輝けり
ごった混ぜ田の レインボウ哉
*
毎食の記念撮影は何となく、癖になってはいるが
最近は端折る事も 多くなった気がする
先ずは全体写真 そして個々のオリジナル
個性は必要だけん 拡大して 笑って貰うのダ
「三粒」のイチゴは「蜜部」も多いカナ
ブロッコリーはボイル後に焼き目をつけるがお気に入り
蓮華を垂直に立てた雑炊紛いの何某か、名を名乗れ!
とばかりに見詰めると ハイと応えてくれるだろうか
これで 緑黄色チックになるのだろう
ただただ 狭いファインダーに収まる図は
哀しかりけり
夜明けの虹みたいだ
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母との会話の中で「ひよる」というワードが
頻繁に出て来た時のこと
その度に「キョドる」とか「ビビル」とか「ちびる」
とかいう言葉を思い出しつつ
似たような いや 似ていないような いや 違うんだよなぁ
あと一つ 思い出したい台詞が あるんだよなぁ と
脳裏で蠢いていたのが「チキン」でした。
どんだけ鶏肉好き?(違)
「それで どういう意味なんだっけ?」
「日和る」の元の意味は
「成り行きを見て有利な方につくこと」
語源は「日和見」から
類語は「静観する」など
英語は「compromise」
若者言葉の意味は
「ビビる」「怖気る」
語源は「ひ弱になる」?
類語は「身の毛がよだつ」など
英語は「be scared」
*
日和見感染
ひよりみかんせん、英語: opportunistic infectionは、
健康な動物では感染症を起こさない病原体
(弱毒微生物・非病原微生物・平素無害菌などと呼ばれる)が原因で、
発症する感染症である。
後天性免疫不全症候群(AIDS)などに代表されるように
免疫力低下を招く疾患に罹患している、
臓器移植で免疫抑制剤を使用中である、
あるいは加齢に伴う体力減衰等の要因によって
動物の免疫機能が低下すると、
通常であればその免疫機能によって増殖が抑えられている
病原性の低い常在細菌が増殖し、
その結果として
病気を引き起こすことがある。
すなわち日和見感染とは、
宿主と病原体との間で保たれていたバランスが
宿主側の抵抗力低下により崩れ、
宿主の発病につながるものである。
日和見感染を起こす病原体の中には
薬剤耐性を獲得しているものも含まれており、
いったん発病した場合に
その治療に有効な薬剤が限定されることから、
医学上の大きな問題になっている。
なお、免疫機能の低下により易感染性になった人のことを、
易感染宿主(コンプロマイズド・ホスト、英: compromised host)
という。
*
会話後に母よりライン説明もありました。
「ひよる」は「日和る」と書くよー
天気の「ひより、、日和」と同じだよー
「ひよりみ、、日和見」は、なりゆきを伺っていて、
態度をはっきりさせないこと だって。
「ひよる、、日和る」は、日和見をすること。
あるいは、学生運動から脱落すること だって。
日和見感染って、
「感染しようか しまいか どーしようかなー」って迷ったあげく、
感染してしまうことかしら
なるほどー 小春日和を思い出したけど
意味は全然違うのですね。
免疫がなくなると ウイルスに攻撃されて 身体が日和って
普段かからない病気になるってことか・・
と ここで思い出したのが 花粉症です。
(いやー 最近 目のみならず全身の痒さにヤラレ過ぎ感の日々・・)
そう言えば・・・
父は杉山で遊ぶ幼少期を過ごしたが 罹患しませんでした。
生涯 体内の花粉表面張力が持ちこたえたものか
体内耐性が出来ていたものか・・・謎ですナ。
昨今は消毒し過ぎる傾向があります故
逆に耐性が奪われる恐れもありますナ・・・
いやはや 免疫って大事!!
(働く細胞を思い出しながら)
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