アラ卒寿のメモ帳

国民に役立つ、行政を改革するマイナンバー制度を考える。
今年は令和6年 平成36年 昭和99年 明治157年  

今の給与所得控除はどうなってるか

2017-12-17 01:01:57 | 年金・税金
税制改正で、給与所得控除が一律10万円減らされることになるが、今現在の給与所得控除はどうなってるか。

サラリーマンは必要経費を認められないかわりに、給与所得控除がある。これが、下表のように低い給与のところでは40%もあることは知らなかった。

それが、高くなるにつれ、30%、20%、10%となり、上限は1千万円で220万円控除である。
  給与等の収入金額     給与所得控除額   
             180万円以下 収入金額×40%
             65万円に満たない場合には65万円 
180万円超 360万円以下  収入金額×30%+18万円 
360万円超 660万円以下  収入金額×20%+54万円 
660万円超 1千万円以下  収入金額×10%+120万円 
1千万円超         220万円(上限)

税制改正案では10万円と額であるが、表では40%、30%と率である。
これらの認識がなかったのは、確定申告の手引書にある、控除額早見表でしか、みてないからと思われる。

自営業は複式簿記の帳簿作成をすれば青色申告控除65万円が受けられる。また専従者控除もある。スペシャリストには、給与所得控除も何もない。それを少しでも是正するうえで、今回基礎控除を10万円増やすという。