2012年の会社員やパートの給与の統計が国税庁から発表された。
日刊紙では、それが、平均給与で408万円で、内訳は正規社員が468万円、非正規社員が168万円で、300万円も開きがあるという。
先日のNHKの「NEWS WEB」では、男女別にもう少し詳しくなった表が出ていた。それは次の通り。
正規社員にくらべて非正規社員の格差が大きいことがわかるが、この統計の出所や税法などの法律を知ることで、非正規社員の額が少ない理由を理解しなければならないと思う。
この平均額を派遣社員のかたが見たとき、自分は少しましだと思う人も多いであろう。
まず、国税庁から出てるというが、決して確定申告などの個人からの収入の統計でないのであり、各事業者が毎月税務署に提出している「給与等支払報告書」の集計したものからとっているはず。
非正規社員の一つ派遣社員は、事業者が派遣会社に払う額はもらってないことは誰もが知っている。事業者の提出する給与支払報告書からははずされている。そもそも人件費を減らすために派遣に切り替えているので、支払う額は消耗品と同じ経費の一つであり、給与では無い。しかし政府の給与統計に上がってこないことはない。パソナなど派遣会社がつくる給与支払報告書に載せるから。
疑うわけでないが、経営の苦しい派遣会社が、源泉徴収した額を納付せず給与支払報告書から給与額を除いてしまえば、統計にあらわれないことになる。
この統計でいう女子の非正規社員はよくスーパーなどで見かけるパートのおばちゃんが典型的である。男子の非正規社員は定年後の継続雇用契約等であろう。
統計が男女別に出ているので、給与支払報告書がそこまで分けているかということになり、疑問だが、なにか事業者に提出義務的な全数調査がなければ、正しく出せないと思う。
日刊紙では、それが、平均給与で408万円で、内訳は正規社員が468万円、非正規社員が168万円で、300万円も開きがあるという。
先日のNHKの「NEWS WEB」では、男女別にもう少し詳しくなった表が出ていた。それは次の通り。
正規社員 非正規社員 計 男 521万円 226万円 502万円 女 350万円 144万円 268万円 計 468万円 168万円 408万円
正規社員にくらべて非正規社員の格差が大きいことがわかるが、この統計の出所や税法などの法律を知ることで、非正規社員の額が少ない理由を理解しなければならないと思う。
この平均額を派遣社員のかたが見たとき、自分は少しましだと思う人も多いであろう。
まず、国税庁から出てるというが、決して確定申告などの個人からの収入の統計でないのであり、各事業者が毎月税務署に提出している「給与等支払報告書」の集計したものからとっているはず。
非正規社員の一つ派遣社員は、事業者が派遣会社に払う額はもらってないことは誰もが知っている。事業者の提出する給与支払報告書からははずされている。そもそも人件費を減らすために派遣に切り替えているので、支払う額は消耗品と同じ経費の一つであり、給与では無い。しかし政府の給与統計に上がってこないことはない。パソナなど派遣会社がつくる給与支払報告書に載せるから。
疑うわけでないが、経営の苦しい派遣会社が、源泉徴収した額を納付せず給与支払報告書から給与額を除いてしまえば、統計にあらわれないことになる。
この統計でいう女子の非正規社員はよくスーパーなどで見かけるパートのおばちゃんが典型的である。男子の非正規社員は定年後の継続雇用契約等であろう。
統計が男女別に出ているので、給与支払報告書がそこまで分けているかということになり、疑問だが、なにか事業者に提出義務的な全数調査がなければ、正しく出せないと思う。